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先日の藤沢駅で、応援に立っていただいた、太田啓子さん(弁護士)のスピーチ内容です。

先日の藤沢駅で、応援に立っていただいた、太田啓子さん(弁護士)のスピーチ内容です。
心のこもった応援、本当にありがとうございます!頑張り抜きます!

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藤沢市内の法律事務所で弁護士をしています、太田啓子といいます。

小学生の子どもが二人いて子育て中です。あさかさんのお子さんとも年代が近くて、あさかさんは子育ての同期みたいなもので、ママ友です。

私は弁護士なので、離婚とか借金整理などの仕事上、ひとさまのプライバシーを立ち入って聞いたり、よそのご家庭の家計をすごく細かくみる機会がたくさんあります。そしてつくづく感じるのが、ごく普通の方の財布がすごく苦しいということです。

普通に真面目に生きてきて、毎日こつこつ働いて、なにか贅沢をしているわけでもない人が、なにも悪いこともしていないのに、経済的に本当に苦しいですよ。それが、今の日本社会の実態です。貯金ゼロ世帯は、平成の30年間で増えています。

日銀の金融広報中央委員会が調べた「家計の金融行動に関する世論調査」’17年の調査結果では、3世帯に1世帯が貯金ゼロだそうです。

貯金ゼロ世帯の割合には衝撃を受けます。30代、40代ともに33.7%と3世帯に1世帯が貯蓄なしで、どの世代においてもだいたい3割が貯蓄がない世帯。

特に、子どもの教育費の家計への圧迫はすごいと思います。

子どもが高校生大学生の家計は借金してもってる家庭も多く、大学生の奨学金という、要は教育ローンを借りてる率もすごいです。
大学生の5割くらいは借りてるそうです。

 大学では小遣いではなく生活費のためのバイトをしなくてはいけない学生が多いから、ゼミの飲み会が成り立たないとか、車持ってる学生が少なくて合宿で車を出せないとか、大学がレジャーランドなんて呼ばれていた30年前とは全然違う時代を今の若い人達は生きてるんですよね。

私が関わった事件でも、国家資格とるためにすごい額の奨学金返済が40代まで続くというのを見たことがありまして、こういう若い方どうしが結婚したら、自分達の借金返済だけでも大変なのに子どもを持つのはためらうだろうとか、そもそも結婚にだってなかなか踏み切れない気持ちかもとか、色々と心配になります。

今の日本は30年前とは全く違う。そして更に今から30年後はもっとひどいことに、今のままではなるのではないかということが、私は本当に心配でならないです。

そんな風ですから、かなり多くの人にとっては、老後の資金を貯めるどころではないんですよね。

皆さんのご記憶にもまだ新しいと思いますが、先日、金融庁が、年金だけでは老後の生活は無理だから2000万貯めないといけないという報告書を出しましたよね。でも そんなお金貯められる世帯なんて本当に限られてるんですよね。
ここにいらっしゃるあさかさんも、多分、貯められない不安を抱えてると思います。

なのに麻生大臣は、「資産形成を考えなくてはいけない」と平然と言いました。
そんなの多くの人にとって無理なのに❗
私は弁護士の仕事をするなかで、障害とか高齢とかで自分の財産を管理できない方のために財産を管理する、成年後見という仕事をすることがあります。認知症の高齢者の方が、年金で本当にギリギリで暮らしているケースも担当しています。もう、本当にギリギリ。そういう心細さを想像しようともしない麻生大臣の言葉には、怒りを抑えられませんでした。

麻生大臣は、国会で、自分が年金受け取ってるかどうか質問されて、「わからない」とも答えましたよね。生まれながらの資産家で、年金なんかなくても全く困らない大金持ちがずっと、私達の心細い家計について想像しようともしないまま、国の財布を握る大臣をずっとやっている。
こんな政治がずっと続いてきたの、本当におかしいと思うんです。

ここにいるあさかさんも2000万貯められない側でしょう 。というか、ほとんどの人がそうですよ。
貯められない側の仲間として、代表として、あさかさんを国会議員に送り出すことが、私は、大人としての責任だと思うんですよ。

私は、弁護士の仕事をしてくるなかで、
真面目に働いていても 長時間労働で過労うつで働けなくなったり セクハラパワハラにあって仕事を続けられなくなってしまったり、親が若いうちに認知症になって介護離職せざるを得なかったとか思わぬことで、予定外のことで、自分ではどうしようもなかったことで、貧しくなってしまう、そういう方に会う機会がたくさんありました。

そして思うのは、日本社会にはびこっている自己責任論がすごく誤っているということなんです。
自己責任なんかじゃないのに、自分ではどうしようもないこともあったのに、それなのに、社会や政治を批判すると、自分の努力が足りないのに社会や政治のせいにするのかという批判がどこかからとんでくるのを恐れて自分でも自分に、「自分が苦しいのは努力が足りなかったから 自分のせいだ」と言い聞かせてしまい、社会や政治を変えるのをあきらめてしまう気持ちが、私たちのなかにはあると思う。
でもやっぱそれは間違いなんです

努力は素晴らしいことだけど、そもそも努力できる環境があるのは幸運に恵まれたからということもあって、そうじゃない人もいっぱいいるんですよね。

みんな弱さを抱えて生きている 。 今弱くない人もいずれ病気になったり年をとったりして弱くなる、私たちみんな、弱いんです。

そういう1人1人の弱さを自己責任として放置しないで、社会全体でなんとかしていこうという政治が私はほしいし、あさかさんが目指している政治はそういうものだと理解しているので、それで私はあさかさんを応援しています。

そうはいっても、選挙いかなくても、政治に関心もたなくても、なんとかなるんじゃないかとなんとなく思ってる人もいるかもしれません、でも、いや今のままでははっきり言ってどうにもならないです。今までは日本はなんとかなってきたけど、これからは違う、今のままじゃもうどうにもならないです。
政治を変えないとどうにもならない 。

そして、変える力は私たちにあるんですよね
選挙で、投票で変える力がある。

私達が政治、社会を変えられるというのが、あさかさんが言っていることです。

あさかさんが変えるんじゃない、
あさかさんと一緒に私たちが変えていくんです。
その機会が今回の選挙で、変えるための場所がすぐそこ、サーティーワンの前のガードくぐってすぐそこの市役所で今日も期日前投票ができます。
手ぶらでも大丈夫です、自分の氏名住所生年月日わかれば今すぐ投票ができます。手ぶらで大丈夫。

私の弁護士仲間には、もう日本はだめだ、今後日本がまともになるとは思えない、子どもは海外に逃すといってる人も結構います。そういうつもりで留学させたりインターナショナルスクールに行かせるとかも聞きます。

でも、誰もが逃げられるわけじゃなく、必ず逃げられない人はいて、それは弱い人です。

それに、やっぱり、生まれ育った自分の国が貧しく 夢をもちづらい 不正が横行する国になっていくのを放置したくないです。

私があさかさんを応援しているのは、はっきり言うとあさかさんのためでも共産党のためでもありません。
私のため、私の子どもたちやその友達のためです。

子ども達のために少しでもましな社会を残したい、その手段としてあさかさんに国会議員になってもらう必要がある、そういうことで応援しています。

私は憲法カフェといって、出張憲法勉強会を、安倍政権発足後の2013年からやってるんですが、そういうことやりながら、私たち1人1人に政治を変える力があるということをなかなか感じられない人が多いんだなと感じてきました。

私たちが主権者で、私たちに政治、社会を変える力があるんだと、あさかさんと一緒に変えていこうと強調したいです。

あさかさん、当落線ギリギリです。この一票で結果が変わるという、すごく投票しがいがある状況です

おしあげていきましょう、よろしくお願いいたします。

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