資産家を狙った凶行 “犯行声明文”の謎

資産家を狙った凶行
“犯行声明文”の謎

富山市夫婦殺人・放火事件

平成22年4月20日発生

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【警察への情報提供はこちら】

富山県警 捜査1課
076-441-2211(警察本部代表)

富山市に住む会社役員夫妻が殺害された。
いったんは現職の警察官が逮捕されたものの不起訴に。
一方、犯人を名乗る人物から「犯行声明文」が出版社宛てに送られてきた。
はたして事件の真相は。

謎

  1. なぜ会社役員夫妻が狙われたのか?
  2. 現職警察官の逮捕 初動捜査に何が
  3. 犯人を名乗る人物 “犯行声明文”の謎

[ 事件概要 ]
(NHK未解決事件ファイルより)

平成22年(2010年)4月20日の午後0時半ころ、富山市大泉のビルで、ビルの所有者で会社役員の福田三郎さん(当時79歳)と妻の信子さん(当時75歳)が殺害され、室内に火をつけられた

現場の状況(被害当時)左)現場南側 右)現場北側
現場の状況(被害当時)左)現場南側 右)現場北側

富山市内地図

2人の遺体には、首を絞められた痕があり、殺害後に灯油をまかれて放火されたとみられる

平成24年に、現職の警察官が、殺人と放火の疑いで逮捕されたが、嫌疑不十分で不起訴になった。現在も未解決のままで、犯人の逮捕につながる有力な情報提供者には、公費から懸賞金が支払われる

事件が起きたのは、JR富山駅から南東に3キロほどの住宅街にあるビルの一室だ。1階に居酒屋が入る3階建てビルの2階の住宅部分およそ80平方メートルが焼け、ひものようなもので首を絞められた福田さん夫婦の遺体が見つかった。
遺体が見つかったのは寝室で、複数の場所に油がまかれていて鑑定の結果、灯油の成分が検出された。灯油は外部から持ち込まれた可能性が高く、部屋に火がつけられたことで犯人につながる手がかりが少なくなったとみられる。
現場は、富山地方鉄道の大泉駅の近くだが、犯行時間帯の昼間は人通りが少ない。

また、この事件では、犯人を名乗る人物が、東京の出版社に対して、CD-Rに記録された犯行声明文と現場の図面を送りつけていることも明らかになっている。
警察は、県警のホームページで犯行声明文や図面を公開するとともに、事件当日やその前後に現場付近で撮影された映像や写真、それに現場から持ち去られた可能性のあるブランドものの財布について、犯人逮捕の手がかりになるとして情報提供を呼びかけている。

現場から持ち去られた可能性がある財布(同種品)
現場から持ち去られた可能性がある財布(同種品)
ルイ・ヴィトン製「ダミエ柄」長財布
縦10cm位、横19cm位

犯行声明文犯行声明文

犯人を名乗る者が出版社に送りつけた図面犯人を名乗る者が出版社に送りつけた図面

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富山県警 捜査1課
076-441-2211(警察本部代表)

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