熊本市は26日夜、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、市中心部の繁華街で栄通繁栄会と連携した訪問PCR検査を実施した。商店街の協力を得ることで、受検者数を増やす狙い。
市保健所職員と同会役員が2班に分かれ、これまで検査を受けていない接待を伴う飲食店約20店を訪問。検査を促したほか、チェックシートを使って感染防止対策をアドバイスした。屋外には飲食店従業員を対象にした臨時の検査スポットも設けた。
市職員と一緒に巡回した同会の佃義憲会長(65)は「栄通りが感染対策に力を入れていることを多くの人に理解してほしかった。今後も行政に協力し、安全安心な環境づくりに努めたい」と話した。(久保田尚之)