2021年02月24日
名古屋大学トランスフォーマティブ生命分子研究所の伊丹健一郎教授らの研究チームによる論文「縮環π拡張段階成長重合によるコーブ型グラフェンナノリボンの合成」については、2020年1月に、アメリカ化学会誌『Journal of the American Chemical Society』に掲載されましたが、2021年2月19日で当該論文が同誌から取り下げられました。
また、同研究チームによる論文「グラフェンエレクトロニクスのためのグラフェンナノリボン誘電体保護層」についても、2019年7月に、アメリカ化学会誌『ACS Applied Nano Materials』に掲載されましたが、2021年2月23日付で当該論文が同誌から取り下げられました。
いずれも論文の内容の一部に再現性の問題があり、著者自身の判断に基づき著者の側から論文掲載誌側に申し入れしたものです。
本学としては、現在、同じ研究チームで作成された論文が2020年11月25日付で『Nature』誌から取り下げられ、研究活動上の不正行為に当たるか否かの調査を行っています。本件との関連性についても調査し、適切に対応する予定です。
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