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親戚の小学生の年度末テストがおかしすぎる 作者:唯乃なない
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7、総合テスト大問4 その2

「敵の数、引き続き増大しています。正確な数は把握できませんが、すでに二千万を超え……」


「もういい。言うな」


 オペレータの言葉を遮って、司令官があきらめたような声を出す。


 もう、全天球スクリーンは敵艦が多すぎてグチャグチャだ。

 なにが映っているかわからないし、警告メッセージが山のように出てなにがなんだかわからない。


 インフレゲー、ここに極まれり。


「来るところまで来たな……というか、こんなところまで来るなんて、誰が予想するか……」


 いくらふざけた先生たちだって、最初からここまで想定していたとは考えにくい。

 きっと、悪ふざけの上に悪ふざけが重なって、意図せずにこうなってしまったのだろう。


 というか、リアルタイムで文章を映像に変換している俺の身も考えてもらいたい。

 数千万もの敵戦艦を大雑把でも脳内に描画するのがどれだけ大変か。


「このままでは描画負荷で俺の脳が焼きつくされる……!!」


 どんなテストだ……。


 このテストが終わるまで俺の精神と脳みそが持つだろうか。



 場面はまた宇宙空間に戻る。


 師匠とたかし君とゆうき君の三人が宙に浮かんでいる。


 ゆうき君はすでに気がついたらしい。


 そして、師匠は例の確率分散で敵戦艦を破壊して戻ってきたばかりらしく、荒い息をしている。


「さすがに……少しつらかったな。年には勝てんか……」


 師匠の額には玉のような汗がういている。


「し、師匠、大丈夫ですか!?」


「よい、気にするな。よいか、これが分身の術を基本とした最終奥義、『我、無と成りて』だ」


 師匠が渋い表情で技名を唱える。

 なに、その文章っぽい技名。


「そんな技があるんですか!?」


 と、ゆうき君が驚きの声を上げる。


「そうか、確率分布して敵に捉えられないようにするんですね」


 たかし君は頷く。


「理屈はよい。世界と一つになるのだ。それこそがこの奥義の極意」


 なんかすごいこと言っている。

 というか、トンデモ技を無理やり科学っぽく説明する作品はよくあるけど、学校のテストでそれやっちゃいかんだろ、おい。


 師匠が上を見上げる。


「敵の増援が来たようだな。二人共、まだ戦えるか」


「け、怪我はありません。でも、イスカンダル軍の動きが止まっているようです」


「ふん、イスカンダルの奴らはもう諦めたのか。科学技術は地球とは比べ物にならんようだが、肝心の根性が足りておらん」


 師匠が吐き捨てる。


「いや、それが普通だと思うけど……」


 俺がぽつんとつぶやく。


 誰がそんな無謀な戦いを挑むかと。


「行くぞ」


「師匠!?」


「無茶です! あの数に僕らだけで戦えるわけがないです」


 二人がもっともなセリフをいうが、師匠は全く揺るがない。


「たかし、ゆうき、戦いには2つある。負けても次がある戦いと、負けてしまっては次が無い戦いだ。この戦いに負けたら、イスカンダルも地球もやつらの思うがまま。そして、わしらのような反抗勢力は家族ぐるみで消されるだろう」


「そんな……!」


 ゆうき君が絶望の声を上げる。


「次が無い戦いに挑むとき、男は最後まで足掻あがかねばならん」


 師匠が渋い声で言う。


「でも、自暴自棄は駄目だと言ったじゃないですか!」


 と、たかし君がもっともなセリフを言う。


 それもそうだ、と俺もたかし君の隣で頷く。


「自暴自棄? それは違うな。わしは捨て鉢になっているのではない。この星と地球を救うために覚悟を決めただけのことだ」


「し、しかし、このままではとても勝ち目がありません」


 ゆうき君が困った表情で言う。


「勝つために足掻くのだ。勝算のない戦いはせぬ」


 師匠はそう言い切ると、敵の中央を見据えた。


「ギガンティックは規模こそ大きいが、言ってしまえば烏合の衆だ。見よ、戦艦の形がそれぞれ異なるだろう。ギガンティック本星の戦艦は極わずか。それ以外は皆、ギガンティックについていれば安全と付き従っているだけの他の星の連中よ」


 銀河の事情に詳しい師匠。

 事情通だ。


「っていうか、え、戦艦の形がいろいろあるの!? く、くそー、がんばれ俺の中二病!」


 今、目の前で映像化されているのは全て菱型っぽい形の戦艦だ。

 気合を入れて、丸っこいのとか三角のとか星形とかうずまきとか……とにかく思いつくありとあらゆる形の戦艦を作り出し、宇宙空間に並べる。

 ますます、俺の脳みその負荷が重くなっていく。


「所詮、日和見主義の連中だ。ギガンティックが不利と悟れば我先にと逃げ出すだろう」


「しかし、どうすれば……」


 ゆうき君が思いつめた顔で言う。


「奴らの絶対的優位を崩し、指揮系統が壊せ。それでこの戦いが終わる」


「どうやって……」


「頭を叩け」


「母艦をですか!? ですが、あそこまで辿り着くのは……」


 たかし君が懐疑的な声を出す。


「わしを信じろ、二人共。たかし、今ここでお前に最終奥義『我、無と成りて』を伝授する。この戦いを制すにはお前が鍵なのだ。できるな」


「それは……」


 たかし君が敵軍の山を見て口ごもる。


「たかし、あやつらを見よ。奴らも諦めていない。お前のような子供がそんなに諦めが良くてどうする」


 師匠が見上げた先にはトテモアーク達の姿があった。



 飛んできたトテモアーク団。

 最初に声をかけて飛んできたのは炎の男だった。


「おいどうした、たかし、ゆうき。随分としょんぼりしているじゃないか」


「炎の男……」


 たかし君がポツリと名前を呼ぶ。


「トテモアークの旦那、こいつらすっかり意気消沈してるぜ」


「二人共、もうあきらめているのか。わしを打ち倒した時の固い意志はどうした!?」


 炎の男に声をかけられたトテモアークが渋い声を出す。


「トテモアーク……」


 たかし君が名前を呟く。


 トテモアークがアップになってみると、案外と格好いい男に映像化されている。

 名前と見た目が釣り合ってない。

 武井のテストでは腕相撲でたかし君に秒殺された雑魚だったのに。

 劇場版クオリティで随分と格好良くなっている。


「トテモアーク殿、頼みがある。敵母艦への突破口を切り開いてくれ。今のたかしでは一人でこの敵をくぐり抜けて母艦にはたどりつくはできん」


 まるで、いつかそれができるようになるかのように師匠が言う。


 というか、なにこの流れ。

 俺はテストを見ているはず。


「望むところよ。トテモアーク団の力を見せつけてくれるわ。行くぞ、野郎ども!」


 大会社の重役のような貫禄のあるトテモアークが、キャラを振り切ったように「野郎ども!」を叫ぶ。

 すると、四天王の一人の「風の男」が「旦那、ノリノリだねぇ」と肩をすくめる。


 な、なんか良いキャラしてやがるな、こいつら。


「行くぞ!」


 トテモアークが拳を握り、そのまま敵の前線に向かって飛んで行く。


 それを見た、炎の男がたかし君を振り返って、


「お前ならできるぜ、たかし。自分で自分を信じてやれよ」


 と親指を立てる。

 そして、敵軍に振り返ると、全身の炎をたぎらせる。


「俺の炎の熱さは、俺の魂の熱さだ! 俺の魂の輝き、受け取りやがれぇぇ!」


 炎の男が雄叫びを上げ、炎の塊となって飛んで行く。


 今更だが、本当に炎系の能力者だったのか。

 存在的にも気迫的にも熱い……!!


 そして、「風の男」も


「今日の風は嵐の予感だぜ。いっちょ暴れてやるか」


 と、ニヤッと笑って飛んで行く。


 そして、「闇の少女」が


「闇はとても静かなもの。でも、今日の闇は凶暴よ。ふふ……」


 と、小さく笑って飛んで行く。


 そして、「魔の女」が


「まさか、世界征服を企んでいた私達がこんな役回りとはね。でも、それもいいか」


 と、が自嘲気味にクスリと笑って、やはり飛んで行く。


 5人の前に浮かんでいるのはギガンティックの数千の8km級戦艦だ。


「トテモアーク団、な、なんかすげーキャラ立ってるな……というか、ヤバい、燃えてきた……」


 もはや脳が過負荷で、自分でもわけの分からないテンションになってきた。


 そこへイスカンダル軍から無線が入ってきた。


『おい、止めろ! 無茶だ! 犬死にするぞ!』


 しかし、トテモアークはその無線に答えず、


「地球人てのはな、諦めが悪いのさ」


 とつぶやくと、堪えられていられないとばかりに大きな笑い声をあげた。


「ハハハハハ!! トテモアーク団、一生に一度の晴れ舞台だ! 華々しく行くぞ、野郎ども!」


 そして、トテモアークを先頭に五人が敵軍へと突入していく。


「熱い……トテモアーク軍団、熱いじゃないか……」


 俺の中の全米が拍手喝采している。


 やりたい放題すぎて、もはや心地いい。



 師匠がたかし君に奥義を伝授している姿が遠くに見える。


 その手前では、トテモアーク団がたかし君の進路を作るべく、一直線に敵を蹴散らしていく。


「おお、行ける! 行けるぞーーー! がんばれ、トテモアーク! 風の男! 闇の少女! 魔の女! そして、炎の男!!」


 俺が彼らに応援を送っていると、突然無線が入ってきた。


『虫けらども! いい気になりおって! これが目に入らぬか!』


 敵軍の無線だ。


 続いて、


『あれは……超絶ちょうぜつ戦略級 超超超広域決戦終結用 二十七式縮退しゅくたい相転移そうてんい砲!? あんなものを持ちだしたのか!?』


 という、イスカンダル側の軍人の声が読み仮名付きで聞こえてくる。


「え?」


 その瞬間、トテモアーク団の目の前に、数十キロメートル級と思われる超巨大な砲台がついた宇宙戦艦が実体化する。


 俺の妄想にわざわざ読み仮名はつかない。

 ということは、この中二病まっしぐらな名称は、俺の中二病の妄想ではなく本当にテスト用紙に書いてあるようだ。

 この名前考えた先生出てこい!


 ……と言いたいが、今はむしろ拍手喝采してやる!


 目の前に浮かぶ『超絶戦略級超超超広域決戦終結用二十七式縮退相転移砲』。


「うをおおおおおお!!!!」


 とんでもない命名をしてくれたお陰で、すごい迫力で映像化される。


「すっげぇぇぇーーーーー!!」


 子供のように歓声を上げる。



「くぅ! このままでは!」


 トテモアークが黒い波動で敵を蹴散らしながら、焦った声を上げる。

 トテモアーク団は一丸となって敵を蹴散らしていくが、それが精一杯だ。

 とても超絶戦略兵器の攻撃に対応する余裕はない。


「ど、どうなってしまうんだ、トテモアーク団!?」


 俺が焦った声を上げると、


「お呼びかしら?」


 という声が右から聞こえた。


 振り向くと、


「って、ミカミカデラックス!?」


 『魔法少女ミカミカデラックス~アンリミテッド~』がステッキを構えて、そこに居た。


「え、アンリミテッド!? いつのまに!?」


 多分テスト本文に「アンリミテッド」とそう書いてあるのだろうが、残念ながら今現実のテスト用紙を見る手段がない。

 しかし、いまさら、そんな細かいことはどうでもいい!


 行け! どんどん行け!


『馬鹿者が! たった一人で超絶戦略級兵器に立ち向かえるものか!』


 敵が無線で挑発するが、対する魔法少女は余裕の表情だ。


「超絶戦略級の兵器? あら、私だって超絶戦略級の魔法少女よ」


 超絶戦略級魔法少女!?


「俺は今、何を目の当たりにしているんだ!?」


 魔法少女はステッキを振り回してポーズを取る。


 わけがわからないよ……!!


「こんなものを読んでしまっている俺は……俺は、大丈夫なのか!?」


 しかし、いまさら止められるわけがない。

 いや、止めるわけにいかない。

 最後まで付き合ってやるぜ、武井と先生達!


『ふははは! 貴様一人の力で縮退相転移砲の力を受けきれるものか! 一瞬で粉々にしてくれる!』


 敵が高笑いをする。

 すると今度は左から、


「魔法少女は一人ではありませんよ」


 という声が聞こえる。

 あれ、どこかで聞いたような声。


 そして、左を見て、俺はあんぐりと口を開けた。


「イスカンダル女王……」


 俺の左側には、ヒラヒラの衣装とステッキを持って構えているイスカンダルの女王が居た。

 しかも、女王は若くてスタイルが良いので、そんな衣装を着てもかなり格好いい。

 よかった、女王をおばあちゃんで映像化しなくて。


『なにぃっ!? イスカンダルの女王だと!? ふ、ふざけたことを!』


「ええ、ミカさんから魔法少女の力を分けていただきました。私はもう、無力な女ではありません。私はこの国を守るため、国民と共に戦います!」


 女王がキリッとした表情で言い切る。


「な、なんつー展開だ……自由すぎる……これが……これが先生たちの実力だというのか!?」


 無線からイスカンダル軍人たちの声が聞こえてくる。

『女王陛下が前線に出ている!? お付の者達はなにをしているんだ!』

『おい、誰か援護に回れ! 怪我をさせるわけにはいかんぞ!』

『こっちは手一杯だ! 誰か出れる奴はいないのか!?』

『お隣さん、ちょっと静かにしてくださいよ!』


 イスカンダル側も、まさかの展開に混乱しているようだ。


「そ、そりゃそうだ……。誰が女王が魔法少女になって宇宙へすっ飛んでいくと思うよ……」


 そして、ついに『超絶戦略級超超超広域決戦終結用二十七式縮退相転移砲』が起動する。

 低く唸る重低音とともに、その砲身がトテモアークたちに狙いをつける。

 その前に立ちはだかる、ミカミカとイスカンダルの女王。


 前代未聞!


 超絶戦略級超超超広域決戦終結用二十七式縮退相転移砲 VS 魔法少女!


「守ってみせるわ! 地球の平和を!」


「守ってみせます! イスカンダルの平和を!」


 二人が叫んでステッキを構える。


「い、行けぇ! 二人の魔法少女!!」


 俺が叫ぶ。


 が、その瞬間、いきなり世界が止まった。



「は!?」


 世界が白黒になり、全ての動きが止まった。

 魔法少女はステッキを構えたまま静止している。

 数千万の戦艦も静止し、中には敵の戦艦と激突して爆炎をあげた瞬間で時間が止まっているものもある。


 な、なんだ……?


「ま、まさか俺の妄想力が尽きたのか!? こんなところで!?」


 歯ぎしりして、あたりを見回す。

 しかし、時は止まったままだ。


「せ、せめてもう少し先まで……」


 と、言いかけたところで、目の前の浮かんだ文字に目が止まった。


『問題1:1543年、ポルトガル人によって種子島に持ち込まれた……』


「これは……問題!?」


 問題文とみられる文章が宇宙空間にでかでかと浮いていた。

 全長数千kmはあるだろう。


 どうやら、大問4は本文と問題が交互に出てくる形式のようだ。

 文が途切れて問題文にぶち当たってしまって、物語の進行が止まっているようだ。


 こんな形式では、物語の興が削がれてしまう。


 しかも、こんないいところで!


「金曜ロードショーのCMじゃないんだぞ!? ふざけるな! 先生たち、肝心なところで……!!」


 そしてこの問題はどうみても社会だ。


「ポルトガル……種子島……火縄銃か! 超絶戦略兵器と魔法少女が戦っている時に、時代遅れの火縄銃の話だと!?」


 怒鳴りつけるが、問題はそこにあり続ける。


「社会は何考えているんだ!! 状況を冷静に見ろ! まじめにやれぇぇぇぇ!!」


 その瞬間、ゆうき君と同じ謎の波動が放出される。

 そしてその波動で社会の問題文が粉々に砕ける。


「な、なんか出た!?」


 しかし、


「また問題か!?」


 どうでもいい問題が次々と目の前に表示される。


「馬鹿な! ここまで来て問題に何の意味がある! どけ! どくんだ! 俺は……俺は、早く続きが見たいんだ! うをおおおおおおおおお!!」


 目の前の問題をぶち壊す。

 ぶち壊す。

 さらにぶち壊す。

 さらにさらにぶち壊す。


 ついにまた時が動き始める。


「よし、来たぁぁ!!」


 縮退相転移砲の砲台がゆっくりと動き出す。

 魔法少女達がステッキを構える。


「進め、進むんだ!」


 音が聞こえてくる。

 縮退相転移砲の稼動音、無線で飛び交う怒号、そして人々の祈り。


「進め、進め……次の行へ!」


 叫ぶ。


「次の文章へ! 次の展開へ!」


 叫ぶ。


「戦いの、最後までぇぇ!!!」


 力の限り、叫ぶ。


 と同時に、数百人のコーラスが入った壮大な曲が流れ出す。


 俺の神経は完全にこのテストにやられた。

 しかし、後悔はない。


 神々しいまでの美しい響きに涙が溢れる。


「うをおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 叫ぶ。

 とにかく叫ぶ。

 どこまでも、叫ぶ!


 無線からいろいろな声が聞こえてくる。


『行けるか……行けるのか!?』

『神に祈りましょう、あの戦士たちの勝利を!』

『俺は信じる。信じているぜぇ!!』

『俺だって、やってやる! たとえ彼らの万分の一の力であろうとも!』

『おい、相棒! もうちょっとで、この戦いも終わるんだ! 死ぬな、もう少しだ!』

『ちょっと、おとなりさん、さっきからうるさい! いま何時だと思ってるんですか!?』


「くぅ……熱い……熱いぜぇ!!」


 血がたぎる。

 体が熱くなる。


「うをおおおおおおおおおおおおおおお!!!」


 俺の声に後押しされるように、二人の魔法少女が放つ必殺技が超絶戦略兵器を破壊する。


 そして、その時を待っていたようにゆうき君とたかし君が飛び出してくる。

 トテモアーク達が作った道を通り抜け、魔法少女に破壊された縮退相転移砲の隣をすり抜け、敵の母艦へと接近していく。

 そこへ叩き込まれるミサイルの山。

 しかし、ゆうき君がそれを食い止める。


「行け! たかし!」


 たかし君はさらに母艦へと接近する。


 そこへ敵のレーザー砲が集中する。


「「たかし!」」


 ゆうき君と師匠が叫ぶ。

 その声が届いたのか、たかし君はレーザー砲が直撃する前に姿を消す。


-我、無と成りて。


 たかし君の声が聞こえた気がした。


 そして、その直後、敵母艦は爆発・四散した。


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