> 自然数、奇数、偶数、素数という「区別」自体が面白いと思ったものです。
これらを厳密に定義する方法として、ペアノの公理をもとにする方法があります。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%AE%E5%85%AC%E7%90%86
ペアノの公理によって自然数が定義されると、自然数の和が定義できます。自然数の和が定義できますと、自然数の積が定義できます。自然数の積が定義できますと、偶数は、自然数2と自然数の積として定義できます。奇数は偶数+1として定義できます。
素数nの定義は、次のようになります。
not E p not E q (n = p x q and p <> 1 and q <> 1)
もちろん、こうしたことは高校生にも教えられません。しかし、これを知っていると、2+3=5の説明もできます。
一号機の非常用復水器(IC)については、次の記述があるだけで、ICの構成を示す図もありません
It is presumed, however, that the return line isolation valve (3B) of the IC (train B) was at the fully closed position at the time of tsunami arrival, and that the return line isolation valve (3A) of the IC (train A) was also at the fully closed position at that time. The other isolation valves, which had been fully open until that time, were fully or almost fully closed as a result of the fail-safe function triggered by total loss of AC and DC power.
これだけでは、事故とどう関係があるかとなりますが、実は、日本語の原文にある「それ以降、ICはその冷却機能を喪失したと認められる」が欠落しているのです。
日本語の報告書はコピペができないので、コピペのできる英文を引用しました。
政府事故調による報告書を読んで理解した人はいますか?
2014年06月01日 15:49
> ウソを流した新聞社も営業停止処分にすべき 門田氏は、『この一連の朝日の記事の中には、実質的な作業をおこなったのは「協力企業の人たち」という印象を植えつける部分がいくつも登場する。しかし、これも事実とは違う。放射能汚染がつづく中、協力企業の人たちは吉田所長の方針によって「退避」しており、作業はあくまで直接、福島第一(1F)の人間によっておこなわれているのである』と書いていますが、これは嘘です。 門田氏を営業停止処分にしますか?
2014年06月01日 15:40
> わかりました。作業に必要な社員が残って事務等実働隊以外の避難ということですね。 『その中には事故対応を指揮するはずのGM(グループマネジャー)と呼ばれる部課長級の社員もいた。過酷事故発生時に原子炉の運転や制御を支援するGMらの役割を定めた東電の内規に違反する可能性がある』 もちろん、この人達は呼び戻されました。
2014年06月01日 15:15
事故は3月11日に始まりました、それなのに、「総務、人事、広報など、事故に対応する「現場の人間」ではない“非戦闘員”も数多く、女性社員も少なくなかった」という人達を、それまでに退避させていなかったのが不思議です。
2014年06月01日 15:06
> 面倒でもいちいち事実との違いを指摘し糾弾することが、愚かな捏造報道をするマスゴミへの最大の心理的抑止力となる。 門田氏の記事には、「事態が刻々と悪化していく中で、とるものもとりあえず免震重要棟に避難してきた所員や協力企業の面々は、「外部への脱出」の機会を失っていく。時間が経つごとに事態が悪化し、放射線量が増加し、汚染が広がっていったからだ」とあります。 朝日新聞の報道は、次のようです。 『しかし、2号機の格納容器の抑制室(S/C)のあたりで爆発音がして、格納容器内のゲージ圧力は零になったので、格納容器が破損したと思われましたが、放射線量はほとんど上昇していなかった。この時点で格納容器は破損していないと吉田氏は判断した。ここで、現場から2号機の格納容器の破壊を否定するデータがもたらされた。吉田がいる免震重要棟の緊急時対策室内の放射線量が、毎時15~20マイクロシーベルトとあまり上昇していないことだった。』 今でも、2号機の格納容器のどこが破損しているのか分かっていません。放射性物質も地上には放出されませんでした。ただし、2号機周辺から海に漏れる地下水が高度に汚染されていますから、汚染水が地中に漏れているのではないかと思っています。 この後、10時ごろに3号機からの放射性物質の放出がありました。 > 時間が経つごとに事態が悪化し、放射線量が増加し、汚染が広がっていったからだ 福島のサイトにおける放射線量は、ベントがあるごとに一気に上昇し、すぐに気体であるヨウ素を主とする放射性物質の拡散により下降しました。
2014年06月01日 13:42
南明社員に送水口を確認してくれといいました。しかし、... 『南明社員及び発電所対策本部発電班の者が消防車で現場に行くと、1 号機T/B のシャッター部分が津波の圧力で開口し、津波の影響で流された車が数台積み重なっている状況であり、消防車のサーチライトを点灯して、その明かりを頼りに送水口を探した。しかし、すぐには送水口が分からず、たまたまD/DFP への補給用軽油を取りに1 号機T/B大物搬入口から出てきた当直に尋ね、一緒に送水口を探したものの、結局、送水口は見つからなかった。そのため、南明社員及び発電所対策本部発電班の者は、一旦免震重要棟に戻った。その後、送水口の場所を図面で確認するなどしたところ、実際に送水口等の消防設備取付工事に携わり設置場所を知っていた者が見つかった。 『そこで、南明社員は、同日3 時から同日4 時にかけての頃、この送水口の設置場所を知っている者とともに、再度1 号機T/B 付近に消防車で向かい、同人の案内で、津波の圧力で押し曲げられたシャッターの枠で視界から遮られていた送水口を発見した。』 消防設備取付工事に携わり(送水口の)設置場所を知っていた者」が協力会社の社員とは書いてありませんが、発電所の工事はメーカーと協力企業で行われますから、送水口の設置場所を知っていた者は協力企業の社員だとおもいます。 さらに、続きます。 『3 月12 日4 時頃以降、南明社員は、1 号機T/Bに設けられた送水口に消防ホースを接続し、まず、消防車の水槽内にあった1,300ℓ の淡水をFP 系ラインから1 号機原子炉へ注水開始した。消防車の水槽内の淡水が尽きると、南明社員は、北側P/Pゲート付近で使用不能となった原防運用の消防車水槽内にある1,000ℓの淡水を、南明運用の消防車に消防ホースで吸い込んで補給した。』 南明社員に感謝しましょう。
2014年06月01日 13:26
> 門田隆将氏の主張は当時から一貫しており、ゲンダイや朝日なんぞよりは信憑性が高い、とは言えそうです。 門田氏の記事には、「この一連の朝日の記事の中には、実質的な作業をおこなったのは「協力企業の人たち」という印象を植えつける部分がいくつも登場する。しかし、これも事実とは違う。放射能汚染がつづく中、協力企業の人たちは吉田所長の方針によって「退避」しており、作業はあくまで直接、福島第一(1F)の人間によっておこなわれているのである」とあります。 政府事故調の中間報告書には次のように記述がみられます。 「発電所対策本部復旧班及び協力企業は、バックホーを用いるなどして5 号機及び6 号機付近の道路を補修し、次いで1 号機から4 号機付近の道路を補修するなどした。その際、東京電力社員にはバックホーを運転操作できる者はおらず、バックホーの操作は、協力企業に委ねざるを得なかった。」 「東京電力社員には消防車の運転操作をできる者がおらず、当面、南明に依頼して、その運用する消防車を用いて注水作業を実施するよりほかになかった。そこで、発電所対策本部は、免震重要棟の廊下で待機していた南明に対し、「1 号機のT/B にある送水口を確認し、南明が運用する消防車を操作して注水してほしい。」旨要請した。南明にとって、明らかに東京電力からの委託業務外である上、南明の作業員を高い放射線量の中で危険な作業に従事させることになるが、急を要する事態であったため、これを応諾した」 南明というのは協力企業です。 (つづく)
2014年06月01日 03:26
>> mは整数である、ゆえに2mは偶数である。 > ここからして誤り。これでは任意の偶数が2mの形で表されるとは言えていない。 偶数xとは、x=2mとなる整数mが存在する数です。簡単にいえば、2で割り切れる数です。
2014年06月01日 03:16
> mが同じ整数だというルールは誰が決めたんだ これは、頭のよいインド人かギリシャ人かアラビア人が決めたのだとおもいます。
2014年06月01日 03:11
こうした変数を使うから「代数」、つまり「数の代わりに文字を用いる」です。この変数は、x=2のように確定されていることもあるし、x+y= 5 のように確定されていないこともあります。
2014年06月01日 03:00
> 自然数、奇数、偶数、素数という「区別」自体が面白いと思ったものです。 これらを厳密に定義する方法として、ペアノの公理をもとにする方法があります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%82%A2%E3%83%8E%E3%81%AE%E5%85%AC%E7%90%86 ペアノの公理によって自然数が定義されると、自然数の和が定義できます。自然数の和が定義できますと、自然数の積が定義できます。自然数の積が定義できますと、偶数は、自然数2と自然数の積として定義できます。奇数は偶数+1として定義できます。 素数nの定義は、次のようになります。 not E p not E q (n = p x q and p <> 1 and q <> 1) もちろん、こうしたことは高校生にも教えられません。しかし、これを知っていると、2+3=5の説明もできます。
2014年05月31日 14:10
2n個の卵と2m個の卵のはいった箱を縦に並べた図を使って説明するという方法もあります。 0 | 0 0 | 0 0 | 0 n個 0 | 0 0 | 0 ______ 0 | 0 0 | 0 m個 0 | 0
2014年05月31日 14:00
x を偶数とすると、x は2で割り切れるから、x / 2 = n という整数 n がある。 すなわち、x= 2n と表せる整数 n がある。 同様に、y を偶数とすると、y は2で割り切れるから、y / 2 = m という整数 m がある。すなわち、y= 2m と表せる整数 m がある。 そこで、 x + y = 2n + 2m = 2(n+m)となり、n + m = k とすると k は整数であり、 x + y = 2k となる。 すなわち、(x + y)/ 2 = k であるから、 x + y は2で割り切れ、偶数である。 あとは、どのステップを理解しないのかたずねて下さい。個々のステップを理解したら、この証明が自分できるまで繰り返させてください。 そういえば、高校時代には、教科書にある証明は自分でできるようになるまで、何度も繰り返しました。
2014年05月31日 08:51
> 日米安保に反対した学生の多くはその条文さえ読んだことがなかった 貴殿は読まれましたか?読まれたとしたら、日本語の方ですか、英文の方ですか? 日本語の方では、日本が攻撃されたら、米国が「対抗措置をとる」ということですが、英文では「対抗措置をとることもあろう」というものです。これについて、英語の堪能な人達のグループでたずねてみましたが、私と同様な解釈でした。さらに、「日本が攻撃されたら、米国は議会にはかって介入するかどうか決めるのだ」といった、米国側の記事もありました。 ただし、安保条約では、日本は米国に基地を提供することは確約しています。基地を提供しているということは、米国が戦争を始めれば、日本は米国の敵国の敵国となります。
2014年05月30日 01:12
政府事故調の報告書には「弁を開くのに手こずった」としか書いて無いのに対して、吉田氏の証言では、「圧縮空気ポンプ駆動用直流電源が失われたので、車の蓄電池をかき集めてきて12個直列につないで使用したが、容量不足でだめであったので、直列結線したものを2つ並列につないだが、それでもだめであった。この弁が開けなければ、大惨事になり、俺達もおだぶつだ」といった切羽詰った表現があります。 それから、政府事故調の報告書に誤りや疑問点がないわけではありません。 例えば、一号機のICの動作については、最終報告書の31頁に、「津波の影響で全ての交流電源及び直流電源が喪失したことによりフェイルセーフ機能が動作したことにより(IC の四つの隔離弁は)全閉又はそれに近い状態になり、それ以降、ICは、その冷却機能をほぼ喪失したとと認められる」とあります。 これに対して、東電により詳しいデータに基づいた反論があります。 2011年 11 月 22 日 福島第一原子力発電所1号機非常用復水器の動作状況の評価について http://www.nsr.go.jp/archive/nisa/shingikai/800/28/003/sankou3-4.pdf 2013年5月10日福島第一原子力発電所1号機における電源喪失及び非常用復水器の調査・検討状況について http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130510_09-j.pdf
2014年05月29日 07:46
> 政府事故調に驚愕の事実は記されており、当事者に対して非常に辛辣な表現が続出しています。 この後、次のような東電による発表もあります。 平成24年5月2日更新 「1号機非常用復水器は、手順書にしたがって適切に操作されていました」 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/info/12050201-j.html 政府事故調の中間報告報告における記述に対する、東電による詳しいデータにもとづいた反論のような文書もあります。 平成25年(2013)5月10日 東京電力株式会社 福島第一原子力発電所1号機における電源喪失及び非常用復水器の調査・検討状況について http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/handouts/2013/images/handouts_130510_09-j.pdf 「1号機非常用復水器(B)について、隔離(閉)信号が発信する前に内側弁(1B,4B)の駆動電源(交流電源)が喪失した可能性が高いことが判明。」 このような問題は複雑ですので、できるだけ一時資料は公開してもらいたいです。 そらから、先日、北海道大学の教授で保全学会会長という人が書いた、原発再稼動を批判する記事がBlogosに掲載されいましが、そこでは、非常時の機器は自動的に起動されるとありました。しかし、福島の事故時の例では、いくつかの重要な機器の操作が手動で行われています。 なにしろ、操作される機器が損傷を受けているのかどうか不明で、強烈な緊張感のもとに、短時間で正しい判断をくだし行動するするということは、私には無理です。
2014年05月27日 15:05
BWRでは放射性物質を含む圧力容器からの蒸気が復水器で海水で冷やされています。もちろん蒸気と海水は直接触れません。ICは、純化した真水で冷却しますが、同じことです。ICのテストで放出される微量の放射性物質が問題となるなら、通常運転中に復水器から放出される海水に含まれる放射性物質の方が問題です。 > 義務を怠りイデオロギーで契約を破った委員の洗い出しと本人への厳罰が必要。 米国にペンタゴン・ペーパー事件というものがありました。ベトナム戦争に関する極秘報告書のコピーを新聞社に渡した委員は、法律違反で告訴されました。しかし、裁判所は、この報告書を公開することによる公益の方が大きいということで、告訴を却下しました。
2014年05月27日 14:44
一号機のICについて、東電の事故後の発表などを調べてみましたが、政府事故調の報告書にある「電源喪失によりその他の弁(つまり、1A,4A)が自動的に閉じられ、それ以降、ICはその冷却機能を喪失したと認められる」というのは、東電の次の発表と異なります。 http://www.tepco.co.jp/nu/fukushima-np/interim/images/111202_07-j.pdf 東電の発表では、次のようになっています。 『直流電源が失われたことに伴い、安全側への動作として、「ICの配管破断」信号が発信され、ICの全ての隔離弁が閉動作したことが考えられたが、運転員は格納容器の内側隔離弁(MO-1A、4A) が開いていることを期待し、18時18分、ICの戻り配管隔離弁(MO-3A)、供給配管隔離弁(MO-2A)の開操作を実施したところ、状態表示灯が閉から開となった。 『運転員は、電源がなく監視計器が作動していないため、ICが動作していることを確認する手段がなかったことから、開操作後にICベント管から蒸気が発生したこと(原子炉の蒸気を冷却したクリーンな水が気化して大気に放出されていること)を、蒸気発生音と原子炉建屋越しに見えた蒸気により確認した。』 蒸気が発生したということは、1Aと4Aは開いていました。東電の発表のほうが正しいとおもいます。 ICの動作がよく理解されていなかったというのは、その後蒸気の発生が止まったとき、「格納容器の内側隔離弁(MO-1A、4A)が隔離信号により閉となっていることを考えたが、ICの冷却水である胴側の水が何らかの原因でなくなっている可能性を懸念した」において、どちらが正しいか分からなかったことだとおもいます。
2014年05月27日 06:54
> 大多数は「何でそこ?」って思ってるんじゃないかね ほとんどの人は技術的なことを理解していないので、今まで誤った報道がたくさんありましたが、それを疑問におもわなかったのでしょう。そこで、吉田氏のなまの証言にもあまり価値を見い出さないのでしょう。 私は、吉田調書のにある証言から、なるほどそうであったのかと、いくつかの疑問が解けました。
2014年05月27日 06:39
一号機の非常用復水器(IC)については、次の記述があるだけで、ICの構成を示す図もありません It is presumed, however, that the return line isolation valve (3B) of the IC (train B) was at the fully closed position at the time of tsunami arrival, and that the return line isolation valve (3A) of the IC (train A) was also at the fully closed position at that time. The other isolation valves, which had been fully open until that time, were fully or almost fully closed as a result of the fail-safe function triggered by total loss of AC and DC power. これだけでは、事故とどう関係があるかとなりますが、実は、日本語の原文にある「それ以降、ICはその冷却機能を喪失したと認められる」が欠落しているのです。 日本語の報告書はコピペができないので、コピペのできる英文を引用しました。 政府事故調による報告書を読んで理解した人はいますか?
2014年05月27日 06:19
> 事故調の報告書との比較でコメントをされている方がいない。 次のページから政府事故調の最終報告書の第2章をダウンロードして読み始めましたが、この報告書は理解するのがほとんど不可能です。まず、章内の目録も索引もありません。記述は、ユニットごとであったり複数ユニットの記述が混じっていたり、一般論であったりします。また、1、2、3号機のHPCIの項の題目が, すべて d. HPCI などとなっています。これは、2.1.d HPCI、 2.2.d HPCI、 2.3.d HPCI とすべきです。 http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/icanps/eng/final-report.html 機器の操作がどのように行なわれたのか、またその際に起きたた問題などの記述はありません。 (つづく)
2014年05月27日 04:29
> 事故当日は酷いパニックだったから、記憶が曖昧な部分もあっただろうし、記憶と現実に食い違いが出ている可能性だってある。 吉田所長が実際の作業をしたわけではありませんから、他の作業員の証言と付き合わせれば、より確かな情報が得られるとおもいます。 例えば、一号機の非常用復水器(IC)は、20年間テストをしたこともなく、吉田氏を含めて誰も よく理解していなかったというようなことは、他の作業員に確かめることもできます。
2014年05月27日 04:12
> 加えて現在出てきているものは吉田調書(かどうかはわからない)出現前から言われていたことへの補完に過ぎず。当然ながら各原発も対応を済ませているに決まっています。ICの件も同様でしょう。 技術的な問題については、注意深く報道記事を読んでいましたが、ICについては冷却が急速すぎると圧力容器にストレスがかかるという理由で間違って止めたという、結果的には誤った報道しかありませんでした。 私は、非常用冷却装置のような極めて重要な機器は、機器の正常動作の確認と操作の際にまごつかないために、定期的に試運転をしているものと思っていました。 それから、ベントが遅れたのは、原発をおとずれた菅首相のためだという説が広く流布されています。これが誤りであることは、事故の時系列を調べれて分かっていましたが、SR弁とベント弁を開くにてこずったという報道はありましたが、詳細は明らかではありませんでした。そこで、朝日の報道による吉田調書の該当部分を読んで、私が想像していた以上の問題が起きたことがわかりました。 弁を操作に使われる圧縮空気のためのポンプが120Vが必要なので、電源車の電圧を下げて使うために降圧したけれど、いざ使おうとしたらケーブルが建屋の爆発で損傷を受けていた。そこで、自動車用の蓄電池をかき集めて10個を直列につないだけれど容量が不足していたので、直列につないだものを並列につないだが、それでもだめであった。しかし、そのうち吉田所長が関与しないで弁を開くことができた。 これらの弁を開くことができなかったならば、格納容器は破壊され、周辺は高度に汚染され、人間は近づけない事態になりました。 とにかく、最初の返信に記した事項についてのいくつかの疑問を解いてくれました。
2014年05月26日 15:22
ですから、今度は中国が、米国によるアジアの支配から開放しようとしているのです。
2014年05月26日 15:14
> 戦わず家族が目の前で殺され、妻や娘が犯され、幼い子供はコンクリートに打ち付けておもちゃのように殺されることが、望みですか? 日本人は、大東亜戦争に負ければ、鬼畜米英が、全ての男は戦車でひき殺し、女は陵辱すると確信して、一億玉砕の掛け声のもとに勇敢に戦いました。
2014年05月26日 14:45
安倍首相に近い人達は、「大東亜会議」云々などと盛んにいっていますから、私は、旧大東亜会議の国々と「集団的自衛権」をもとに同盟を結び、アメリカと戦争するのかと思っていました。
2014年05月26日 14:25
> 1号機の非常用復水器(IC)の問題 これについては、吉田調書から次のようなことがわかりました。 *** 中央制御室の運転員が11日夕にICの機能低下に気付き、冷却水不足を疑って吉田氏のいる緊急時対策室へ伝え、軽油で動くポンプで水を補給するよう促した。 だが、吉田氏はICの仕組みを理解していなかったため、「水の補給」が機能低下のサインと認識できず、ICが機能している間に行う「原子炉への注水準備の継続」という指示しか出さなかった。 吉田氏はICが実際に作動したのはこの20年間で今回の事故が初めてだったと聴取で証言。政府事故調の報告書は「訓練、検査も含めICの作動を長年にわたって経験した者は発電所内にはいなかった」とした。 吉田氏は「ICそのもののコントロールの仕方はほとんど分かりません」「ICというのは特殊なシステムで、はっきり私もよく分かりません」とも述べ、「中操(中央制御室)との意思疎通ができていなかった」と反省した。 *** 20年間テスト運転もしていなかったというのは意外です。 ICは1号機だけについている冷却用復水器です。他機にはRCICという崩壊熱が発生する蒸気で動くタービンによる給水装置がついていました。RCICは充分な蒸気が得られた間は動作し、メルトダウンを遅らせました。ICもRCICも動力用電源を必要としません。
2014年05月25日 16:09
英単語については、次のような利点がありますので、私は、もっぱらWebの電子辞書を使っています。 1.実際の音声による発音が分かる。 2.つづりを多少間違えても正しいつづりの単語を見つけてくれる。 3.詳細な説明と多くの例文が記載されている。 4.辞書を買わなくてもよい。
2014年05月25日 15:43
朝日新聞の次のサイトでは、まだ一章の記事しか公開されていませんが、それでも、1号機の非常用復水器の問題、2号機の格納容器の破損の有無、圧力容器のSR弁や格納容器のベント弁の開放と消防車による圧力容器への注水作業において発生したいくつかの問題の詳細が、今までの報道記事より詳しく、臨場感をもって知ることができました。
2014年05月25日 15:29
> 故人の遺志を尊重していい 第1回の聴取の際、政府事故調は「お話しいただいた言葉がほぼそのままの形で公にされる可能性があるということをお含みいただいて、それでこのヒアリングに応じていただきたいと思います」と説明した。吉田氏は「結構でございます」と即答した。 公開されてかまわないだけでなく、吉田氏も公開されることを望んでいたと思います。吉田氏は、他の関係者の誤りや不作為も非難していますが、自分自身の誤りも率直に語っています。
2014年05月25日 15:22
この場合の情報源とは、吉田調書のコピーを朝日新聞社に渡した人です。それが誰であるかは秘匿されているのではないですか? 米国の新聞記者で、情報源を明らかにするよう裁判所に命令されたけれど、その命令に従わず、収監された記者がいました。それが報道記者の矜持と受け止められています。