骨と卵   作:すごろく

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どうも、作者です。

オーバーロードに出てくる女性はどの人も魅力的なので
毎回どうしようか困っています。
でも、登場したら強いより可愛いを優先しますよ。
なんてったって、可愛いは正義ですからね。(笑)

でわ、ごゆっくりお楽しみください。



その20 面倒な男と泣き虫な女。

「ぶぇっくしゅん!!」

「花粉症かの?」

もう少しで唾きが掛かる所だったリグリット・ベルスー・カウラウは眉を顰めて問うた。

「違うよ!僕がそんなのに成る訳ないだろう?」

寝そべる竜は答える。

「それで?何の用じゃ?昔話をする為に呼んだ訳でもあるまい?」

「100年の揺り戻しだよ、リグリット。」

「やれやれ、また始まった。この前は火山の噴火じゃった。お主が様子を見て来てくれと言うから、見に行って火砕流は飛んで危ないわ、火山灰で目は痛いわ、散々じゃった。」

「あれは悪かったって謝ったじゃないか。100年も前の事をネチネチ言わないでおくれよ。でも今度は本物だよ。ドラウディロンの所ぐらいで凄い魔力を感じたんだ。あれは絶対、ぷれいやーの物だね。」

「そんなに言うならそこの鎧を動かして自分の目で確かめたら良かろう?こんな年寄りを使わずにの。」

「いや、それは出来ない。目立ち過ぎるからね。」

「面倒臭い男じゃのぉ〜全く。で?具体的にどうして欲しいのじゃ?」

「キーノに頼んでくれないか?彼女なら上手くやってくれる気がするんだ。」

「インベルンの嬢ちゃんかい?もう大分とご無沙汰じゃぞ?」

「嬢ちゃんってそんな歳は変わらないじゃないか。」

「良いんじゃよ。アイツの方がチビだしの。まぁ分かった。頼んでやる。それじゃあの、ワシは行くぞ。」

「美味しい煎餅を貰ったんだ。」

「なんじゃ、やっぱり昔話じゃないか。」

 

ーーーーー

 

「前から思ってたのですが、陛下には竜族の力みたいなものはないのですか?」

「スズキ殿、もうそろそろその陛下は止めてくれんかの?ドラウディロンで良い。」

「なら私の事もサトルで。」

「うむ。サトルは始原の魔法についてどれぐらい知っておる?」

「始原の魔法?いや、全く。」

「竜王が使える魔法での。その名の通り魔法の始まりじゃ。それを今の階位魔法に変えたのがぷれいやーなのじゃ。」

「ほう。それは興味深い。」

「でな。妾もその始原の魔法は使えるのじゃが、代償が莫大なのじゃ。」

「ああ、ペナルティみたいなものですね。どれ程です?」

「100万の命。」

「100万!それはまた、、、。」

「じゃろう?だから実質使えんのと同じ事なのじゃ。」

「でもそれが白金はバンバン使える、と。だから助けてくれと頼んだが断られた。」

「まあ、バンバンは言い過ぎだが妾程は代償は要らん筈じゃ。それなのにアヤツは世界の理だ!とか言うての。口を開けば世界の理じゃ、もう耳タコじゃわい!」

「ああ、その世界の理って?」

「ぷれいやーはこの世界の理を変えちまうので、それから世界を守るのが自分なんじゃと。で。ビーストマンが妾の国民を食うのも世界の理に入っているから助けない。勝手な奴じゃ!」

「正義の味方みたいな?」

「昔13英雄とかに居ったから、その時の気分が抜けきって居らぬのじゃろ?兎に角、面倒臭い男じゃから関わらん方がサトルの為じゃぞ?」

「ご忠告ありがとうございます。」

 

ーーーーーー

 

「ぶぇっくしょんっ!!」

「主にはエチケットの概念が無いのかの?」

口から煎餅を撒き散らした竜を睨みつけて老婆は問うた。

「悪かったよ。手が短いのと口が大きいのとで中々難しいんだよ。」

「本当に面倒臭い男じゃ、、、。」

 

ーーーーー

 

「実はの、サトル。相談したい事があるのじゃ。」

ドラウディロンが切り出した。

ここ数日タイミングを計っていたのだ。

「何です?」

カップを置いて尋ねる。

「うむ。言い難いのだが、、、救国の英雄にの、、、筋違いは分かっておるのじゃ、、、だがの、、、」

「ドラウディロン!」

「ハイっ!」

「はっきり言わないと分からんじゃないですか。」

「実はの、この国のこれからについてなのじゃ。息子殿が進めておるビーストマンとの不可侵条約には初期支援が盛り込まれておる。しかし我が国にも余裕はない。そこで帝国や王国とパイプのあるサトルに口を利いて貰いたいのじゃ。厚かましい願いは重々承知だが背に腹はかえられぬ。恥を忍んで頼む。」

「分かりました。元々この話は私から出たもの。両国の支援を仰いでみましょう。」

「本当か!?」

「ええ。では早速ちょっと行って来ます。」

そう言って転移門を潜って行ってしまった。

「フットワークの軽い方ですな。」

「全くじゃ。頼りになる男じゃ。骨じゃがの。」

 

ーーーーー

 

「ちっす!ジル居る?」

「うわっ!急に出て来るなよ、心臓が止まるかと思ったぞ。」

「そんな毛の生えた心臓が止まるものか。それより暇だろ?ちょっと付き合え。」

「生憎、今から会議だ。皇帝はお前の考えている様に暇ではないのだ。」

「どうせ眉間に皺寄せて座ってるだけだろ?ほら、行くぞ。」

「コラ!ちょっと待て!人の話を聞かんか!会議だとゆーとろーが!抱き抱えるな!皇帝だぞ!コラ!」

 

「皇帝陛下。会議の時間ですが?・・・あれ?」

ロウネは落ちていたメモを拾った。

 

『ジルをちょっと借りる サトル』

 

ーーーーー

 

「何処だ!ここは!?」

「ラナーの家」

「なに!何故俺があの女の家に来なければならんのだ!」

「あら。サトル様にジル。いらっしゃい。」

「貴様!何故呼び捨てだ!しかも馴れ馴れしいぞ!」

「やあ、ラナー。ちょっと付き合ってくれ。」

「何方へ?クライムも一緒で構いません?」

「構わんぞ。」

「クライム!クライム!お出かけよー♪」

「ハイ! ゲッ!サトル様とジル!」

「いー加減しろ!お前ら!せめてジルクニフと言え!」

「ハ!失礼しました。いつもの癖でつい、、、」

「クライム?お前ヤツレてないか?」

「フン!どーせ毎晩そこの淫魔に責め立てられているのだろう。ご愁傷様なこった!」

「まあ詳しい話は向こうでする。戸締りだけしてな。」

「だから抱えるなと言っておるだろう!」

「きゃ!初めてのお出かけですね、クライム。」

 

ーーーーー

 

「帰ったぞ。」

「ゲッ!お前はドラウディロン!」

「お帰りなさい。ジルと、、、そちらは?」

「ジルって呼ぶな!」

「初めまして。元リ・エスティーゼ王国第3王女のラナーです。こちらは夫のクライム♡」

「おお!其方があの黄金姫のラナー殿か!ようこそ、竜王国へ。妾は女王をやっておるドラウディロンだ、宜しく頼む。」

「サトル!貴様よりによって私の嫌いな女1位と2位に合わせて何を企んでいる!」

「まあ!私が2位ですって!」

「お前がダントツで1位だっ!」

「なんだ?皆仲良しじゃないか。なら話は成ったも同然だな。」

 

「「「どこがだ!」」」

 

ーーーーー

 

「では竜王国のビーストマン支援策を私たちにサポートして欲しいと言う事ですね。」

「そうなのじゃ。情け無い話、そのビーストマン襲撃で我が国には全てを賄える余力が無いのじゃ。それてサトルに無理を言ってお2人を呼んで貰ったと言う訳じゃ。」

「う〜ん。王宮を出た私が大してお役に立つとは思いませんが。」

「フン!白々しい事を言うな。影でザナックを操っておるのは先刻承知だ。」

「まあ!流石、天下の帝国。アンテナが高うございますね。

「煽ても何も出んぞ。それと帝国はこの件には関わらんぞ。何の利益も見込めん事に血税は投入出来ん。」

「アラ?髪も薄いのに人情も薄いお言葉ですわね。」

「誰が髪が薄いのだ!私の髪はホラ、ちゃんと有るわ!」

「ラナー殿、あまりジルを刺激しないでくれ。」

「だから、馴れ馴れしく呼ぶな!大体、今日はいつもの形態と違うではないか?」

「形態ゆーな」

「なんだ、ジルは女王の秘密を知っていたのか?それならそうと教えてくれていれば良かったのに。」

「てっきりラナーから聞いているものだと。それはスマン。只、これを知らんのはこの国の民とロリマンタイト級の冒険者ぐらいなものだ。なあ?ラナー。」

「それは否定しませんわ。昔から有名ですからね。」

「ええい!妾の事はもう良い!本題じゃ!本題!」

「だから私は関わらん。」

「陛下、それは早計ですわ。」

「何か考えがあるようだな、ラナー。」

「このまま支援が不十分ですとビーストマンは再び人間を襲う様になるでしょう。それはこの竜王国に留まらず王国や帝国にも及びます。しかし一度飼い慣らせてしまえば強力な戦力になるやも知れません。次にこの竜王国との交易です。今は確かに復興中ですが逆に言えば復興景気が期待出来ます。人、物とくれば次はお金。復興支援の見返りとして労働力や物資を買って貰えば宜しいのですわ。私は採算は取れると考えています。」

「しかし竜王国と我々の間にはカッツェ平野があるのだぞ?」

「そのカッツェ平野が今回のキーワードですわ。」

「キーワード?」

「左様です。平野を横切る街道を整備するのです。そうすれば人の往来も盛んになるでしょう。」

「バカな。あそこにはアンデッドがな、、、そうか!」

「お分かりになりましか?」

「そのアンデットはサトルに面倒見て貰うのだな。」

「俺が?」

「はい。そのお力で今度は平野のアンデッドを間引いて下さいませ。そうすれば事業はよりスムーズに進みます。」

「そしてそれに冒険者とワーカーを使う、か?」

「流石ですね。冒険者やワーカーは腕力自慢が盗賊などに堕ちてしまわない様な救済の意味合いもあります。帝国と王国が争わない今、冒険者やワーカーも不況になりつつあります。この問題も解決出来るのでは?」

「確かにな。世の中が平和になればあの者たちは仕事が減る。そうなると身を持ち崩す者も出るだろう。それは治安の悪化に繋がる。」

「ですから陛下、これは長期的に見ると三方に利益が期待できるチャンスなのです。」

「ラナー姫は大したモノだな。噂は本物なのだな。」

「ああ、こいつの頭の中はバケモノなのだよ。」

「で。どうだ?ジルクニフ。乗るか?」

「帝国に利があるなら長として見逃せん。分かった、乗ろう。」

「ではラナー。詳しい段取りの手順を頼む。」

 

ーーーーー

 

「マジかよ?ペテル。」

「ああ。さっき組合長からお達しがあってな。カッツェ平野を調査する大規模な調査団を組織するんだってよ。それでその護衛の為の冒険者を募集するって話だ。」

「それは願っても無い仕事である。」

「そうですね。最近はめっきり仕事も減ってますしね。」

「なら決まりだな。ま、そー言うと思ってもう申し込んじまったがな。」

「流石リーダー。仕事が早い。」

「報酬もそうなんだが、待遇もイイんだよ。現地滞在なんだけど、ちゃんとテントも用意してくれて3食付きだ。」

「おいおい。そりゃ話がうますぎねーか?」

「組合、と言うか帝国や竜王国も絡んだデカい事業だってよ。」

「それはスゴイのである。」

「それじゃあ当分仕事に困らないですね。」

「そーと決まったら前祝いだ!おーい!酒と料理だ!」

「全くルクレットは現金だな。」

「「「ははは」」」

 

(3食付いて寝る所もある!)

1番安い定食を3人で分けて食べていたアルシェは思わず聞き耳を立てていた。

帝国を出る時に渡された金はそろそろ心許なく、幼い妹たちにもひもじい思いをさせていた。

 

「あのぉ〜。私を仲間に加えて貰えませんか?」

 

ーーーーー

 

「酷い親も居たもんだ。」

「全くである。許せんのである。」

「それでアルシェちゃんは逃げて来た、と?」

「はい。他にも理由はあったんですが、、、」

アルシェは世界を滅亡させる魔王の事は言って無かった。

言った所で信じては貰えない。

気味が悪い変な奴と思われるだけだ。

「イイじゃないですか。人それぞれ、何かのワケはあるものですよ。仲間に入れてあげましょうよ。」

「へー、ニニャが自分から意見を言うなんて珍しいな。」

「俺は構わねーよ。」

「私も良いのである。」

「なんだあ?お前ら。じゃあ反対する理由がないな。」

「ありがとうございますっ!精一杯頑張りますっ!」

「じゃあ目出たく仲間が増えたって事で、先ずは自己紹介だ。チーム名は"漆黒の剣"俺はリーダーをやってるペテル・モークで戦士職だ。」

「次は俺だな。チームの"目"をやってるルクレット・ボルブだ、宜しくな。」

「私はダイン・ウッドワンダー、森祭司である。」

「最後は私ですね。ニニャと言います。魔法を使います。よろしくお願いしますね。」

「魔法を?あ、改めて私はアルシェ・イーブ・リイル・フルト。魔力系の魔法を使います。それでこの2人は妹のクーデリカとウレイリカって言います。」

「クーデリカです。」「ウレイリカです。」

「そっか、そっか。2人ともお利口だね。お腹減ってない?何か食べる?」

「「ハイっ!」」

「こ、これ!2人とも!」

「ハハ!イイって。子供は正直なのが1番だ。おーい!親父!この子らになんかウメーもん頼むぜ!」

「す、すみません。」

「それでアルシェさんは何位まで使えるんですか?」

「お!ニニャ。気になるか?」

「そりゃあ同じマジックキャスターですからね。」

「ハイ。第三位までは使えます。」

「そりゃスゲーじゃん!ニニャでも第二位なのによ!今度の仕事はマジックキャスターが欲しいらしいから、俺たちツイてるな!」

「あと、、、アルシェさんは貴族ですよね?事情は聞きましたが、貴族ってどう思います?」

「「ニニャっ!」」

「まあ良いのである。仲間になったからには命を預けるのだから、こう言う事は最初にお互い腹を割って話た方が良いのである。」

「貴族、ですか?そうですね。色々だと思います。ウチの両親みたいにどうしようも無いのも居ますし立派に領地を守っている人も居ます。旅の途中で聞きました。こちらのラナー姫も孤児院経営などをされているとか。」

「ですよね。ごめんなさい。変な事聞いちゃって。」

「ニニャは姉ちゃんを糞みたいな貴族に攫われちまってな。今も行方が分からねーんだ。冒険者やってんのも少しでも情報を得るためなんだ。分かってやってくれ。」

「そうなんですか。言葉で言うのは簡単ですが、大変でしたね。でも、きっと見つかりますよ!」

「アルシェさん!ありがとう。」

「よーし!飲み直しだ!」

「ルクレットはそればっかりなのである。」

「「「ハハハ」」」

 

(良かった。フォーサイトの皆んなみたいに良い人たちだ!)

嘗ての仲間を想いアルシェは久しぶりの肉に齧り付いた。

 

ーーーーー

 

「ただいまー」

 

「「あ!サトル様!それと皆さんも!お帰りなさい!」」

 

(こーゆー出迎えってイイよなー、なんか我が家って感じしてさ。)

幼い頃に父を亡くし多忙だった母も留守がちだった鈴木には

待つ人が居ると言う状況がとても嬉しかった。

「土産だ!ジルを送りに行ったついでに帝都で買い物して来た。みんな集めて来てくれ。」

「はーい♪」

「えーと。これは水が出てくる魔法の蛇口。畑の横とかに置いとくとちょっと喉が渇いた時便利だろ?熱中症対策もしとかないとな。それとみんなの服な。女の服はよく分からんからクレマンティーヌに選んで貰った。それとネムには絵本、婆さんには磁力を含んだ膏薬だ、肩こりに効くらしいぞ。そして新婚さんには食器一式。記念日に使うといい。ツアレには包丁とか鍋、いつも美味しく料理作ってくれてるからな。因みにその包丁には魔化を施しといたから切れ味は鈍らんし鍋も早く火が通る様にしといた。ガゼフのは凄いぞ。超軽量アーマー。めっちゃ軽くて頑丈。なんでも竜王国の秘蔵で竜の鱗を使ってるって。」

「それって国宝級ではないのか?」

「だと言ってた。そんなの貰えないって言ったんだけど、どーしてもって聞かないんだよ。」

「おおー!これは軽い!クレマンティーヌ!ちょっと稽古しよー」

「えー。帰ったばっかだよー。」

「ちょっとだから、な?」

「もー、しょーがないなー。ちょっとだよ?」

「そうだ。レイナースを部屋に呼んで。あと帝国からの助っ人さんたち、今夜は慰労会するからって。」

「りょーかい」

 

ーーーーー

 

「お疲れ様でした、スズキ様。帝国で買い物中に万事上手く行ったとフールーダ様より伝言がありました。」

「うん。ジルにも、骨を折って貰ってね。助かったよ。帰ったら宜しく言っといてね。それと。」

「それと?」

「約束だよ、約束。全て片付いたらその呪いを解くって。忘れた?」

「まさか!」

「はは。嘘嘘。冗談だよ。さてと、じゃあ今からやるけど。準備いい?別に痛いとかないけどね。ただ。」

「ただ?」

「うん。多分だけど、レイナースの戦士としてのレベルが下がると思う。どれぐらいかはやってみないと分かんないだ。レベル下がったら四騎士クビになるかも知れない。それでもやる?」

「お願いします。」

「そっか、、覚悟は出来てるって事だね。分かった。じゃ、目を閉じてじっとしてて。いくよ。」

 

「ウィッシュ・アポン・ア・スター。我は願う、この者の呪いを解き給え!」

 

レイナースの体から白く光りだす。

光りは徐々に増しやがて激しく渦巻き消えた。

 

「終わったよ。」

 

「・・・・・」

 

「ほら、鏡。」

 

「ああーっ!呪いが!私の呪いが!うえ〜ん!」

 

「バカだなぁ、泣く奴があるか。ほら、涙を拭いて。折角、綺麗な顔になったのにそれじゃあ台無しだぞ?」

 

「ありがとう、ヒック、でも、ヒック、あんな顔になって、ヒック、フィアンセには逃げられるし、ヒック、親にまで疎まられるし、ヒック、みんな腫れ物に触るみたいに、ヒック」

 

「分かった、分かった。だからもう泣くな。さあ、皆心配してるぞ?下に行こう。」

 

「ハイ」

 

 

 

「「「おめでとう!!」」」

 

「!皆さん!」

 

「レイナースさん、おめでとうございます。これは細やかな村からのお祝いです。ツアレさんが焼いたんですよ。」

エンリが大きなケーキを差し出す。

ケーキの上には"おめでとう!レイナースさん"と書いてあった。

 

「うわ〜ん!」

 

「あ〜あ、また泣き出してしまったじゃないか〜」

鈴木は笑いながら言ってレイナースの頭をポンポンと叩いた。

 

「さあさ、美味しい珈琲が入りましたよ。」

ツアレの声が明るく響いた。

 

 

 

 

 

 




お疲れ様でした。

どうですか?
みんな、可愛い女性に描けてましたか?
もし、えーこんなんじゃねーよ!って方も居たら
ごめんなさいね。
書いた者勝ちって事でお許しください。

じゃあまた、よろしくお願いします。
ありがとうございました。

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