ゼロワン×ニジガク 仮面ライダーゼロワン Rainbow×Rize Part2

「見てみて侑ちゃん!虹だよ!」

気がつくと『俺』は大切な幼馴染…歩夢に呼ばれながら雨上がりの青空に架かっている虹を見る

 

「わぁっ…本当だ〜!すっごく綺麗だね〜!!ねぇねぇ歩夢…虹の向こうにはね…」

 

『俺』は美しく空に架かる虹を見ながら虹の向こうに関する話を…

 

いや待て、俺は『侑ちゃん』じゃない…

俺は 飛電或人だ…

 

「どうしたの?侑ちゃん、険しい顔をして」

「え…いや…」

 

そこで俺の視界は途切れた

 

 

〜〜

 

 

「或人社長、或人社長」

目を覚ますとイズが俺のことを何度も呼んでいた…

 

「っ…?イズ…?俺、寝てたのか…?」

 

「はい、ぐっすりと眠られておりました」

 

「たくっ…社長業務でお疲れか?しっかりしろ…」

俺達はレイダーの反応があったお台場へと向かっている

 

話によると、レイドライザーを奪って逃走した人間は…あのシンクネットに関わりがあると判明している

このままじゃまずい事態になる…

 

「にしても、社長さんよ〜あゆむって誰だ?寝てる時あゆむって呟いてたぞ?」

 

「えっ…」

 

思わず戸惑ってしまう

そして、夢に出てきた女の子で俺はその子の幼馴染だったと不破さんに話す

 

「面白い夢だなぁ〜社長が女の子になってその幼馴染と虹を見るなんて…ロマンチックじゃないか」

 

「はい…しかし、単なる夢じゃないと思うんです」

 

「どういうことだ?」

 

思わず不破さんが聞いてくる

 

「…本当にいる人と繋がったような…」

 

俺はあの夢が単なる夢だとは思えなかった

歩夢と侑は本当にいる…そのような感じしかしなかった

 

「夢の話をしているところで悪いが…そろそろ目的地に着くぞ」

 

運転手である唯阿さんが目的地であるお台場に着くと教えてくれた

 

「ここが…お台場」

俺は身構えた

ここに…新たなる敵がいるのだと考えながら

 

 

 

〜〜〜

 

 

「何だよこれって…」

 

俺は倉庫にあるとても大きな機械を見て圧倒された

 

「これはおそらく、並行世界へ移動する装置だ」

 

「雷…」

 

雷こと宇宙野郎雷電

飛電インテリジェンスの社員であり宇宙にある衛星ゼアを整備するヒューマギアであったが、滅亡迅雷.netのスパイとなっていた

その後、再び宇宙開発事業へと戻ってきたヒューマギアである

 

「シンクネットの残党の連中は暴走するヒューマギアを複製しレイドライザーを使いながらここから繋がっている並行世界を侵略するつもりだと思っている…そいつらにはきっちり雷を落としてやらねぇとな」

 

「でも、本当にあの装置は並行世界とつながっているのか?」

 

「それはもう確認済みです」

滅亡迅雷.netの一員であり今はAIMSの

 

「亡、俺も社長と同じく信じられねぇが…」

 

「既にこの装置で並行世界への移動、及び衛星ゼアを利用した通信などは実証済みです」

 

「ああ、まずは簡単な機械をこしらえて実験した結果特に以上無しだった そしてその機械もこの世界に戻ることが出来た どうやら、並行世界にもこういう機械があるみたいだぜ その後俺も使ってみたが問題なく行き来が出来た」

 

「そして、肝心の人間の転送だが…問題なく並行世界への転送とこっちの世界への帰還が可能だった」

 

「なら大丈夫か…にしても、一体誰が並行世界とこの世界を行き来したんだ?」

 

「天津該です」

 

「天津…該が…か」

まさかの人物で俺と不破さんは思わず驚いてしまった

 

「曰く、『この騒動はサウザー課が1000%責任をとらないといけない…私がこの身で確かめよう』と言っていた まぁ…特に何もなかったから良かったんだがな」

 

天津該さんなりの責任の取り方をしようとしたのだろうと心の底で考えた

 

「とりあえず、これを使って並行世界へと移動し彼らの目的を暴く そして、レイドライザーの回収をする」

 

「なら、さっさと済ませちゃおうぜ…」

 

そう言いながら不破さんが装置に近付いた時

 

「…!!これは!!」

 

「亡、どうした!?」

 

亡が手に持っているタブレットを見て驚く

 

「レイダーとマギア反応が…複数確認!それに、仮面ライダーの反応!?数えます…

 

合計で128体の反応を確認!!」

 

「何だと!?」

それと同時に背後で大きな爆音が鳴る

その爆音に驚いて

思わず振り返ってしまう

振り返った先には多くのレイダーやマギアに…

あの、仮面ライダーアバドンの軍団がいた

 

「私達を世界の先へは行かせない気が…やむを得ない、戦うぞ!」

 

「言われなくてもそうするつもりさ!」

 

「ヒューマギアを悪用するやつは…許さない!」

 

「私達も加勢します!」

 

「一発やるかぁ!」

 

エブリバディジャンプ!

 

ランペイジバレット!

 

ラッシュ!

 

ジャッパニーズウルフ!

 

ドードー

 

「「「「「変身!」」」」」

 

掛け声と共に俺はゼロワンメタルクラスタホッパー

不破さんはランペイジバルカン

唯阿さんはラッシングチータ

亡は仮面ライダー

雷は仮面ライダー

へと変身する

 

「まずはここから遠ざけましょう!」

 

「なら一気に吹っ飛すぞ!社長!」

 

「はい!」

 

「ふんっ!」

 

俺はメタルクラスタホッパーの能力であるクラスタホッパーの群れを作り出しレイダー達にぶつける

 

 

「これでも喰らえ!」

ランペイジパワーブラスト!

ランペイジバルカンの必殺技の一つであるランペイジパワーブラストがレイダー達を一気にふっとばす

 

「よし、これで距離はある程度確保出来た!外で一気に叩く!」

 

「或人社長!」

 

イズに呼ばれてふと立ち止まる

 

「イズ、お前は中にいるんだ」

 

「わかりました」

 

イズを装置の近くに待機させ、俺は戦っている皆のところへと向かう

 

〜〜〜

 

「はぁっ!!」

 

亡の鉤爪がレイダーやマギアを引き裂く

しかし、いくら引き裂いても敵は倒れない

 

「一切手応えがない…」

 

「ぼーっとしてんじゃねぇ亡!」

 

戸惑う亡の背後に迫るアバドンを蹴飛ばす雷

 

「すみません…」

 

「まぁ…こんなにやってもまだピンピンしているのはおかしいけどな…」

 

亡と雷はレイダー達に囲まれながらもお互いの背中を任せながら戦う

 

「亡〜!雷〜!!大丈夫か〜!」

上空から亡と雷を心配する声と共に火炎に包まれた鳥がレイダー達を強襲する

「っと!この声は…遅いぞ!迅、滅!」

 

「へへっごめんごめん」

 

「状況は?」

 

炎で焦げた地面の上には火の鳥を模した仮面ライダーである仮面ライダー迅バーニングファルコンと紫色の仮面ライダーである仮面ライダー滅が立っていた

 

「ちょっとまずいところだな…」

 

「ここからは俺たちも加勢する、行くぞ!」

 

滅亡迅雷が揃いレイダーやアバドン達を迎え撃つ

 

 

〜〜〜

 

「くっこれじゃキリがねぇ!」

 

「何体かは倒してるけど…多すぎる…!」

 

斬っても撃っても立ち上がる軍団に俺たちは苦戦していた

まるでゾンビのように何度攻撃しても起き上がってくる

 

「このままではまずいぞ…押し切られる!」

 

「伏せろ!」

 

「っ!」

 

いきなり伏せろと言われて俺達は伏せる

すると俺の真上で槍状のエネルギー体がレイダー達に襲いかかる

そして金色の仮面ライダーサウザーがこちらに近づいてくる

 

「天津該さん!」

 

「どうやら不利な状況みたいだな…だが、私がきたからには1000%大丈夫だ」

 

「いや、大丈夫ではないぞ…この大群は恐らく、私達を並行世界へと送らないように私達が倒れるまで立ち上がってくるだろう…仮に全滅させても私達の体力が限界だ…」

 

「なら…どうすれば…」

 

「なら、社長だけ先に行かせるってのはどうだ?社長、ここは俺達に任せろ 後で必ず向かうからな」

 

「不破さん…でも!」

 

「それしかあるまいな 飛電或人!行け!ここは私達が食い止める!」

 

「私達がこいつらを抑えるから並行世界へと渡るんだ!奴らは一人も並行世界へは渡らせない気でいる!だから、お前だけでも行くんだ!」

 

そう言いながら三人は俺の前を守るかのように戦っていった

 

「わかりました…!先に行かせてもらいます!」

 

俺はイズが待つ装置の元へと急いだ

 

 

〜〜〜

 

「或人社長!」

 

「イズ!」

 

装置の目の前で待つイズに声をかける

 

「俺はこの装置を使って並行世界へ向かう!イズ、俺がいない間会社は任せた!」

 

「私も行かせてください!」

 

「え…」

 

予想外のイズの返答に俺は思わず言葉が詰まる

以前、俺は目の前でイズを失ったことがある

だから、イズをこれ以上危険には巻き込みたくないと思っている…

だけど、イズの眼差しを見て俺は

「…わかった、一緒に行こう!」

イズを連れて行くことにした

何かあれば俺が守る…必ず

 

そして俺は装置を起動させ、作られたゲートにイズと二人で飛び込んだ

 

「行くぞ…!!!」

 

 

〜〜〜

 

 

〜虹ヶ咲学園近く〜

 

「ぷらこ〜!こっちよ〜!」

 

「果林〜!エマ〜!」

 

俺は俺の妻である果林とエマを見つけ走り出す

 

「お疲れ〜ぷらこくん!」

 

「悪いな…少し買い物してたら遅くなった…」

 

「平気だよ〜!じゃあ、行こうか!」

 

俺はエマと果林と一緒に虹ヶ咲学園へと向かう

 

「しかし…色々買ったわね…」

 

果林は俺の荷物を見ながら目を丸くしている

俺は道中にある色々な場所に立ち寄ってお土産を買っていた

ちょっと買いすぎだろうな…と心の中で思いつつも愛しの果林とエマ…それに、同好会の仲間を喜ばせたかった

 

「エマと果林だけじゃなく同好会のメンバー達も喜ばせたくてさ…」

 

「すっごく嬉しいよ!わ〜色々なものがあるね〜!みんな喜ぶと思うよ!ありがとう!」

 

エマのかわいい笑顔を見て俺はこの笑顔を見ることが出来て良かったと思う

エマの笑顔はとても好きだ

 

「ありがとね…いつも やっぱりぷらこは素敵よ お礼の…」

 

チュッ

 

「ちょっ」

 

いきなり果林に頬をキスされて思わず顔を赤くしてしまう

 

「ふふ…驚かせちゃったかしら?」

 

果林がいたずら気に笑う

 

「なら、お返しの!」

 

そう言って俺は果林にキス返しをした

 

「も、もう…!///照れるじゃない!」

 

「ふふっ私もキス…されたいな?///」

 

顔を赤くしながら照れる果林とドキドキしながらこちらを見るエマ

エマにもキスをした

 

「ありがとう…!」

 

エマは顔を赤くしながらにっこりと笑っていた

 

 

「ん?彼方からよ…どうやら彼方とミズゴローが合流出来た見たいよ…もう学園内にいるって(

 

「あいつらはえぇな…とりま、急ぐか!」

 

俺とエマと果林は学園の方へ走った

 

「…」

俺はさっきの事を思い出していた

変なベルトを持ってニチャニチャ笑うキモオタクと…

 

エクスプロードドラゴンの使用法についてだ

 

「(エクスプロードドラゴンってどう使うべきなんだ…?裏面のビックバンゴレムの系統が造兵だからマジックスパナを使って転醒効果合わせて18枚ぐらい相手のデッキ破棄は可能だから…赤起幻デッキをベースに聖龍帝と青起幻とマジックスパナを投入したデッキ破壊とライフを両方狙ったデッキにするべきか?いっそのこと竜人デッキにエクスプロードと真炎魔神を入れたデッキにするか?ただ、そうなるとデッキ内がコストの関係上キツくなるし普通にドラグノ王で殴った方がいいもんな…いっそのこと赤の軽量起幻を出しつつ手札をストロングドローとかで整えて複数のエクスプロードを並べながら転醒したあと、マジックスパナやタイタスエルグランデでライブラリアウトに持ち込むデッキ破壊勝利をメインに狙ったデッキでも良さそうだな…ラウンドテーブルナイツRVでも蘇生出来るし…色々悩むなぁ…エクスプロード面の効果でライフを削ってサブプランでデッキアウトを狙うのは良さそうだけどな…あと何でミズゴロー達が一緒なんだよ 彼方ちゃん大丈夫かな…エマと果林と彼方は俺が守る)」

 

「ぷらこ?何か考え事?」

 

「えっあっ…大丈夫だ、さぁ行こう!」

 

 

〜〜〜

 

「おっほ〜〜〜〜彼方ちゃ〜〜〜〜ん!!!」

 

「も〜うミズゴローくんたら〜甘えん坊さんなんだから〜」

ミズゴローは彼方に抱きつきながら興奮しまくる

彼方はミズゴローの頭を優しく撫でながら落ち着かせる

 

「たくっお前もキモオタクやな!んで、かすみんはどこや??」

 

興奮するミズゴローの隣でラクテはかすみを探す

 

「かすみちゃんは一足先に学園内で練習中だよ〜侑ちゃんや歩夢ちゃん達もだよ〜」

 

「なら、はよ行こうや!かすみん待ってろよ〜!!」

 

「ちょっと待っててね〜もう少しでエマちゃんも着くっぽいから〜あっ、お〜い!」

 

「うん?うわっ」

ミズゴローは果林、エマと一緒にこっちに向かってくるぷらこを見て思わず顔をしかめる

 

「うわ〜ぷらこや〜マジあいつきっついわ〜」

 

「ゲッ、ミズゴローかよ…彼方に抱きついたんじゃねぇよ…」

 

ぷらこもミズゴローを見て顔をしかめる

 

「まぁまぁ、二人とも仲良くしようね〜 喧嘩しちゃったら彼方ちゃん、悲しくなっちゃうよ〜」

 

「「はーい」」

 

ぷらことミズゴローは返事をする

 

 

 

 

〜学園内〜

 

「んっ…ぷはぁ!」

 

ペットボトルのお茶を一気に飲む侑

外はとても暑く、走るとすぐに喉が乾いてしまう

日本の夏はとても暑い その暑さに応えるかのようにアブラゼミが鳴きまくる

 

「ジジジジジジジジジジジジジ!!!!!!」

 

 

 

「うぅ〜暑すぎますよ〜もう汗まみれですぅ〜」

 

「一回シャワーとか浴びたほうが良さそうですね…」

 

「そうだね…」

 

「うぅ…ねぇ、そうだ歩夢!今日不思議な夢を見たんだよ!」

 

「不思議な夢?」

 

侑の思いがけない話に歩夢は首をかしげる

 

「夢、ですか?」

せつ菜が侑に投げかける

 

「そうなんだよ…何か、私が『或人くん』っていう人になる夢!それで変なヘッドフォンをつけたイズっていう女の子と話す夢なんだよ〜」

 

「へぇ〜侑ちゃんが男の人になって、ヘッドフォンをつけた女の子と話す夢か…何か面白いね!」

 

「でしょ?でも、この夢さ…単なる夢だとは思えないんだよね…まるで、本当に或人くんって人が現実に存在している感じで…」

 

「何か君の名はみたいですね〜!他の人と入れ替わる感じが」

 

「でも、夢なんですからあまり気にしなくて大丈夫ですよ〜」

 

「ん〜愛さんは本当にアルトくんって人になったと思うなぁ〜だって、本当にいるアルトくんに夢の中でなったことって…凄いじゃん!」

侑の夢に関する話題で賑やかになる同好会のメンバー達

 

「あっ、果林さんから連絡だよ!ミズゴローくんやぷらこくんと合流できたみたい それじゃ一旦部室に…」

 

戻ろうと言いかけた時だった

 

「え、何…?あれ…」

 

上空を指さす歩夢

一同は歩夢の指さす上空へと目を向け驚愕した

 

 

〜〜〜

 

「なんでええええええええええええ!!!!???」

 

飛電或人とイズは落ちている

 

上空25252メートルの上から落ちている

 

「何で上空からなのおおおおおおおおおおおお!?」

 

本来、この世界にある装置のところへと転送されるのだが何故か或人とイズは上空へと転送された

 

機械の誤作動なのだろうか?

それとも、先に一人で行った罰なのか?

 

 

「イッイズ!!」

 

イズに声をかける

 

「或人社長…変身です!」

 

「へ、変身!?だけど…ここにはゼアが!」

 

ゼロワンに変身するには衛星ゼアが不可欠だ

しかし、この世界にはゼアは存在しない

つまり、ゼロワンへの変身は不可能なのである

 

「大丈夫です ゼアを…衛星ゼアを信じてください!!」

 

力強い眼差しでイズは或人を見る

或人はそれに応えるように

 

「わかった!」

或人は懐からゼロワンドライバーを取り出し腰に装着

そして、ライジングホッパープラグライズキーを取り出し…

 

ジャンプ!

オーソライズ

 

音声と共に上空からバッタが降ってくる

 

「よし、行ける!」

 

或人はこの世界でゼロワンに変身が可能だと確信する

「変…」

 

「ーーーーーーー!!!!!」

変身と言いかけたその時、謎の声が後ろより聞こえた

「!?」

思わず振り向く

 

「宮…愛………ロすぎー!!!!!!!!!イクー!!!!!!!!!!」

 

〜〜〜

 

「何で人が!?空から!?!?」

 

「しかも…二人…ですよ!?」

 

侑とかすみは目を見開いて上空の異様な光景に驚く

 

「スカイダイビングですよね!?何かテレビの企画ですよね!?」

「あわわわわわわわわ」

しずくと璃奈は気が動転してしまう

 

「と、とりあえずこれじゃ私達の頭に落ちてきちゃうよ!逃げよう!」

 

「いや、逃げていいいいいんですか!?」

 

歩夢とかすみはパニックなりながら慌てる

 

「あ、歩夢!かすみちゃん!落ち着いて!」

 

侑も声を震わせながらも歩夢とかすみに声をかける

だけど、侑は落ちてくるソレに目が離せない

 

「大変です!バッタが落ちてきます!!」

 

「バッタァ!?」

 

せつ菜の声に反応して侑以外の全員が思わず上空を見上げる

するとそこにはバッタが落ちてくる

 

「バッタ…」

 

侑は何か懐かしそうにバッタの姿を見ながらぼんやりとする

 

「大変です!また一人落ちてきます!!?!!!」

 

「なんか聴こえてくるよ!!!」

 

しずくと愛が上空を見上げながら新しく落ちてくるソレに指をさす

 

そして聞こえてくる声

 

 

「宮下愛、エロすぎ!!!!!!!イクー!!!!!!!!」

 

「はい!?!?!?!?!?!?」

愛は聞こえてきた声を聞いて驚いてしまう

 

〜〜〜

「一体なんなの…?」

果林とエマとぷらこ 

ミズゴローと彼方とラクテも落ちてくる物体に気付き空を見上げる

「と、とりあえず落ちてくる場所に行ってみようよ!」

 

「そうだな!行くぞ!」

 

「おい仕切るな!まぁいいか…彼方ちゃん行こう!」

「う、うん…」

「俺を置いて行くなや!」

 

〜〜〜

 

「宮下愛…エロすぎ!!!!!!イクー!!!!!!!!!!」

 

「な、何なんですか!?どうして貴方も!?」

或人は変な発言をしながら落ちてくる男に話しかける

 

「俺は…宮下愛エロすぎドラゴン!!!!!!!!!宮下愛の元へ空から降ってきた!!!!!!宮下愛エロすぎ!!!!!!」

 

「は、はぁ?」

或人は頭に?マークを浮かべながら困惑する

さらにそこに…

 

「三人とも落ちてるのかーい??????」

 

「今度は何!?」

もう一人男が降ってきた

 

「おっ、男三人に女子一人が空から落ちてんね〜!!じゃあ歌います!OVER LAP!」

突然男が歌い出す

 

「〜〜闇を貫く〜信じる心〜魂眠る場所探して〜鋭い眼光を燃やす〜!!!」

 

「うおおおおおおこれOVERLAPの再現じゃねえええか!!!宮下愛エロすぎ!!!!!!!」

 

熱唱する男と叫ぶ宮下愛エロすぎドラゴン…

 

「或人社長!」

二人に気を取られた或人はイズに呼ばれて正気に戻る

 

「あっ、変身!」

〜〜〜

 

「あ、愛さんの、こ、ことを…?」

璃奈は思わず声が途切れ途切れになる

 

「あっ!何か歌声も聞こえます!これは…OVERLAPですね!おおっ!これはOP再現じゃないですか!!!燃えますね!!!!」

 

「せ、せつ菜先輩!?何はしゃいでるんですか!」

はしゃぐせつ菜を鎮めようとするかすみ

 

「あれは…まさか…宮下愛エロすぎドラゴン!?」

 

愛は驚く

 

「えっ…?」

しずくは首を傾げる

 

「バッタが一人の方に…えっ!?」

 

まばゆい光が視界を遮る…

それと共にコンクリートが砕かれた影響で発生したものすごい土煙が舞う

 

「うぅ…」

土煙が収まると…侑は目の前にいる仮面の戦士と目が合った

 

飛び上がライズ!!ライジングホッパー!!!

 

イズを抱き抱える黄色のボディ…赤色の目をした戦士…

 

仮面ライダーゼロワンがそこにいた

 

「…俺は…」

 

「宮下愛、エロすぎ!!!!!!!!!!!!!」

 

ゼロワンの隣にいる男…宮下愛エロすぎドラゴンが叫ぶ

 

「あぁ…!」

 

宮下愛と宮下愛エロすぎドラゴンの目が合った

 

 

 

 

仮面ライダーゼロワン Rainbow×Rize Part3へ

続く