YMG
SSL E-Channel
SSL E-Channelはよく使用していて、主にボーカル処理の最初に通しているプラグインです。ボーカルやピアノなど各楽器に使用されることを想定したプリセットが収録されています。僕は“Lead Vox”と“Sub Vox”を使用することが多いのですが、かけ心地は自然でなじみも良く、リッチな音を得ることができるんです。簡単にワンランク・アップさせられるのでとても便利ですね。
L2 Ultramaximizer
主に音圧を上げる目的で、マスターに挿して使用しています。かけてみるとボーカルやベースが前に出てきて全体的にアタックが強く派手な印象の音を演出できるのです。普段はスレッショルドを−3ぐらいに設定して浅くかけています。単純な操作で音圧をCD、ストリーミングともに対応できるレベルに調節可能です。SSL G-Master Buss Compressorと併用することで低域が引き締まり、よりタイトでパンチの効いたサウンドに仕上げることができますよ。
MONBEE
CLA-3A
ミキシングの際、まずこのコンプレッサーをキックに挿すことから始めます。アタックが速く、結構強めにかけても芯が残ってくれますね。原音を変え過ぎずにちゃんと主張してくれますし、倍音とひずみを足してくれるので、僕が好きな硬いキック音が作れます。COMPモードで使用して、PEAK REDUCTIONで調整していきます。必要以上にボタンやノブが無いので直感的に調整できるところも好きです。今の時代、あえてGAINを上げてクリップさせてしまっても全然良いと思いますし、その状態で必要であればミキサー・フェーダーを下げていく方法を取るなど曲によって変えています。CLA-2Aよりもザラついた質感も気に入っているポイントです。
SSL G-Master Buss Compressor
こちらはバス・コンプレッサーとして、いつも挿しています。実機はあこがれなので何より見た目が素晴らしいのと、画面に立ち上げているだけで、できる感やモチベーションが上がりますね。特にドラムのグループやステム・トラックにかけると、ドラムの存在感はもちろん全体的なまとまりも出てきます。各チャンネルでコンプレッサーをかけて、バス・コンプでもさらにかけることによって、さらにドラムにパンチを出すことが可能です。潰しすぎるとダイナミクスが無くなるので軽めにかけるのがお勧め。あまりスタンダードな使い方ではないかもしれませんが、サイド・チェインを使うときはこれを使っています。むしろこのコンプレッサーのうねり方が好きなので、これ以外は使いません。
タイプライター
CLA Effects
CLA Effectsは、ピアノや上モノの音に色付けを加えたいときに使っています。少し音の響きを汚したいときなどは、リバーブとディレイを調整して、ディストーションのかけ具合でひずみを入れると音に奥行きが出るんです。ほかの音とも被らなくなるので使用しています。
兼重哲哉
MondoMod
往年の実機をモデリングしたタイプよりは、プラグインならではの効果を得たいときに、WAVESを使用する機会が多いです。グリッドではないグルーブが流行しているのと同様に、フレット間の揺らぎというのも近年多く掘り下げられているので、MondoModのFM Depthを近年では積極的に使用しているんです。本来はコーラスやビブラートなどが主な使い方になると思うのですが、リバーブに忍ばせたり、味気無いコード系のシンセに加えたりなど波を加えることで、自然で耳なじみ良くなる効果を狙っています。NakamuraEmiさんの「雨のように泣いてやれ」という楽曲のイントロでは、ローファイ感を付けて印象的になるよう、さらに積極的に使用しました。シンプルに、オーディオをアナログ・シンセのようにコントロールできる、楽しいプラグインです。
D.O.I.
CLA Bass
クリス・ロード=アルジの協力のもと製作されたプラグインです。僕はミックスでパラレル処理をするのが好きなんですが、このシリーズのプラグインだと信号をパラったりする手間も無く、EQやコンプレッサーやひずみをパラレル処理できるので非常に重宝してます。ディストーションやコンプレッサーの質感、リバーブのキャラクターなど、それぞれのエフェクトは3種類ずつしか選択肢がありませんが、それぞれが非常に的を射たセレクトになっているので逆に悩み過ぎないのがメリットになっています。CLA Bassのローエンドを追加するSubの調整は、ローエンド不足の楽曲の際に大変助かっています。
CLA Vocals
CLA VocalのPitchのパラメーターはステレオ感を追加するとともに、ちょっと人工的な高域が付与されることでキャラ不足のサウンドに一味付けることもできて気に入っています。
柏井日向
Renaissance DeEsser
Renaissance DeEsserに関しては、ボーカルの耳障りなハイミッドの3〜4kHz付近を整えるために使用しています。他社のディエッサーやダイナミック・イコライザーよりも操作が簡単なので、楽にその辺りを調整することができるのが重宝している理由です。
Renaissance Bass
Renaissance Bassに関しては、150〜200Hz付近の低域が足りなくて、音の据わりが悪いと感じるトラックに使用することで改善につながっています。特にエレキギターにはよく使っていますね。
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