イギリスの研究チームは、ファイザーの新型コロナウイルスワクチンを1回接種することで、人への感染を大幅に減らすことができる可能性があると発表した。

ケンブリッジ大学などは、1月18日から31日までの間、症状のない医療従事者に対してPCR検査を行った。

その結果、ワクチンを接種していないグループの感染率が0.8%だったのに対し、ファイザーのワクチンを1回接種したあと、12日以上が経過したグループでの感染率は0.2%と、4分の1だった。

研究チームは、「ワクチンが自身の感染を防ぐだけでなく、1回の接種で、無症状の人が他人にうつすリスクを大幅に減らす可能性がある」と、期待感を表明している。