2017年9月30日放送 第444回
紙で木を切ることはできる?
不思議な切断のしくみ!
(1)
使うのはケント紙です。
(2)
ケント紙を円盤状に切ります。
(3)
切った紙をグラインダーに取り付けます。
(4)
スイッチを入れれば、高速回転します。では、こちらの木を切ってみましょう。
(5)
木が切れた!
(6)
なぜ、紙で木を切ることができるのでしょうか?
ほとんどの紙は木の繊維から作られています。一見柔らかそうに見えますが、同じ素材なので、硬さは同じです。
(7)
この紙を高速回転させて木に当てると、同じ硬さの木は削れます。
さらに、摩擦熱が発生し、木が焦げてもろくなるので、簡単に切断することができるのです。
(8)
塩化ビニールの管にも挑戦してみましょう。
(9)
簡単に切ることができました。
(10)
塩化ビニールは硬そうに見えますが、実は、木よりも柔らか素材で、摩擦熱によって柔らかくなるので、簡単に切れたのです。
(11)
今度は、缶に挑戦してみましょう。
(12)
缶は切れません。
(13)
缶は紙よりも硬い金属でできています。
そのため、切断することができないのです。
★番組からのお願い★
「はぴエネ!」は大人から子供までを対象に、身近なエネルギーを理解し、興味を持つきっかけとなれるような番組を目指しています。
その為、当HPでも皆さんの参考にしていただけるよう、番組で紹介した初歩的な科学実験の一部を掲載していますが、ご家庭で行う場合には各自の責任において十分にご注意下さい。
特にお子様が実験をする場合には、必ず大人の監督・指導の下、行って下さい。番組の趣旨をご理解の上、以上宜しくお願いします。