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♪~Take me out to the Sailing ! ~
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[2010UFOkoukaiki :125] クルージング短信
【7/6】0540にもやいを解いて出ようとしたが、30mほど進んだところで、船底が泥に
つかまって動けなくなった。ヒールさせて脱出しようとしても動かない。今日の潮は
04時最干、10時最満なので無理をしないで満ちるのを待つことにした。
一時間以上待つことを覚悟。モーニングコーヒーを飲みながら待つこと10分ほど、船
がすっと浮いた感じに。後進をかけてみたら動きだした、脱出だ。ソロソロと河口へ
向かう。水深が2.2m→2.5m→3.0mと次第に深くなってようやく安堵、ヤレヤレ。
教訓:ジタバタ慌てず待つことが肝心。
0615八戸大橋の下を通って本当の出航。曇り、時々霧、弱い南東の風、波穏やか。霧
が濃いときには視界が10mほどになり、全員で四方に目をこらす。
この地方の霧は“やませ”と呼ばれ、やませの中に入ると白い闇の世界で周囲がほと
んど見えなくなる。港の中が何日間もやませに閉ざされることがあるという。
霧の世界から抜け出て見るとそこは青空。振り返ると、水平線に沿って真綿を置いた
ようにやませが見える。
幸い宮古港に近づいたときは霧は晴れていた。
宮古港の道の駅のある岸壁に近づくと、ここで乗艇する山口さんがにこやかに手を
振っている。更に川島さんの旧友が岸壁で待っていて声をかけてくる、
1700陸の人に手伝ってもらい、難なく安全な場所に着艇を完了。山口さんはこれで3
回目の乗艇になる。
早速、館洞(タテボラ)さんと岩沢さん来艇いただき、戴いたカツオの刺身やほやで酒
盛りとなる。お二人からは他にお酒や珍しい野菜類(サニーレタス、陸ひじき、蕪、
香菜など)も戴いた。
夕暮れに宮古港内に霧がじわじわと押し寄せるさまは、まるで巨大な生き物を見てい
るようで不思議な感じ。関東以南ではありえない風景で、“風の又三郎”など宮沢賢
治の童話が生まれた環境が分かる気がする。
2300すでに夜もふけて、港内はどっぷり白の世界に閉ざされている。
明日は、0600出航で気仙沼へ向かう予定。

写真1 八戸大橋の下通過直前


写真2 かもめもお疲れ
  船首(バウパルピット)で一休み


写真3 宮古港に着いたUFO


写真4 宮古港に着艇するUFOとここから乗艇する山口さん


写真5 宮古港内に忍び寄る“やませ”


写真6 左から 館洞さん、岩沢さん、川島さん


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