・自分の説明下手によって他人を誤解させること
・誤解した他人が自分のメンタルを消耗させること
これらを防ぐための俺的心得です。
理由を聞かれても答えない方がいい
自分の言動や主張について、「理由は?」「それはなぜ?」と人に聞かれることはよくあります。
自分の中で明文化できていること、使命とも言うべき一貫した思想、事実に基づく確信がその理由となるのならよいですが、そんな強い意志ですべての物事を決められるわけなんかないので、理由についての質問には、あまりまともに取り合うべきではありません。
本理論の適用となるケース
・自分の中で一貫したルールが決まっているわけでないもの
・自分と他人で違うルールの適用となるもの
・あらゆる状況で通用するわけでないルールとなるもの
・ルールが今後変化する可能性がある場合
本理論の適用とならない(質問に答えてもよい)ケース
・自分の使命や確信に関わること
・誰にでも適用できる一貫したルール
・誰にでも説明しやすい根拠(データ)
・法律や契約などが理由である場合
理由を説明してしまうとどうなるか
・相手が曲解や拡大解釈を行う場合がある
(カレーは辛い刺激があるからこそ食べると言ってしまうと、刺激のある人生を求めていると勘違いされる、など)
・説明した理由だけで判断基準が成り立っていると勘違いされる場合がある
(男らしいところを尊敬するなんて言ってしまうと、男らしくない人は尊敬の対象でないと思っていると勝手に予想される、など)
・テーマすげ替え攻撃の被害に遭う
※手順
①自分が行った説明「テーマと理由の組み合わせ」に対し、相手が脳内で「テーマ」と「理由」に分離する
②相手は「テーマ」を忘れ、「理由」だけを記憶する
③相手は別のテーマについて、記憶した「理由」を勝手に適用して自分の人間性を予想する
(仕事はこちらから選ばず相手任せであると言うと、友人付き合いもこちらから選ばず相手任せにしていると意味不明な勘違いをされる、など)
・しょうもない応酬話法の恰好のカモになる
(お金がないから投資をやらないというと、お金がないからこそやらねばならないと言われる、など)
・同じ理由が適用できそうな、全く別のものを勧められる可能性がある
(スペックがいいからこのノートPCを買ったというと、デスクトップにしたら?と言われる)
・相手に小言を言うチャンスを与えてしまう
(ダブルスタンダードについての指摘を受けるなど、自分としては既知の問題をわざわざ掘り起こされて面倒)
理由に関しての質問をどのようにかわすか?
・総合判断だと言い張る、理由はいろいろやねと言ってはぐらかす
・相手にとっては意味不明なことを言う
(決意表明、運命、天啓、使命、などと言う)
・限定語句を付けると少しマシ
(今回は、この人は、これについては、この場合は、今日は、今のところは、などと言う)
・誰しも納得しそうな大義名分を自分の理由として偽り、話す
・明確な理由がないことを装う
(なんとなく、フィーリングで、直感、などと言う)
・説明を拒否する
(理由などない、説明が言葉にできない、好きだから好き、理由なんてエエねん、などと言う)
・結論を先送りする
(これからの自分を見てください、などと言う)
──
以上です。
自分の説明が完璧であれば他人を誤解させることはないのですが、理由は自分の成り立ちそのもので、それを言葉で説明しろなんて酷な要求だと思うシーンは多いです。
避けられる質問はできるだけ避けて、消耗しないように気を付けましょう。という提案でした。
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