「設立68年の実績がある当社。工場も近々建て替えの計画があります。中小企業ならではの、いい意味で家族的な温かさも大切にしています」と語る佐藤代表。
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佐藤鉄工所は、1951年に設立した機械メーカー。主に自動車の内装部品などを加工するために使われる“合成樹脂や炭素繊維を成形する機械”をつくっています。当社の強みは、開発・設計から製造・組み付けまでを自社で行っていること。取引先は大手自動車部品メーカーなどが中心で、お客様からテーマを与えられた最先端の技術開発にも積極的に取り組んでいます。 そんな当社の機械ですから、国内はもちろんアメリカ・カナダ・マレーシア・韓国・中国・オーストラリアといった世界各国でも利用されています。さらには、大学の研究機関と共同で最新技術の研究開発を行うなどのプロジェクトも推進中。当社の社員の中には、会社がバックアップしながら、博士号の学位取得を目指している人もいます。 そんな高い技術力が自慢の当社ですが、組織としては決して大きな企業ではありません。しかしだからこそ、一人ひとりが目標をもって働ける環境づくりには自信があります。例えば設計の仕事に就いても、すぐ近くで自分が設計した機械をつくっていますので、機械ができ上がるのを目の前で見ることができる。不具合や問題点などがあった場合でも、迅速に対応することが可能です。そんな環境の中、あなたにも個性を活かしながら、自分の得意な分野での能力を伸ばしてもらいたいと考えています。 これから社会人になる皆さんは、きっと不安も多いことだと思いますが、まずはいろいろなことに興味をもって積極的にチャレンジしてもらいたい。学校で学んだことも大切ですが、やはりこれから仕事を通して身につけるスキルの方が、ずっと重要になってきます。最初の2、3年は苦労をすることもあると思いますが、ぜひその中から自分が本当にやりたいことを見つけてもらいたいですね。 会社としては、今後も目の前のお客様のニーズに応えながら、“一歩先へ行く技術集団”を目指して、しっかりと新しい技術の開発にも取り組んでいきます。例えば炭素繊維の加工についても、世の中で注目されだしたのはここ数年のこと。これからももっともっと新しい素材や技術が出てくることは間違いありません。来るべきその時に向けて、まずは日々の課題を一つずつクリアしていくことが、今の私たちできるベストであると信じています。 【代表取締役 佐藤安弘】
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