東方裏@ふたば
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画像ファイル名:1614415558571.jpg-(28332 B)
28332 B無題Nameとしあき21/02/27(土)17:45:58No.14042559そうだねx4 01:57頃消えます
漢詩の時間だ~
元気にしてたかな~?
このスレは古いので、もうすぐ消えます。
1無題Nameとしあき 21/02/27(土)17:52:49No.14042576そうだねx3
    1614415969416.jpg-(38848 B)
38848 B
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
2無題Nameとしあき 21/02/27(土)17:53:54No.14042580+
    1614416034945.jpg-(27215 B)
27215 B
懐風藻を読んでるぞ~前回は藤原宇合の詩を読んだな~
https://archive.is/LeJMj
予告した通り今日からは遣唐留学生の詩を読んでみるぞ~
今日は釈智蔵だ~天智天皇のころ唐に渡った坊さんだな~
釈というのは中国において出家者が釈という姓を名乗る決まりだったことによるぞ~
これは釈道安という人が僧侶の姓について色々問題があったことから始めたんだな~まあ本筋から外れるからこれは省略…
まあそういうわけでこの頃は坊さんは日本でも釈を名乗ることになってたわけだ~釈さんという苗字や死後釈○○という名前を授ける宗派があったりするのはこの名残だな~
ちなみにこの人の出家前の性は禾田(あはた)氏というぞ~
3無題Nameとしあき 21/02/27(土)17:59:39No.14042592+
遣唐使に選ばれるくらいだし優秀な人だったんだろうな
4無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:04:07No.14042598+
    1614416647967.jpg-(28430 B)
28430 B
まあ枝葉のことは置いといて詩を音読してみよ~!
  翫花鶯 かおうをもてあそぶ
 桑門寡言晤(日+吾) そうもん ごんごすくなし
 策杖事迎逢 つえをついてげいほうをこととす
 以此芳春節 このほうしゅんのせつをもって
 忽値竹林風 たちまちあう ちくりんのかぜ
 求友鶯嫣(女+焉)樹 ともをもとめて おうはじゅにわらい
 含香花笑叢 こうをふくんではなはくさむらにえむ
 雖喜遨遊志 ごうゆうのしをよろこぶといえども
 還媿(女+鬼)乏雕虫 かえってはず ちょうちゅうのとぼしきを
5無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:09:09No.14042616+
    1614416949143.jpg-(27215 B)
27215 B
訳だ~
  花や鶯を愛でる
 僧侶のすみかは親しく語る人も少なく
 もっぱら杖をついて出歩くばかり
 この春のよい頃に
 折よく竹林の風にであう
 友を求めて鶯は木々の間になき
 香りを含んで花はくさむらの間に開く
 歩き回る心の趣を楽しんではいるのだが
 どうにも言葉を綴る才に乏しいのが恥ずかしい
こんなとこかな~印象はどうだ~?
6無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:10:23No.14042618+
鶯は俺達の知ってるウグイスでいいのかな
7無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:20:45No.14042661+
    1614417645736.jpg-(28332 B)
28332 B
久々に語の解説を付けとくぞ~
「晤」は顔を合わせる・出会うだな~ゆえに言晤で「かおを突き合わせて語り合う」だ~
「迎逢」は「あるきまわる」だ~
「嫣」は「うつくしい」特に女性の笑顔について言うから「わらう」と訓じてるわけだな~
「笑」は「さく」の意味だ~もともと「笑」は「咲」の古い書き方で同じ字なんだ~だから漢文で「笑」と出てきたら「わらう」「さく」の両方の可能性があるわけだな~
「遨遊」は「きままにたのしむ」とくに「遊」なので出かけて行ってたのしむときに使うぞ~
「雕虫」は直訳だと「虫の彫り物・細工」だけど転じて学問や技芸を指して使われるぞ~
>鶯は俺達の知ってるウグイスでいいのかな
いいぞ~!
8無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:21:46No.14042667+
>花笑叢
笑は咲の原型と聞くけど実際どうなんだっけ
9無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:30:32No.14042690+
忽値竹林風
から一気に流れ変わるの好きだな
10無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:40:31No.14042707+
なんとも親しみを感じる内容だと思った
11無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:50:00No.14042721+
末尾二句気持わかるなぁ
ここで気の利いた詩でも浮かべば様になるのかなって思うことが増えた
詩才の無いのが恨めしくなるってボヤいてた蒼天航路の惇兄みたいな
12無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:52:46No.14042731+
    1614419566353.jpg-(27215 B)
27215 B
>笑は咲の原型と聞くけど実際どうなんだっけ
上でも言った通りそう考えておいていいぞ~
作る場合も「さく」の場合は「笑」あるいは「開・発(ひらく)」とするのが普通だな~
>忽値竹林風
>から一気に流れ変わるの好きだな
いい着眼点だ~この句はどうやら下敷きがあるようなんだな~
古人の句をうまいこと構成の中に組み入れているわけだ~
13無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:57:05No.14042744+
    1614419825559.jpg-(28332 B)
28332 B
>末尾二句気持わかるなぁ
>ここで気の利いた詩でも浮かべば様になるのかなって思うことが増えた
>詩才の無いのが恨めしくなるってボヤいてた蒼天航路の惇兄みたいな
実にその通りだな~…しかし読むにあたってはここで終わってしまってはもったいないぞ~
作者が言い切れなかったことを我々はほかの部分から想像することができる…そりゃどういったらいいかなんてわからないかもしれないけど何が言いたいかを自分なりに形にすることは出来るだろ~!
それにあたっては
>なんとも親しみを感じる内容だと思った
みたいなぱっと見の印象もヒントになりうるな~
14無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:57:12No.14042745+
樹や花と竹林とはあんまり結びつくイメージが無いな
古典から引っ張ってきたからなのかな
15無題Nameとしあき 21/02/27(土)18:59:40No.14042751+
    1614419980024.jpg-(28430 B)
28430 B
さあ!友はどう思う~?
作者が言いたいけど詩にできなかったことはなんだ~?
言い切れないと感じたのは一体どういう景色なんだ~?
自分の心で感じたままに言葉を揮ってくれ~!
16無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:03:35No.14042765+
「求友」は鶯を自身に重ね合わせて見立てたのかな
17無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:11:40No.14042790そうだねx1
うむ…安直だけど俺もそこに恋歌の気配を感じる
言葉の才能は建前で実は僧門を憚って言葉を濁したんじゃないかとか
18無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:13:31No.14042796+
最初の二句とか竹林の風に出会うという表現をみても心の交遊を他者に求めている感はあると思う
19無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:26:01No.14042838+
>含香花笑叢
芳しい春に花が香るのは言うまでもないこと
花がくさむらにさくのは当たり前過ぎてこれも言うまでもないこと
花の色は?かたちは?開き方は?そして名前は?
20無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:27:59No.14042846+
    1614421679459.jpg-(28430 B)
28430 B
>「求友」は鶯を自身に重ね合わせて見立てたのかな
>最初の二句とか竹林の風に出会うという表現をみても心の交遊を他者に求めている感はあると思う
うむ…他者を求める気持ちが全面に表れているというのはパッと見ても感じることろだな~
じゃあそれは何に根差しているんだろ~?
ひとと会いたいにもいろいろあるだろ~?
例えば孤独や傷心…あるいは自分の気力の充実…季節的なもの…どういったものがあるかもう少し突っ込んで考えてみよ~
そのひとつとして面白いのが
>うむ…安直だけど俺もそこに恋歌の気配を感じる
>言葉の才能は建前で実は僧門を憚って言葉を濁したんじゃないかとか
だな~恋歌という解釈は面白い説ではある…
それが読み取れる箇所がないか探ってみるとおもしろいな~!
21無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:35:07No.14042873+
つい自分の知識で考えちゃってたけど
鶯のさえずりが番への合図ってのはこの頃にも知られていたんだろうか…?
22無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:36:37No.14042881+
    1614422197966.jpg-(27215 B)
27215 B
>>含香花笑叢
>芳しい春に花が香るのは言うまでもないこと
>花がくさむらにさくのは当たり前過ぎてこれも言うまでもないこと
>花の色は?かたちは?開き方は?そして名前は?
うむ!作るにあたっての心遣いの応用だな~
日本の平安時代なんかの古文では「花と言えば桜」なんてことを習ったりするが漢語においてこういったイメージを固定して詠むことは少なくともこの時代においてはまだないと言っていいと思うぞ~
すなわち花が一体何なのかは文脈によって変わるというわけだな~
23無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:40:26No.14042890+
歌はあらゆる動物にとって求愛行動
24無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:41:49No.14042896+
    1614422509782.jpg-(28332 B)
28332 B
さしあたってヒントとなるのはこの句や題でもわかる通りこの「花」は「鶯」と対になっているところがポイントだ~
和人ならつい「梅に鶯」と考えちゃうけどこれもそれこそ懐風藻で出てき始める表現だからな~
むしろ漢語においては早春の鶯はまだ啼き方が拙いものとして取り上げられることがあるからな~
啼き声がさかんというイメージだともう春もいくらか進んできたころ…花でいえば桃や李の頃かな~
25無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:44:51No.14042909+
    1614422691603.jpg-(28273 B)
28273 B
それともうひとつ鶯の具体的な描写に比べて花の描写がふんわりしている点も見逃せないぞ~
すなわちこの対は作者が注目しているのは鶯であり花はその遠景となっている…そう解釈するのもアリかな~なんて思うぞ~
すなわちピントをぼかすことで鶯を際立たせてるんじゃないか…そういう狙いととらえる見方もあるな~
まあこの辺までくると私の個人的見解に入るけどな~
26無題Nameとしあき 21/02/27(土)19:47:13No.14042919+
    1614422833931.jpg-(28273 B)
28273 B
>つい自分の知識で考えちゃってたけど
>鶯のさえずりが番への合図ってのはこの頃にも知られていたんだろうか…?
>歌はあらゆる動物にとって求愛行動
知られていたとは思う…けどあんまりそれが恋愛のモチーフになってる詩は見たことない気がするな~断言できるほど博学なわけではないけど…
むしろ春の喜びの声を自分や自然に代わって挙げているってケースが多い気がするぞ~
27無題Nameとしあき 21/02/27(土)20:57:02No.14043733+
詩才に欠けていたとしてもそれを誰かに知られるわけでもないのなら自己満足の詩作でもいいじゃないと思う一方でやっぱり誰かと風流について語り合ったりしたくもあるという欲求は否定できない…みたいなジレンマを個人的には感じた
28無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:02:20No.14043783+
俺もまた言するに自由自在であらんと欲する
29無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:17:00No.14043918+
    1614428220954.jpg-(27215 B)
27215 B
>詩才に欠けていたとしてもそれを誰かに知られるわけでもないのなら自己満足の詩作でもいいじゃないと思う一方でやっぱり誰かと風流について語り合ったりしたくもあるという欲求は否定できない…みたいなジレンマを個人的には感じた
あるだろうな~隠遁の詩は常にそのジレンマを抱えているともいえるぞ~
そもそも当時の詩は自分のためにというよりは自分でない誰かに見せるために作る側面があるわけで…そもそも世間から離れているのにどうして詩を作る必要があるのか?なんて問いも生まれていくわけだからな~
30無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:22:56No.14043976+
    1614428576183.jpg-(28332 B)
28332 B
>俺もまた言するに自由自在であらんと欲する
自由自在か…この言葉も一度見つめ直してみないといけないな~
自由自在とは自己によって束縛を受けずに振舞うこと…じゃあ自己とは何者か?自分を束縛しているものは何か?
不自由とはどういうことか?…なんてな~こういうと哲学とか禅の領域になっていくけど詩の世界でも感覚としてこういうことを自分の詩の中に問うていくのは大事なことだな~
31無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:32:00No.14044091+
今この瞬間の喜びを即座に歌えないのが本当にもどかしいよ…
32無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:34:29No.14044114そうだねx1
    1614429269855.jpg-(27215 B)
27215 B
ま…脱線はこのくらいにして私見を述べるとな~
自分の非才をはじる…この心情はどうして起こってきたのかって点を問うたときにな~
そこにはやっぱり孤独の寂しさがある気がするな~
歩き回る喜びを感じたうえで自分の文才のなさ…内面に帰ってくるという構成にその切実さがある気がするんだ~
これが例えば「文才がなくて恥ずかしいけど今はひとまずこの景色を楽しもう」だったら随分印象が違うと思わないか~?
33無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:42:11No.14044194+
    1614429731268.jpg-(28332 B)
28332 B
面白いのはこの結びの一句と歌い出しの句が寂しげに響きあってる所だな~
なんだ智蔵さん隠者を気取って実は寂しいんじゃないの!
って言いたくなるな~
もしこの一句目が例えば「払衣出門外」みたいな門の外に歩を進めるような描写だったらどうだろう?
きっと最後の句の印象はそれこそ
>今この瞬間の喜びを即座に歌えないのが本当にもどかしいよ…
みたいな感じになるような気がするんだがどうだ~?
34無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:48:14No.14044247+
    1614430094626.jpg-(28430 B)
28430 B
さてここで定番の「物足りないところ探し」に行ってみようか~
この詩の未熟な点…改善したほうがいい気がする点があったら少し探してみてくれ~!
35無題Nameとしあき 21/02/27(土)21:53:36No.14044273+
わからん…
春の訪れを意識させてるからそれまでの冬の気持ちを想像させたかったんだろうか
36無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:02:03No.14044341+
なんだろうなあ
37無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:10:21No.14044398そうだねx1
友を求めてというのはちょっと露骨すぎるような気もするかなあ
首を巡らせてとかは?
38無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:11:23No.14044405そうだねx1
足りないところはわからないけど
語り合う人は少ないけど語り合える人は居るのかもって思った
もしくはもっとうまく言葉を紡げるを知ってるのかも
39無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:24:40No.14044488+
    1614432280343.jpg-(28332 B)
28332 B
>友を求めてというのはちょっと露骨すぎるような気もするかなあ
そうだな~確かに少し作者の想いが入り過ぎてるようにも聞こえるよな~私も自分がこういう句を作ったら訂正するかもしれんな~
>首を巡らせてとかは?
「こうべをめぐらす」ならだいたい回を使うかな~「回首」だな~巡は見回るとか視察する…もしくは順番がめぐってくるときに使うぞ~
ただこの場合「めぐらす」は「振り返る」の意味になるので「そのあたりを見回して」のニュアンスなら「移眼」なんかの方が感じが出るかな~
ただこれだと対になってる「含香」に比べて少し華やかさに欠けるといわれるかもしれないので更に検討の余地あり…ってとこかもな~
いいアイデアだと思うぞ~
40無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:27:40No.14044509+
    1614432460179.jpg-(28430 B)
28430 B
>語り合う人は少ないけど語り合える人は居るのかもって思った
>もしくはもっとうまく言葉を紡げるを知ってるのかも
なるほど作者が会いたい人や目標とする詩境にある人を想定しているってわけだな~
面白いな~そうなると見方も変わってくるな~
「あの人に」会いたい…こんなに非才で「あの人に」恥ずかしいとこうなるわけだ~
いい視点だと思うぞ~
41無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:32:46No.14044544+
>友を求めてというのはちょっと露骨すぎるような気もするかなあ
立栖 すみかをたちて
なんてどうかな
42無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:37:16No.14044568そうだねx1
    1614433036921.jpg-(28332 B)
28332 B
>立栖 すみかをたちて
>なんてどうかな
面白いと思うぞ~
立というのはいわゆる「飛び立つ」のイメージかな~?
であれば「出栖」とするのが自然かもな~
43無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:47:38No.14044624そうだねx1
>以此芳春節
が情報量少ないかなーと思ったけどここが薄いから次の
>忽値竹林風
が映えるのかな
44無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:51:18No.14044640+
>友を求めてというのはちょっと露骨すぎるような気もするかなあ
詩について語り合える故郷の友人が恋しい作者の気持ちが表れてしまった結果かもしれないと考えるとちょっとかわいい
45無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:55:32No.14044666+
    1614434132324.jpg-(28273 B)
28273 B
>>以此芳春節
>が情報量少ないかなーと思ったけどここが薄いから次の
>>忽値竹林風
>が映えるのかな
ここは私も思うところだ~「以」「此」と散文的な表現なのはちょっと気になるな~でも言ってくれてる通りこの句が表現として疎であるからこそ次の密な表現が生きるというのも事実…うーむどうしたものかな~
「坐趣芳春野(そぞろにおもむく ほうしゅんのや)」とでもするかな~これもすこし固いかもな~
46無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:56:09No.14044676+
>>以此芳春節
>が情報量少ないかなーと思ったけどここが薄いから次の
>>忽値竹林風
>が映えるのかな
ありきたりな出だしから一気に具体的な情景になるのがスピード感あって好き
47無題Nameとしあき 21/02/27(土)22:56:41No.14044679+
    1614434201941.jpg-(28332 B)
28332 B
>詩について語り合える故郷の友人が恋しい作者の気持ちが表れてしまった結果かもしれないと考えるとちょっとかわいい
全くだ~表現として洗練されてるとは言えないが作者の人となりが出てると思うぞ~
48無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:05:55No.14044738+
>坐趣芳春野
竹林に繋ぐなら野より道の方がいいんじゃないかな
49無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:06:21No.14044742+
    1614434781219.jpg-(27215 B)
27215 B
さて…私の意見だが友からも意見が出たようにこの詩の物足りなさは中四句の作りが少し練り足りないところがあるというところだな~春の喜びと人恋しさというテーマを扱うにあたってそれに説得力を持たせるにはやっぱり春の景を劇的に描写する必要があると思うんだよな~
いや作者も文才が足りないって自分で言ってるじゃん!って思うかもしれないけどこういう表現は自分への言い訳ではなく全力を尽くした上で表現しようもない喜びの大きさを表すためのものだと思うんだ~
だから粗削りでももっとパワフルな景の描写ができると印象はもっとよくなると思うんだよな~
特に後ろ側…友が言ってたように花が咲くというのはかなりあり来たりだ~
比較対象としてはちょっとかわいそうだけど「山青花欲然」なんて表現と比べるとちょっとパワー不足な感がしちゃうよな~
50無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:09:36No.14044763そうだねx1
    1614434976262.jpg-(28332 B)
28332 B
>>坐趣芳春野
>竹林に繋ぐなら野より道の方がいいんじゃないかな
なるほど…確かに…その通りだ~いい助言をもらったぞ~
道だと少し身もふたもない言い方だから径あたりが適当かな~
春色小径なんてのもあるしな~
51無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:11:10No.14044770+
「そぞろ」で「春」てワードだと奥の細道を想起する
よくある表現なのかな
52無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:13:44No.14044785+
径だと趣も変えなきゃならんな
坐徊芳春径とか?
53無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:18:03No.14044821+
たしかに迫力不足かも
花笑叢も擬人法っぽく見えるけど笑に咲くの意味があるならただ事実を述べてるだけだし
54無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:19:49No.14044831そうだねx1
    1614435589063.jpg-(27215 B)
27215 B
>坐徊芳春径とか?
う~む徊を一字で使うのはあんまりなじみないな~
やはり徘徊や裴徊(ぶらぶらする・悪い意味はない)と使ってこそだと思うぞ~
まあそれでもいいし坐を残すなら往(ゆく)なんかでもいいかもな~
55無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:20:48No.14044840+
笑に咲くの意味がある
草生えるってそういう…
56無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:21:29No.14044843+
春色小径って聞きおぼえあると思ったら原作要素か
自分は野も好きだなあ
目的もなく歩いてる感じがするし浮世離れした出家者のイメージに似合う
57無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:28:59No.14044899+
    1614436139436.jpg-(28332 B)
28332 B
いやはやこうしてああでもないこうでもないと検討できるのは楽しいものだな~実に楽しい時間だ~
今日はあんまり歴史的な話しなかったけどこういう言葉選びの時間こそ詩の味わいだしな~
逆に言えば今まで政治の場にいる人々の詩はこういうところまで話が進められなかった…そういう意味で留学生・また仏門にある人の詩というものが別のキャラクターを持ってることは伝わったんじゃなかろうかと思うがどうだ~?
この次は釈弁正という人の詩を取り上げようと思うぞ~
58無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:30:14No.14044910+
ところでこの前某氏が古文漢文オワコン論を言ってたけど芳香ちゃんはどう思う?
59無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:30:18No.14044911+
果たして道はあったのかそれとも道なきところ歩いていたのだろうか気になるところ
60無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:31:46No.14044922+
竹林から風なんだから竹林の中ではないのは確かか
61無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:34:00No.14044943+
>ところでこの前某氏が古文漢文オワコン論を言ってたけど芳香ちゃんはどう思う?
千年ぐらい同じこと言われてそう
62無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:41:15No.14045010そうだねx1
    1614436875062.jpg-(27215 B)
27215 B
>ところでこの前某氏が古文漢文オワコン論を言ってたけど芳香ちゃんはどう思う?
私は教育にかかわる立場じゃないからものすごく無責任に発言するぞ~
私自身は古文漢文は重要視すべきだと思う…教養としてであり人間というものを学ぶ上で有意義なことも多いからだ~
だが現状の教育体制ではそういう意見が出てくるのもやむなしだろ~とは思うぞ~何のためにやってるかどういうことを身に付けさせたいのか方針がよくわからんからな~
本気で古文漢文を身に付けさせたいなら現状の量も質も全く足りてないと言わざるを得ないな~英語を考えればわかるだろ~あんなちょちょっとやったくらいで言葉が身につくと思ったら大間違いだ~
一方で教養として知っておくためにやるとなれば無駄が多すぎる…煩瑣な文法やら活用やら覚えるのは全く不必要だな~
そんなことするくらいなら原文をより多く暗記暗唱させた方がずっとためになると思うぞ~
結局会話や自分のものの考え方に行かせるのは身に着けたものだけだからな~
63無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:45:31No.14045049そうだねx1
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28332 B
……とまあ現状の教育に不満はいくらでも出てくるんだがそれでもやらないよりはマシだと思っているぞ~
私はいま友とこうやって詩の話ができるけど例えば友が「春眠不覚暁」や「国破山河在」さえ知らなかったらこんなに興味はもってもらえてないと思うんだな~
ほんの頭の片隅にでもそういうことを覚えてくれてるだけでやりようによっちゃこうしていくらでも世界を広げられるんだからな~
逆に言えば役に立ってるのはその程度のことでしかないと言えないこともないがな~
64無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:48:30No.14045070+
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28430 B
>果たして道はあったのかそれとも道なきところ歩いていたのだろうか気になるところ
>竹林から風なんだから竹林の中ではないのは確かか
いいな~そうやって想像を膨らませられるのは詩の内容に深く親しんでるのと感性が鋭くなっていってる証拠だ~
そのあたりによって言葉選びはどんどん変わってくるから読み取れない部分もガンガン想像してほしいぞ~!
65無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:52:57No.14045103そうだねx1
>逆に言えば役に立ってるのはその程度のことでしかないと言えないこともないがな~
自分にはそれで充分価値があったと思う
66無題Nameとしあき 21/02/27(土)23:58:57No.14045132そうだねx1
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28423 B
>>逆に言えば役に立ってるのはその程度のことでしかないと言えないこともないがな~
>自分にはそれで充分価値があったと思う
ふふふ…嬉しいぞ…このご時世そんなことを言ってくれる友に出会えるのは何よりだ…
さてそれじゃ今日はスレ落ちも早そうだしこの辺にしよ~
お付き合いありがとうな~
また会おう!さらば~!
67無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:01:21No.14045146+
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56293 B
え…新作に出たい…?そんな…急に言われても困っちゃいますわ…
強欲の方でもいい…?とりあえず芳香ちゃんそういうことは開発が始まる前に言わなきゃ可能性はゼロですわ…
68無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:01:33No.14045147そうだねx1
    1614438093879.png-(20228 B)
20228 B
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!
69無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:02:00No.14045152+
ありがとう芳香ちゃん
また1つ賢くなれたぞ俺
70無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:02:37No.14045155+
義務教育のあれは普通文やら勅語やらで文語体や漢籍が身近にあった時代の方向性を残してる代物だから現状では腐らせてるフシもあるけど逆に和漢の古典に触れるようになると有難みも感ぜられると思う
>解釈は、つねに文法に抵触しない範囲内で行わなければならない。(小田勝『古典文法総覧』1.1)
71無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:03:00No.14045160+
おやすみよしかちゃん
今夜はいい月だよ
72無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:04:10No.14045167+
それにしても最近としあきが賢くなってる…
結構としあきのレスにハッとさせられることが増えた
73無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:04:45No.14045170+
おやすみ芳香ちゃん
楽しかったよ
74無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:08:07No.14045188+
汝知国破山河在 なんじくにやぶれてさんがあるをしり 
不忘少年時憶出 しょうねんのひのおもいでをわすれず
75無題Nameとしあき 21/02/28(日)00:10:38No.14045201+
>とりあえず芳香ちゃんそういうことは開発が始まる前に言わなきゃ可能性はゼロですわ…
収穫前後だけ祈られてもほとんど寄与できない穣子様思い出した
[リロード]01:57頃消えます
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