【ソウル聯合ニュース】韓国疾病管理庁は5日、インフルエンザの予防接種後に数日以内に死亡した人が同日午前0時までに全国で計94人確認されたと発表した。3日午前0時の時点から6人増えた。
死者のうち78人が70代以上で、83.0%を占めた。
疾病管理庁は「死亡例のうち87件について疫学調査、基礎調査、解剖結果などを検討したが、いずれもワクチンの異常反応と推定される所見はなかった」と明らかにした。
また、前日開かれた被害調査班の会議の結果、死者の基礎疾患悪化や明確な死因、臨床的に死に至ったほかの要因などが見つかったとした上で、急性アレルギー反応の「アナフィラキシーショック」が起きたケースはなく、同じ製造番号のワクチンを同じ日に接種された人の中に異常反応が表れた事例もなかったと説明。死亡と予防接種との因果関係は認められず、ワクチンの再点検や予防接種事業の中断を考慮する状況ではないとの判断を示した。
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