2020年05月06日

生殖賛美がない? 恐竜を使って「母性神話」を洗脳する社会だぞ

● 陸上編
● 海中編
● マクドナルドの経営戦略かよ
● 「メス搾取に乾杯」
● 同意ツイート

CGを駆使した恐竜番組、
NHKの二部構成(陸上と海中)のを見たら、
いやはや、「親子の愛情」(嘘、「母子(ははこ)」とちゃんと言え)
の特盛で、思いだしても胸焼けがぁぁぁーーーーーーー。

選 恐竜超世界 (1)「見えてきた!ホントの恐竜」
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/MKGLW95GLV/
選 恐竜超世界 (2)「史上最強!海のモンスター」
https://www.nhk.jp/p/special/ts/2NY2QQLPM3/episode/te/NGNRR2RG1R/

● 陸上編

しょっぱなからティラノサウルスがシンディ・ローパーみたいになってる。
※ふさふさした毛(羽毛)が頭から体に生えてる。

へー、ティラノサウルスも毛ありで確定なのかー恐竜界としてー、と、
そのへんはそういうことなのかーで問題ないんだけど、

ティラノサウルスの仲間だが草食の、前肢が長い恐竜が中心で、
全身ピンクの羽、前肢の下側にトキやフラミンゴみたいな紅色の羽。

それがオスメス遭遇して、求愛のダンスをして(鳥を元に推測)、交尾して、
はいオスはここまで。

メスが卵を産む。
たくさん産んだ卵を守って、卵を狙う捕食者を撃退し、やがて卵が孵る。
子を連れていると、今度はなんとティラノサウルスが来る。
母は格闘し、子を守る。

ナレーションで、
親子(不在のオスを入れる欺瞞)の愛情、命をつないでなんたらかんたら。

● 海中編

こちらはもっと酷い。
胎生の海竜というのが中心で、現在生息しているマツカサトカゲをまず見せる。
トカゲとして極めて珍しい、胎生のトカゲであると。

で、胎生の海竜のメスのCGに「ジーナ」と名前をつけて呼ぶ。
ジーナってgene(遺伝子)の暗喩ですかぁ。

ナレーションで「ジーナのお腹が大きくなっている」とか
出産間近設定のCGに「苦しそうな顔をしている」とか、なにその自作自演・・・

出産すると「赤ちゃんが生まれた」、
もちろんさっそく捕食者が来る。デカイ魚ね。
子があわや食われそうになった瞬間、ジーナ()が体当たりして子を守る。

ナレーションで、前項に同じ。

● マクドナルドの経営戦略かよ

子どもに恐竜好きが多いのは体感的に確実でしょ。
幼児から恐竜が好きな子ならその後も恐竜好きだろうし。
で、幼い、成長過程の子どもに、がっつり母性神話を植え付けるわけだ。
(元子どもの大人には、すでに植え付けられている神話を強化する)

マクドナルドが子どもをがっちり掴む経営戦略なのはよく知られているでしょ。
子どもの時から馴染んだ味は一生の好みになると。
子ども向け戦略が日本ではハッピーセット程度だけど、
本国では「マクドナルドで誕生日会」がよくあるらしい。
明らかに「子ども時代の楽しかった思い出」としてのマクドナルドを定着させたいわけ。

そして親になると自分の子に「マクドナルドで楽しい誕生日会」をしようとするでしょ。

※マクドナルドの経営戦略を批判する理由は特にないと思う。
顧客の拡大・安定的な需要を目的にしているのだから。

● 「メス搾取に乾杯」

しかしNHKがサブリミナル的に価値観の植え付けをやるのは話が違う。
「鶴兵衛の家族に乾杯」に自分は本当にゲンナリするが、
これは番組名に「家族」が入っているからまだいい。

NHKはあらゆる動物番組に「メス搾取に乾杯」を副題に入れろや。

NHK動物番組「ダーウィンが来た!」 オスに投影して男よちよち
http://lttlleo.seesaa.net/article/461568104.html

● 同意ツイート










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posted by Erin at 04:00| Comment(0) | 反生殖・生殖カルト | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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