「コロナ予防」広告に注意 消費者庁、サプリや建材

新型コロナウイルスの予防効果をうたうサプリメントや除菌スプレー、建材などのインターネット広告について、消費者庁は22日までに「表示の根拠がない」として、通販会社などに改善を要請した。景品表示法や健康増進法に違反する恐れがあるとし、消費者に注意を呼び掛けた。

同庁によると、改善要請したのは45事業者の42商品。健康食品では「白樺キノコをベースにしたコロナウイルスの治療法を発見」「強力な殺菌力をもつマヌカハニー、殺菌効果でウイルス対策」などと表示。「感染力をほぼ消すことができるオゾンガスを使った医療用物質生成器」と紹介した空気清浄機や、付着したウイルスを分解するとうたった建材もあった。

井上信治消費者行政担当相は19日の閣議後記者会見で「特にサプリについてコロナの感染予防効果を実証することは現在不可能。客観性を欠き、国民の不安に乗じた悪質な表示だ。今後も厳正に対処する」と述べた。〔共同〕

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