先行解除で“コロナ変異株”感染爆発の恐怖…既に市中感染か

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 首都圏を除く6府県で検討されている緊急事態宣言の前倒し解除。菅政権は26日、方針を決定する。解除議論にあまり上がらないが、気がかりなのが、ジワジワと市中に広がる新型コロナ変異株だ。解除を機に人の移動が活発になれば、変異株クラスターが乱発する恐れがある。

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 25日、14人の変異株感染者が判明し、200人を超えた。これまでに18都府県で153人、空港検疫で49人が確認されている。先行解除対象の関西3府県では兵庫25人、大阪9人、京都3人が判明している。恐ろしいのは、そのうち、兵庫7人、大阪3人、京都3人は感染経路が不明。どこかで誰かに変異株をうつされたのだ。濃厚接触者ではないのにどうやって見つけたのか。

「変異株感染者の濃厚接触者でなくても、検体中のウイルス量が多い場合、県内で簡易検査を行うことがある。疑いが強い検体は国立感染症研究所に送り、変異株かどうかを確定します。経路不明の陽性者はそうして判明しました」(兵庫県感染症対策課)

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