はじめに
こんにちは、しーな。です。
WindowsとMac OS X上で動作する統合型のゲーム開発環境Unityの使い方について、ゲームもどきを作りながらUnityの機能を解説していこうと思います。
今回は3時間で学ぶUnity入門1回目です。
下準備 – Unityのセットアップ
まずは、公式サイトからUnityをダウンロードします。
ダウンロードが完了したらUnityをPCにインストール。
インストールウィザードはそのままnextを押して完了させましょう。
インストールが終了したらUnityが立ち上がりライセンスの選択が表示されます。
ライセンスは今回、無料のフリーバージョンを選択します。
次にメールアドレスとパスワードを入力してアカウントを作成します。
これでセットアップは完了です。
次にプロジェクトの選択画面ですがデフォルトでもTESTでも構いません。
右下のCreateボタンを押してプロジェクトを作成して進みます。
これでセットアップは完了です。
下準備 – 素材の調達
何もないところからゲームを作るのは大変です。
しかし、UnityにはAssetStoreと言う素材をダウンロードできる専用のサービスがあります。
これらはユーザーが出品していて中には有料のものもありますが、無料でも素晴らしい素材がたくさんあります。
まずゲームに必要なキャラクターをダウンロードしましょう。
さっそくAssetStoreにアクセスします。
メニューからWindow>AssetStoreを選択します。
すると、こんなウィンドウがでてきます。
ここでキャラクターや背景などいろんなものを手に入れることができます。
早速、画面右上の検索バーから「unity-chan」と入力してみましょう。
するとUnity界のアイドル(?)Unity-chanが検索でヒットするはずです。
このUnity-chan、モデルやアニメーションなどキャラクターの動きに必要なものが全部入っているんです。
しかも、無料で提供されていてかなり重宝します。
今回はこのUnity-chanを動かすゲームを目標に作っていこうと思います。
画面左上あたりにあるDownloadをおしてプロジェクトにインポートします。
初回はこのようなウィンドウがでてくるので、セットアップの時に入力したメールアドレスとパスワードを入力してください。
ライセンスに同意して、プロジェクトにインポートしていきます。
左側にUnity-chanのインポート一覧とインポートボタンが出てくるのでボタンを押して進みます。
インポートが終わると右下のProjectにUnity-chanがインポートされます。
では、さっそくインポートしたUnity-chanを設置してみましょう。
ProjectのAssets>UnityChan>Prefabs>for Locomotionの中にあるunitychanをHierarchyに持っていきます。
Hierarchyは、現在ゲーム上で使われているオブジェクトを表示し、Projectからここにドラックアンドドロップする事でゲーム上に設置する事ができます。
ついでにUnity-chanが映るようにProjectからMain Cameraもドラックアンドドロップしましょう。
Cameraはゲーム上の視点となる物でCameraが見た映像がゲームで表示されます。
HierarchyにすでにあるMain Cameraは右クリックでdeleteを押して削除しましょう。
今度はHierarchyのUnity-chanを選択して画面右側、
FaceUpdateという名前の箇所を右クリックしてRemove Componentを選択します。
ゲームを表示した時にGUIが表示されてしまうので表示を消していきます。
UnityChanControlScriptWithRgidBodyのScriptをダブルクリックしてスクリプトを編集します。
ダブルクリックするとUnity付属のMonodevelopというテキストエディターが立ち上がるので、
それを使ってC#のソースコードの189行目からOnGUIの中身をコメントアウトします。
void OnGUI()
{
//GUI.Box(new Rect(Screen.width -260, 10 ,250 ,150), "Interaction");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,30,250,30),"Up/Down Arrow : Go Forwald/Go Back");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,50,250,30),"Left/Right Arrow : Turn Left/Turn Right");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,70,250,30),"Hit Space key while Running : Jump");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,90,250,30),"Hit Spase key while Stopping : Rest");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,110,250,30),"Left Control : Front Camera");
//GUI.Label(new Rect(Screen.width -245,130,250,30),"Alt : LookAt Camera");
}
file>saveで保存することをお忘れなく。
保存したら画面をUnityに戻して、ゲームの土台となるものを設置していきます。
GameObjectからCubeを選択して四角形の物体をゲームに設置します。
設置したら、四角形を選択して画面右の数値を図のようにします。
いきなりボコッと四角形の物体が長方形の板になります。
これでゲームの床になるものを作ったので、今度は壁を作っていきます。
HierarchyのCubeを右クリックしてコピーしてパーツを増やしていきます。
Positionで位置を調整して、Scaleで大きさを調整しましょう。
Rotationは0,0,0でOKです。
Cubeを4つ使って最終的にこんな感じの土台を作ります。
画面中央上の再生ボタンを押すとゲームが再生されます。
試しに押してみましょう。
Unity-chanは元からキー入力が入っているので、
Wキーで前進、Sキーで後退、AキーとDキーで旋回、スペースキーでジャンプします。
どうでしょうか?なんとなくゲームっぽくなってきました。
次回は、2時間目に続きます・・・