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福島第一1号機、格納容器の内圧も低下…放射性物質漏れなし

福島 格納容器の内圧も低下

 東京電力は22日、水位の低下が見つかった福島第一原子力発電所1号機原子炉格納容器で、内部の圧力も下がっていることを確認したと発表した。13日の福島県沖を震源とする地震の影響とみられる。外部への放射性物質漏れは検出されていない。

 また、1号機とともに水位が低下している3号機について、昨年3月に設置した地震計2台が、雨水などで故障して震度データを取得できなかったことも明らかにした。故障を知りながら交換していなかった。

 1号機の圧力低下について東電は、通常は約1・2キロ・パスカルに保たれている内圧が、21日午後6時頃から落ち始め、5時間半後に0・15~0・2キロ・パスカルまで下がったという。

 容器内には水素が発生して爆発するのを防ぐために窒素が注入されているが、水位の低下に伴って原発事故時にできた容器の損傷部が露出し、窒素が漏れたとみられる。

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