宇宙飛行士日本代表に選ばれた現役高校教師の米谷貴信さん（32歳）。「生徒たちに、夢を持ち続けることの大切さを伝えたい」と考えたことが応募のきっかけ。

ユニリーバ・ジャパンは、男性用化粧品ブランド「AXE（アックス）」のプロモーションの一環で、全世界で開催した“AXE宇宙飛行士選抜キャンペーン”において、各国の民間人の中から選抜された総勢25人の“宇宙飛行士”を選出した。日本からは千葉県の現役高校教員が1人選ばれた。

キャンペーンは、“宇宙飛行士は最高にクールであり、どんな女性をも惹きつける魅力を持っている”というコンセプトのもと、今年1月から展開しているもので、「宇宙飛行士を公募する」というブランド史上最大規模となるグローバルキャンペーン。（キャンペーン詳細はこちら）

日本では、7月1日から10月31日にかけてキャンペーンサイト上で宇宙飛行士の公募を行い、1515人からの応募が集まった。得票数上位者を対象に、11月に面接選考を行い、日本代表候補となる3人を選出。12月3日から5日の3日間、アメリカフロリダ州で行われた選抜トレーニング「Global Space Camp」に参加し、最終選考の結果、総勢25人の宇宙飛行士が決定した。

世界各国から選出された宇宙飛行士総勢25人。前列右から2番目が米谷さん。

今回日本から選出された高校教員・米谷貴信さんは、千葉県の公立高校で主に物理を中心に教えている。小学生のころから宇宙に興味を持ち、大学・大学院では宇宙物理を研究。「生徒たちに、夢を持ち続けることの大切さを伝えたかった」ことが応募の背景。選出された25人は、トレーニングを重ね、2014年後半に宇宙船で約50分間の宇宙飛行を体験する予定。