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おばあさんに変装し接種?…“抜け駆け”各地で混乱[2021/02/22 18:23]

https://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000207864.html

 新型コロナウイルスのワクチンを巡り、アメリカではある騒動が起きました。ワクチン会場を訪れたのは「おばあさん」に変装した女性でした。

 20日、オーストラリアのシドニーなどで起きたデモ。

 22日に始まるワクチン接種を前に「安全性に疑問を持つ人々」が抗議を行いました。

「ワクチン」を嫌がり、体をはって抵抗する人々。ただ、世界にはこれとは逆の「何が何でも、ワクチンを打ちたい」という人もいます。

 17日、フロリダ州の接種会場で起きた騒動。

 ここでは現在、「65歳以上の高齢者」らを対象に接種が行われています。

 しかし、警察官に問い詰められて車を降りた女性たちは何だか若そう。おばあさんに変装し、ワクチンを受けに来たといいます。

 フェースシールドやマスクで顔が見にくいのですが、2人は34歳と44歳。これが2回目の接種で1回目もごまかしたとみられます。

 こうした「ぬけがけ接種」はペルーでも発生。ただし、こちらは「政府の要人」でした。

 外相だったアステテ氏は先月22日、中国製のワクチンを接種。これが医療従事者より早かったとして非難され、今月14日に辞任に追い込まれました。これだけではありません。

 ペルー、サガスティ大統領:「怒りと失望を感じています。487人が『立場』を利用し、予防接種を受けていました。その多くは『公職』に就いている人物です」

 ちなみに、冒頭でお伝えしたオーストラリアのデモでは「女王に接種させろ」などという主張もありました。

 ワクチンへの思いは人それぞれ。混乱は、しばらく続くのかもしれません。

(C) CABLE NEWS NETWORK 2021

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