クリエイティブ
この連載では、Adobe XDを便利に使うための様々なテクニックを、Adobe XDチームのツイートからピックアップしてご紹介します。今回は、3種類のテキストエリアの特徴を紹介する5つのツイートを紹介します。 #AdobeXD #ProTip Create a new auto-width text box (formerly “point text”) by selecting the text tool and
02-26-2021
ビデオ
この連載では、After Effectsを触ってみたいIllustratorユーザーの方へ向けて、モーションデザインの考え方や、具体的な操作を紹介していきます。自分で描いたイラストやアイコン素材が動くと嬉しいものです。こうした素材を動かすためには、実はIllustratorのレイヤー分けが肝心。第5回はレイヤー整理を学びながら、キャラクターやアイコンのモーションを作成します。 サンプルデータはこちら 本連載は、「Illustratorユーザーのためのモーションデザインことはじめ オンライン講座(全6回)」 と連動しています。あわせてぜひご視聴ください。 浅野: いよいよイラストを動かしていきます。イラストの動かし方はご覧になっている皆さんも知りたいと思いますし、私も楽しみです! 山下: こちらが私が作った例です。今回はこんなのを作ってみましょう。 浅野: 私が描いた絵が動いてる!かわいい!!……でも、データの作り方的に言うと、これを作成するのは結構たいへんだったのではという気が……。 山下: ええ、言いにくいのですが……。 浅野: すみません! 悪気はないんです。 山下: では、まずは具体的に改善ポイントを見ていきましょう。 まずはどこを動かすかを考える
コーポレートニュース
2020年のCOVID-19感染が拡大している時期に、ある電機メーカーの消費者向け新製品発売が計画されていましたが、最大の市場である米国は大打撃を受けていました。ところが社の幹部は、先延ばしにせず予定通り新製品を発売することを決めるとともに、デジタルマーケティングと対面マーケティングを組み合わせたハイブリッドなアプローチから、100%デジタルマーケティングへと戦略を切り替えました。 すみやかに方向転換したことにより、そのメーカーは米国市場でこの新製品を展開できただけでなく、欧州と中国での展開をも加速することができました。このように老舗企業がこれまでとは違った形でビジネスを推し進めなければならないと判断し、ほとんど一夜にして変革を成し遂げたことは見事なリーダーシップだと感じました。 2020年は誰も予想できない1年でした。ビジネスリーダーは組織を前に進めていくために極めて機敏かつ柔軟、つまりアジャイルであることが求められました。アジャイルなアプローチを採用した組織は、パンデミックにうまく適応し、パンデミック収束後にも成功を加速させる体制が整っています。しかし、アジャイルな組織は、誰もが実現できるわけではありません。それには既成概念にまったくとらわれないクリエイティビティと思考力が必要になります。 クリエイティビティが真の力を発揮するとき ビジネスアジリティとは、リアルタイムで変化に対応し、コロナ禍のような、脚本が存在しない状況において新しい戦略を打ち立てる能力です。 たとえCOVID-19が蔓延していなかったとしても、イノベーションのスピードは加速し続けています。変化に適応しない、あるいは変化を受け入れないリーダーは苦戦することになります。リーダーとしてアジャイルな決定を下すことは、飛行中の航空機の修理や点検を行うようなものです。今日のリーダーの役割は、優れたデータと個人の信念に基づいて、飛行中に判断を下して軌道修正することです。 このようなアジリティは、ゼロから新しいものを生み出すクリエイティビティの本質であり、このコロナ禍の状況では戦略と機会を生み出すということにほかなりません。クリエイティブなプロセスはどんな結果になるかわからないので不安が伴うかもしれません。しかし、クリエイティブな人は変化を恐れません。変化を受け入れて、従業員と顧客にとって有益になるようにする方法を見出そうとします。クリエイティブなリーダーや組織は、コミュニケーションとコラボレーションの文化を育てていくという意識があり、真のアジリティが備わっているのです。 組織全体でクリエイティビティをはぐくむ アジャイルなリーダーは、クリエイティブの責任を一人で背負うことはありません。従業員一人一人のクリエイティビティを生かす方法を知っているからです。 私は昨年の12月、日本の老舗企業の役員の方とお話をする機会があったのですが、自分は社内の若手との関わり方について何もわかっていなかった、とおっしゃっていいました。一緒にランチを食べたり、飲んだりして、彼らの人となりやモチベーションの根源について知るうちに、自然と会社のこれまでのやり方を変えていたというのです。 まず、勤務時間を変えました。クリエイターやエンジニアは午後から仕事の効率が上がることを知ったからです。服装規定も緩め、彼自身が適応や変化する必要があることを自ら体現しようとスーツとネクタイではなくTシャツとスポーツコートで役員会議に出るようにしました。何よりも同社は顧客とよりデジタルにつながるようになりました。リアルタイムで顧客動向データを提供する新しいアプリを展開し、カスタマーエクスペリエンスを向上させたほか、周辺市場への参入も検討するようになったのです。 従業員と膝を交えて話すというちょっとした行動が、とてつもなく大きなクリエイティビティを生み出し、会社の戦略を転換させると同時に、新しい戦略を展開する上で従業員に刺激を与えたのです。 アドビのクリエイティブなリーダーシップ アドビジャパンは、コロナ禍への対応として独自のクリエイティブな方向転換を行いました。パンデミック以前の日本企業は紙の文書と署名に依存していました。ところが突然、デジタルワークフローや電子サイン(これらは徐々に採用されると思っていたのですが)の需要が高まったため、当社は戦略を加速させ、これらの事業にリソースを投入することになったのです。 アドビではさらに、従業員に戦略を伝える方法も変化させようとしています。アジャイルなリーダーシップモデルにおけるリーダーは、市場で起きていることに照らして、なぜその戦略を追求しているのかを説明します。このアプローチを取ることで、従業員は戦略の策定や検証に役立つ提案やフィードバックを返すことができ、組織はよりリアルタイムなインサイトを得ることにより、さらに迅速に動けるようになります。あらゆる決定をリーダーの一存で下すのではなく、リーダーがチームの意見を聞きながら意思決定プロセスを進めることで、多くの決定が現場レベルで行われるようになるからです。 アドビは顧客のクリエイティビティとアジリティの向上にも取り組んでいます。その1つの方法として、オンラインフォーラムにリーダーをお招きし質問を投げかけました。パンデミックによりリーダーシップはどのように変化しましたか?企業はどのように変化を受け入れ、クリエイティビティに着手していますか?市場の変化にうまく対処していますか?だれもが同時に同じような課題に直面しているため、互いに学べる教訓があるのです。 アドビジャパンはクリエイティブな文化とイノベーションへの意欲をもつデジタルカンパニーです。当社の経験談を共有して自ら手本となることもできますが、このようなオンラインフォーラムは、私たちが顧客から学ぶだけでなく、この困難を乗り切るアイディアを皆さんと共有できるまたとないチャンスでもあるのです。 好奇心でリードする 私はクリエイティブなアーティストでもデザイナーでもありませんが、自分自身の人生で一度ならず大きな変化を経験してきました。プロ野球選手からテクノロジー企業のセールス担当者、そしてグローバル企業のリーダーへとステップを踏んできました。私の父は子供のころから貴重なアドバイスをしてくれたものでした。「旅に出て世界を見なさい。世界には見るべきものがたくさんある」と。多様な文化、人びと、バックグラウンドに対する好奇心をかき立ててくれた父の導きは、私の基盤となり非常に役立っています。 グローバルな視点を持つことにより、継続して学ぶことが当たり前となる環境が醸成されます。このようなリーダーシップスタイルを実践することにより、アドビは、ダイナミックな市場にひしめき合う多様な文化や状況に対応し、進化しています。アジャイルなリーダーシップの考えかたは「状況対応型リーダーシップ」としても知られており、その重要性はかつてないほどに高まっています。プレイブックをなぞるのではなく、戦略的かつクリエイティブにリーダーとしての意思決定をするということです。
コーポレート
人工知能(AI)の可能性は無限です。AIが提供する、より深いインサイトやタスクの高速化、意思決定能力の向上は、人間のクリエイティビティと知性をさらに高め、私たちの生活やビジネスを大きく変革するでしょう。 しかし、他の新たなテクノロジーと同様、AIにも独自の課題がつきまといます。AIの場合は、テクノロジーの性能が学習するデータに左右されるという事実です。人間の脳が経験から学習するように、AIも経験から学習しますが、AIでは訓練するデータセットに含まれるデータがその経験に相当します。育成過程が性質に影響するのも人間と同じで、適切なデータを与えれば、AIはそれに従って能力を発揮しますが、データが偏っていればその偏りを反映します。そしてデータの偏りに不公平で差別的なパターンが含まれている場合、AIは有益なものから有害なものに姿を変えてしまいます。 アドビは、AIを活用したツールでイノベーションを推し進めるのと同時に、AIトレーニングに使うデータの偏りから生じる弊害に対処していきます。AI倫理(英語)の推進は、アドビの責任あるデジタル・シチズンシップに則したコミットメントの柱の1つです。アドビは、デジタル社会の一翼を担う企業として、テクノロジーの革新がもたらす影響に対処していくことを決意しています。 その一環として、私たちはここ2年間にわたり、「責任」、「説明責任(アカウンタビリティ)」、「透明性」、というアドビのAI倫理原則を慎重に構築してきました。この3つの原則は、アドビの企業としてのあり方を反映したものであり、製品にAIを導入するための指針となるものです。 責任:アドビは、AIテクノロジーの設計と運用を精査し、その導入による影響と結果に対し慎重に対応します。設計に際し「包括性」を考慮し、有害な偏見やステレオタイプにつながる不公平、差別的、不正確な出力結果の影響を調査します。私たちは、製品やサービスが雇用、住宅、信用情報、健康など個人の生活に大きな影響を与える場合、偏見に対し特別な注意を払わなければならないと考えています。 説明責任(アカウンタビリティ):アドビは、AIを搭載したツールがもたらす結果に責任を持って対応します。AIに対する懸念については、必要に応じて是正措置を取るためのプロセスの確立、そのためのリソースの確保を行います。説明責任には、テストによる潜在的な有害性の予測、そのような有害性を軽減するための事前対策、予期しない有害な結果に対応するシステムの運用も含まれます。 透明性:アドビのAIシステムとその応用についてお客様に明確にご理解いただけるよう、AIの利用方法について透明性ある説明を行います。アドビのAIの利用方法、AI搭載ツールがお客様にもたらす価値、そしてアドビのAIで強化されたツールやサービスを使用する際にどのようなコントロールや設定が可能かという点についてご理解いただきたいと考えています。 AIというものが、テクノロジーと人間の洞察力に関わることから、この原則の策定とアプローチの決定には、さまざまな視点を取り入れました。AI倫理への取り組みの一環として、私たちはAI倫理審査委員会を設置し、多様な経歴や人生経験を持つ世界中の専門家の参加のもと、私たちの取り組みが正しく導かれるよう進めています。これらの委員会は、開発チームの指導に役立つ提言を行い、新しいAI機能や製品をレビューして、アドビの上記3つの指針を確実に満たしていることを確認することを任務としています。 AI倫理審査委員会は、昨年秋、アドビの開発チームと協力してAdobe Photoshopのニューラルフィルターの開発に取り組みました。ユーザーがこのフィルターを適用するだけで、あっという間に人物の年齢や表情を変えたり、白黒の写真をカラー化してくれる、AI搭載フィルターです。ニューラルフィルターのような新しい技術については、どのように利用されたのか、またもたらされる影響について、利用データを慎重に調査しています。人間はバイアスをもっている生きものであり、人間が生み出したデータを使う限り、完璧なるAIというものは実現不可能ですが、より良くしていくことが可能であり、かつ重要です。そしてそれは、何百万人ものユーザーのサポートによって実現可能です。だからこそ、ニューラルフィルター機能では、ユーザーが自分の価値を損なわれたように感じるコンテンツが生成された場合、それを報告できるインターフェイスをフィルター適用のたびに表示しています。ユーザーは、適用前と適用後の画像をアドビのエンジニアに送り、詳細調査を受けることもできます。このようなユーザーコミュニティからの絶え間ないフィードバックを受け続けていくことは、ツールの偏りを最小限に抑え、アドビの価値観を維持するための最良の方法だと考えています。 ニューラルフィルターは、アドビのAI倫理原則に照らし合わせて委員会がレビューした最初のAI機能で、今後、毎年リリースする何百ものAI搭載機能を対象にレビューを拡大する準備が整いました。私たちは、この2年間の成果に非常に満足しており、今後の方向性に自信を持っています。 責任、説明責任、透明性にコミットしたアドビのAIへの取り組みをご理解いただき、AIの未来をすべての人にとって良いものにするため、ぜひ皆様のお力添えをお願いしたいと思います。 この記事は2021年2月17日(米国時間)に公開されたAdobe unveils new AI ethics principles as part
02-24-2021
連載 Webサイトやアプリのデザインをするとき、デザイナーは見た目の美しさだけに責任を持つわけではありません。一般的なグラフィックデザインとは異なり、サイトやアプリをデザインする際の主要な目的は、ユーザーの課題に対する快適な解決手段の提供です。そのために、ユーザー中心のデザイン手法が必要になります。 Greg Hinzmann Designのクリエイティブディレクターを務めるグレッグ・ヒンツマンによると、ユーザー中心のデザインとは、ユーザーからのフィードバックや提案をそのまま受け入れることではなく、彼らの視点、優先事項、達成したいものを理解することです。すなわち、注力するべきは、ユーザーの目標の達成に理想的な方法の実現と、望ましい結果に限りなく近づけることです。 ユーザー中心のデザインのための手法には、市場調査、A/Bテスト、インタビューによるユーザーテストなどの多くの方法がありますが、デザインに着手する前に始めるべきテクニックがひとつあります。タスク分析です。 タスク分析は、ユーザーがどのように一連のタスクを実行して、目指すゴールを達成するかを学ぶのに役立ちます。ユーザーのタスクを分析し、文脈に沿った調査を行うことで、既存フローにおける重要な問題点を発見し、体験を改善するためのより良いデザインを提供する機会を発見できます。 Pinterestで見つけたレシピで料理を作りたいシャロンのイラスト。 ユーザーのタスクをどのように分析するのか、実際の例を見てみましょう。これから紹介する例では、Pinterestで新しいレシピを見つけて保存するのが大好きなシャロンを分析しています。 その中でも、Pinterestで見つけたレシピに従い、食材を買って料理するというゴールに焦点を当てて分析をしていきます。ゴールが広すぎると、重要な課題を特定して体験を向上させることがずっと困難になります。 以前Pinterestに保存したメープル・マスタード・チキンウイングのレシピ通りに食材を買い調理する 下の図は、シャロンがゴールを達成する様子を観察して特定した一連のタスクとサブタスクです。また、認知負荷の大きい2つのタスクを特定しました。認知負荷の高いタスクの欄には脳のイラストが描かれています。 Pinterestで見つけたレシピで買い物して調理しようとするユーザーのゴール、要件、ステップを詳細に記述したタスク分析フローチャート。 タスクの記述には、単純に、数字または箇条書きのリストを使うこともできます。 Pinterestでレシピを探す 素材と手順を確認する つくる数を9から18に増やす 買い物リストを作成する 買い物に行く 調理する
02-22-2021
イラスト、絵画、写真……表現手法は人それぞれでも、アーティスト、表現者であれば、“自身の作品の多くの人に届けたい”という想いは常に持っているのではないでしょうか。 いまや、ポストカードや冊子のような印刷物だけでなく、Tシャツ、トートバッグ、マグカップ、スマホケースといったグッズをかんたんに作れる時代。手がけたアートワークをグッズにして販売した経験を持つ人も多いでしょう。 アーティストのファンの視線から見れば、お気に入りの作家が手がけた商品を気軽に手に入れ、手元に置くことができる時代になったとも言えますし、既製品のデザインでは満足できない、オリジナリティのあるものを所有したいという人にとって、選択肢を大きく広げたとも言えます。オリジナルグッズを作ることは、いまやファンサービスでもあり、コミュニケーションのひとつなのです。 このようにクリエイターのなかで、オリジナルグッズ制作が熱を帯びるなか、2020年10月、日本で注目のサービスがスタートしました。それが「Merch by Amazon」(マーチ バイ アマゾン)です。 Merch by Amazonは、クリエイターの作品をオンデマンド方式で販売できるサービスで、クリエイターはデータを用意し、デザインと商品を指定するだけですぐに販売をスタートできるのが特徴。登録料や利用料は一切不要で、コスト0で始められるのもうれしいポイントです。 注文を受けた商品は、すぐにAmazonの工場内でプリントされて発送されるため、クリエイター自身が面倒な在庫管理や発送手続きを行なう必要は一切ありません。 価格は原価以上であれば自由に設定することができ、価格が上がるごとにロイヤリティの割合も上がるしくみ。販売1点につき、どのくらいのロイヤリティを得られるかは価格設定に連動して確認することができるため、「ロイヤリティを低く抑えて、多くの人に買ってもらいたい」「ここにしかないものだから少し高めに設定する」というように、目的に合わせた販売が可能です。 Merch by Amazonストアページ: http://www.amazon.co.jp/tstore Merch by Amazonの特徴、そのなかでももっとも魅力的かつ刺激的なのは、“海外でも同じように販売できること”です。
アドビは、2/22の猫の日より**「猫フォト/ムービーコンテスト」**を実施します。 テーマは**「猫」**。ご自身で飼っている愛猫や近所に住み着いているお気に入りの猫など、猫をテーマにした写真や動画作品を募集します。 フォト部門、ムービー部門それぞれに最優秀賞、審査員賞を設けておりますのでみなさま奮ってご参加ください。 テーマ「猫」のコンテスト応募期間は、2021年2月22日(月)猫の日から3月14日(日)まで。 投稿の際にテーマである「猫」のフォトもしくはムービーをハッシュタグ「#猫グラフィー」と「#アドビ」をつけて、ご自身のTwitterアカウントから投稿してください。 入賞作品は、Creative Cloud 公式 TwitterアカウントおよびFacebookアカウントで紹介していきます。入賞作品の発表は3月下旬予定です。 「今回Adobe Lightroom Mobileで編集する際、一番意識した事は“ふんわり優しく”仕上げるという事でした。ハイライトを抑える為、Beforeの様にアンダー気味に撮影し、編集ではハイライトを更に下げ気味に調整し、その上で露光量をグッと上げます。そして“ふんわり優しく”仕上げる際の一番のスパイスはテクスチャと明瞭度の調整です。この2つは何かと言うと簡単に言えば上げるとハッキリ!下げるとフワッ!という感じになります。この2つの値を少しマイナスに調整しつつ更に主題の猫がボケすぎないように、丸い形で部分的に補正可能な円形マスクを使い主題以外の明瞭度を下げます。写真にもよりますが、私はこの手法でふんわり優しい世界を創っています。スマホでも簡単にふんわり優しい世界観を表現出来るので是非試してみてください!」 背景をぼかして、写真をより印象的に 暗く写った室内写真を明るく鮮やかに仕上げる 「動画制作で気をつけていることはもち様のかわいさを最大限に引き出すことの一点です。猫は暗いところで瞳孔が開いてまんまるな黒目になるので、室内光が明るすぎないように調整しています。今回の編集は余分なエフェクトや効果音はつけず、シンプルにBGMとテロップのみにこだわりました。Adobe Premiere Rushはシンプルかつ直感的で操作性に長けています。基本的な動画編集機能は全て揃っており、映画やCMのように高度な編集の必要がないYOUTUBEやSNS用の動画制作なら十分すぎると感じました。特に外出時などの隙間時間にスマホ一台で編集できるというのはすごく便利で重宝します。是非、かわいさを引き出す動画制作にチャレンジしてみてください!」 Premiere Rushことはじめ:基本編 Premiere
この連載では、After Effectsを触ってみたいIllustratorユーザーの方へ向けて、モーションデザインの考え方や、具体的な操作を紹介していきます。この回では、緩急のある動きや繰り返しの動きなどの演出効果の付け方を学びます。文字やイラストがただ移動するだけでは面白くないと思われる方も多いと思います。自然で楽しいモーションを目指しましょう! サンプルデータはこちら 本連載は、「Illustratorユーザーのためのモーションデザインことはじめ オンライン講座(全6回)」と連動しています。あわせてぜひご視聴ください。 浅野: After Effectsの基本的な使い方はだんだんと習得しつつある……気がするので、今回は自然に見える動かし方についても教えてほしいです。 あと、私がこのデザインを作るにあたって筆記体の書体をメインにしたのは、書き文字風のモーションを付けたかったからなんですが、そのあたりもぜひお願いします! 山下: わかりました。今回は「キーフレーム以外でのアニメーションの制御」がテーマになると思います。こちらの3つをやっていきましょう。 最後の「エクスプレッション」は複雑なこともできますが、簡単なものを紹介します。本格的に使えるようになるとさまざまな場面で役に立ちますよ。 まずは文字のほうですね。「イージング」と「エフェクト」をやっていきます。今回はこんな例を用意しました。 最後の”Motion Design”がエフェクトを使ったアニメーションです。そこまでいければいいな(笑)。 浅野: がんばります! まずはイージングからですね。 イージング(Easing)とは「速度の緩急」のことです。自然界にある動きの中で、ある地点からある地点までの移動を考えたとき「自然に見える動きの速度」は一定ではなく、動きの緩急が存在します。そこで、オブジェクトにイージングをつけることで、動きが自然に見えるようになります。 今回はテキストにこのようなイージングをつけていきます。文字が止まる直前に動きが鈍くなっていることがわかります。このイージングにより、「滑るような文字の動き」が自然に感じられると思います。
02-20-2021
Stock
連載 パンデミック状況下でのパン作りやお菓子作り、編み物、刺繍、かぎ針編み、染物、フラワーアレンジメント、鉢植えのコレクション、などなど。ここ最近、DIY精神にあふれた昔懐かしいハンドメイド、ナチュラルテイスト、洗練された上品なビジュアルをソーシャルメディアでよく見かけるようになったと思いませんか? そう感じているのは、あなただけではありません。 2021年のデザイントレンド4選をはじめ、Adobe Stockクリエイティブトレンドの多くに新型コロナウイルス感染症の影響が表れています。本年のトレンドの中で最もエレガントなトレンドである「深みを称えたロマンチシズム(Austere Romanticism)」は、見る人に深い癒しを与えるノスタルジックな表現においてパンデミックの影響を彷彿させますが、それと同時に現代的で洗練されたアレンジが施されているのも大きな特徴です。 クレジット:(左)Adobe Stock/More Profesh、(右)Adobe Stock/Good Studio コテージコア(Cottagecore)はそれまでごくわずかな人の間でしか知られていませんでしたが、昨年の一年間でその美学とハッシュタグが爆発的に広まり、大規模なムーブメントになりつつあります。多くの人が突如としてソーシャルディスタンスと巣ごもりを強いられる状況が重なったのも、トレンドの拡散に拍車をかけました。 デジタルを主体とした生活が長引くにつれ、多くの人が自然への回帰を求め、特に自然の美しさに触れたいという思いを抱くようになりました。ご存知ない方のために説明しておくと、コテージコアとは、TikTokやInstagramをはじめ、web界隈で流行している美術のジャンルで、田園や花にまつわる幻想的なイメージ、理想化された自然や農業に関係するモチーフ、ビクトリア様式の感性などを取り入れた表現形式です。過ぎ去った時代の架空の田舎暮らしを模したロマンチックな描写を特徴としています。 クレジット:(左)Adobe Stock/OlgaKorneeva、(右)Adobe Stock/artjafara 今や、仕事や社交のほとんどをオンラインで済ませるようになってきました。画面ばかり見て過ごす生活に対する反動で、実際にものに触れ、手を汚しながら楽しむことができる趣味(ガーデニング、料理、木工、紙や布、糸を使った作品づくりなど)に勤しむ人が増えています。パンデミックの影響下でデジタルでの人づきあいが増え、他の選択肢が失われたことがこの傾向に拍車をかけています。 このような状況を見て、パンデミックを免れるために人々が「都市から離れて」いると考えた人も多かったようですが、現状を鑑みるにこの説は正しくありません。実際には、都市在住者をはじめとする多くの人が、空いた時間に自宅にいながら郊外での生活を楽しむような活動をしていたのです。ここに着目したデザイナーたちは、古風なものと新しいもの、素朴なものと洗練されたものが混在するデザインを生み出し、大きな反響を呼びました。 Adobe Stockのベクター/イラスト部門の責任者を務めるShea
02-19-2021
Adobe Life
連載 アドビは2019年にマルケト社を統合し、新体制をスタート。統合にともない、何が変わったのか。アドビはどこに向かっていくのか。統合後に入社したインサイドセールスマネージャーの松田 愛と、セールス、パートナーアライアンス、カスタマーサクセスマネージャーとして成長を支えた白井 義孝が統合の影響を率直に語ります。 __ インサイドマネージャーを担当している松田がアドビへ入社したのは、2019年の7月。セールスフォースドットコムやアマゾンで共に働いていた仲間たちから誘われたことがきっかけでした。 変革期であるがゆえの入社のメリットやデメリットを社員に聞き、慎重にアドビへの入社を決めたと話す松田ですが、自身が働く上で最も重視したいと考えている“人と製品”のすばらしさを感じながら働いています。 松田 「Marketo Engageは、どこにも負けない、いいプロダクトです。お客様を幸せにするため、心の底から提案したいと感じています。メンバー全員が製品に誇りを持っていますし、そんな社員と共に働ける環境は魅力的だと思います」 白井は、現在マネージャーとしてカスタマーサクセスチームをけん引する立場にいます。事業や組織を統合することは、難易度が高く、困難なところも多いですが、大きな気付きも得られますし、ただ単純に「統一する」というものではなく、「さらに良いものをつくっていく」という気持ちで取り組んでいます。 白井 「統合によるシナジー効果を出さなければいけないので、アドビ側とマルケト側が連携して戦略を立て、組織を変えることが必要です。たとえば、統合前のアドビチームで行なっているお客様向けの活動と、マルケト側で行なっている活動には当然違いがあります。なので現在は、週次でエンタープライズのカスタマーサクセスチームの責任者とミーティングを行い、お互いの取り組み内容や課題の共有を行なっています。 どちらかのルールを一方的に当てはめるのではなく、良いところは取り入れて、一緒に共通のオペレーションを目指すという点が大事ですね。その大前提としてはお客様に対する考え方、カスタマーサクセスがどういう価値を提供するのかという、共通の価値観を持つことだと考えています」 アドビとマルケトが双方のリソースや事業プロセスを把握し、シナジー効果が出るように連携していく。2019年3月に統合してから1年弱経過した現在(取材当時)も、社内の細かい統合は慎重に進めています。 松田 「事業プロセスや使っているツール、評価方法など、全然違うことを一つひとつ統合している段階です。現場レベルの統合はかなり複雑なので、交渉しながらひとつずつ決めて前に進んでいます」 統合は鋭意進行中です。具体的な効果が出るのはまだ先だと見込んでいますが、統合で変わったことと変わらなかったことが明確に見えてきました。 __ まず統合によって変わったのは、人です。ゼロから組織をつくるのが好きな人も、成熟した組織で安定して働きたい人もいます。楽しめるフェーズの違いにより人の出入りがあるのは、会社として自然なことです。
サタケシュンスケさんをゲストに招き、Adobe Frescoの多彩なブラシを使ったアナログ風の表現方法を解説、実演いただききます。また、サタケさんオススメのブラシや、編集性が高いデータの作り方なども伺います。 ゲスト:サタケシュンスケ ▼関連記事
02-18-2021
昨年10月の Adobe MAX で公開された Photoshop のニューラルフィルターはまるで魔法の道具です。クリック一つで人工知能(AI)が写真に写った人間の顔の表情や年齢を変えるデモを見て、人々はとても興奮していました。とはいえ、それは単なる目新しさや技術に対する反応ではありません。このフィルターによる新しいワークフローへの期待と、クリエイティブな可能性に対するものです。 MAX では、ニューラルフィルターのひとつ「スマートポートレート」が大きな話題になりましたが、これまでにないほど写真を簡単に修正できるフィルターは他にもあります。この記事では、機械学習により実現される Photoshop の8つの新しいフィルターすべてを紹介します。これらのフィルターは即座に利用でき、クリエイティブの選択肢を増やしつつ作業負荷を大きく低減します。 ニューラルフィルターは機械学習の力を使って画像の中の要素を認識し、画像編集のプロが行うような編集やレタッチを行います。文字通りに、Photoshop をより賢くするものです。しかも、学習能力を持つ AI により実現されているということは、結果が常に改善され続けるということです。 この件でアドビは Nvidia と協力関係にあります。Nvidia は、ニューラルフィルター用に Photoshop が使用している機械学習のライブラリのいくつかを開発しました。両社は、既存のフィルターの改善や新しいフィルターの開発に向けて今後も協業を続けます。これまでに8つのフィルターが一般公開され、そのうち3つがリリース版として、残りの5つがベータ版として公開されています。
コミュニティファンド アップデート情報 Adobe Creative Residencyプログラム担当のRyotaです。今年は2/12に春節(旧正月)、英語ではLunar New Year、最近は暖かい日も続きウメやサクラも花開きだして春の訪れを感じつつ、あっという間に2月も下旬。今回もCommunity Fundの最近の活動とアップデートをお届けします。最後にはアドビのカレンダーのプレゼントもあるのでチェックしてくださいね。 Adobe Creative Residency Community Fund はクリエイターの創作活動を支援するためにグローバルで設立されたファンドです。ファンドにはクリエイターの「個人プロジェクトのサポート」と「アドビの委託プロジェクト」2種類あり、「個人のプロジェクト」では自身で制作したい作品などの企画やコンセプトを進めていただき「アドビの委託プロジェクト」では、個人のスキルやタイミングに応じてアドビから制作物の依頼やセミナーでの講師、ポートフォリオレビューなどさまざまなプロジェクトを依頼させてもらいます。 申請は下記のボタンから申請サイトからフォームの記入をしてください。また、プログラムの詳細はこちらのサイトからご確認ください。 コミュニティファンドへの申請 今回は、TikTokで活動中の映像クリエイターのみなさんを中心に「個人プロジェクト」のメンバーが多めの会になりました。みなさんの制作のプロセスのシェアや、作品が公開されるのが楽しみです。 TwitterやInstagramでハッシュタグ #AdobeResidency と検索していただくと、イラスト、グラフィックデザイン、フォト、ビデオ、モーションデザインなど様々なクリエイティブをされているみなさんの日々の活動がアップデートされていますのでぜひチェックしてみてください。