コロナワクチン1000回分、使用不能 超低温冷凍庫が故障

(更新)

厚生労働省は1日、新型コロナウイルスワクチンの医療従事者への先行接種を実施中の医療機関から、超低温冷凍庫が故障し、最大1032回分(1瓶当たり6回分の場合)が使用不能になった、との報告があったと発表した。納入企業が2日に問題の超低温冷凍庫を回収し原因を調べる。

厚労省への報告によると、故障したのは2月26日深夜。先行接種に使用する米製薬大手ファイザー製のワクチンは、セ氏マイナス90~マイナス60度での保管が求められ、解凍し希釈後6時間以内に使用することになっているが、故障で保管温度が保てなくなったという。

問題の医療機関には今月2日に代替品が届き、正しく稼働するかチェックした上で新たなワクチンを搬入する。先行接種は2月17日から国立病院機構などの全国100病院の医療従事者約4万人を対象に実施されている。

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