サ終から1年追ってたソシャゲが新作に乗っ取られた話

千銃士を追ってもうすぐ3年になる私はこういいたい。

あのままサ終してた方がマシだった。

 

千銃士という作品をご存知だろうか。

昨年6月、稼働から僅か1年程度でサ終してしまったソシャゲである。

残念ながら既に終わっているこの作品を違う意味で知ってる人がいるかもしれない。

サービス終了後に続編や新作を匂わせるムービーが投下されたのだ。

当時はまだ詳細は明らかになっていなかったが他のソシャゲがサ終を迎えた際に「応援すれば千銃士のように復活するかもしれない」と言われていたのも見かけたことがある。

サービス終了後もゲームに登場しなかったキャラのCDが発売、コラボカフェやショップでのグッズ販売、今年2月にはライブも開催された。

サ終してからも盛り上がってるジャンルだと私は思っている。

2月行われたライブでは正式に新作であることが発表され、今年の5月から今までに掛けて続編である『千銃士:Rhodoknight』の発表が行われている。

この文章を見てるのが千銃士ファンだけじゃないかもしれない。

しかしここでゲームシステムや世界観まで説明すると文字数が多くなってしまうので割愛させていただく。

プレイヤーは古銃の貴銃士(簡単に言うと銃の擬人化)を従え、反対に敵は現代銃を貴銃士を中心に最新兵器を使ってプレイヤーの所属するレジスタンスと敵対していたが古い銃の貴銃士にしか使えない奇跡の力『絶対高貴』を使ってで対等に戦っていた、貴銃士たちは皆誇りと気高さを胸に抱いてプレイヤーと共に戦ってくれた。

それだけ分かればこの文章は読めるかと思う。

もし興味があればオフライン版があるのでそちらも読んで欲しい。

 

私はこの作品が好きだ。

マイナスな事から言うと運営のやり方が良かった作品とはファンの贔屓目を抜いても言えるものでは無かった。

単純なガチャとイベントの繰り返し、無駄に連発されるセール、早すぎる復刻ガチャ、課金アイテムを配布する商売する気のない運営、特定キャラの過剰な贔屓、反対に特定のキャラが冷遇されていた。

 

それでも好きなキャラが居たので作品は続けたし私が人生で初めて心から好きだと言えるソシャゲであった。

彼らの成長を見守り、戦い、何気ない日常の時間を共に過ごす時間は今思い返しても幸せなひと時であった。

ゲーム稼働中には名前しか出てこなかったが最終的に実装されず後ほど企画などで登場することになったキャラの中にも推しがいる。



問題と感じてる点が多すぎてどこから書けばいいのかが分からないがざっくり言うと

・新作であると主張するのに引き継がれ過ぎてる前作世界設定

・新作であることを言い訳に既存キャラの改悪、モブ化

・前作登場キャラの半数以上をリストラした上で新キャラの投入

・ライブにて新作発表が行われたのにライブ出演者の半数以上が新作には登場しない

・事前登録者数の不正なかさ増し

・事前登録を始めるタイミングの悪さ

・生放送での関係者の発言、更に生放送が無ければ登場キャラの半数以上がリストラという事実を公表しないつもりだった運営

・キャラクター紹介の度重なるミス

 

順番に書いて行こうと思う。


・新作詐称と言わざるを得ない世界観

『シリーズ完全新作』と聞いて何を思い浮かべるだろう。

親会社が同じなので牧○物語で例えようと思う。

コ□ボックルなどシリーズ代々続く伝統サブキャラが出ることあってもプレイヤーと密接に関わるキャラが半数同じなのに新作と言われて納得できるだろうか。

私の知ってる限りキ○島とキ○仲のように世界観は一緒だが境遇が違うというものはある。それでも完全新作とは言われていない。

前作キャラが出る、更に前作から7年しか経ってない世界観なら新作ではなく続編ではないかと私は問題に思う。

千銃士Rには千銃士に登場していた貴銃士の別個体(後述)、更に前作で登場した貴銃士そのまま出るキャラもいる。

世界観が7年後というだけで新作というには微妙なのに完全新作であることを言い訳にやりたい放題やっているのだ。

 

・『個体差』『新作』であることを言い訳にした既存キャラの改悪

千銃士で使われていた銃の区分についての説明から始めよう。

『量産銃』『一品銃』の二つに分かれており、一品銃はその名の通りこの世界に1つしか無いから呼び覚まされる貴銃士も一人であるが量産銃は銃ごとに性格や容姿が違うというのだ。

量産銃の中には何度もモデルチェンジをされて同じ名前であるが性能の全く違うものだってある。

例えるならiPhone5sとiPhone11は同じiPhoneであるが性能や製造工場は違うような感じだ。

分かりにくいと思うもののこれ以上に最適な例えが見つからないのでご容赦願いたい。

量産銃は複数ある、そしてその銃によって貴銃士の性格が変わる、個体差がある、という主張も分からなくはない。

前作に登場したAと同じ名前だが

・容姿は似ているが性格は違う

・容姿も性格も違う

このようなキャラが半数近く登場している。

私たちが前作千銃士において共に過ごした仲間は量産銃であっても唯一無二の存在なのだ。

ようやく推しに会えると思ったら容姿や名前は似ていても性格が違う、酷いと容姿すら違うのに同じ名前。

そして新作に登場する個体差キャラは「古銃だから戦場では役に立たない」と多くが自虐させられている。

前作千銃士では性能差があるのは前提で、その性能差に負けない奇跡の力を持って敵を討っていたのだ。

その奇跡の力を使う誇りすら奪われ、新キャラに役目を奪われている。

不当な扱いを受けていると言っても過言ではない。

擁護するとまだゲームシステムが何も明らかになっていないのでこれからのストーリーでどうにかなると思うが始まる前から推しそっくりな他人がウジウジ自虐させられてるのを見て何を楽しみにすればいいのだろう。



・新キャラage前提、既存キャラ半数以上のリストラ

前作千銃士には稼働中は35人、最終的に未実装であったが登場予定だったキャラ合わせると39人プレイヤー側に仲間となる貴銃士がいた。

 

新作に登場するキャラクターは22人。

完全新キャラは8人。

前作で登場していたが別個体のプレイヤー側の味方だったキャラは10人。

何故か前作では敵だった銃が3人。

前作から登場している同個体の貴銃士はたった1人しかいない。

そしてサブキャラ扱いで元来声のついてたのにCV無しで実装、という前作プレイヤー側に居たキャラが2人いる。

 

新作だからキャラを変えているとしてもそれなら全員新キャラにすべきでは無いだろうか。

前作で紡いだ思い出を個体差と言い訳して改変されたキャラに奪われただけじゃ飽きたらず都合よく半数以上がリストラ。

生放送で「物語に必要だったら登場します」と言われたが逆に言えば物語を始めるのに前作に登場していた26人は必要無いと言われているようなものだ。

39人中26人が全くの未登場、10人は個体差で改悪、2人はモブキャラ化。

そのうち1人は先述した一品銃なので容姿も性格も同じではあるが一品銃と量産銃をわざわざ分けた癖に一品銃はその1人しか登場予定が無い。

 

一品銃を除いて今作では

・改悪させられて登場。

容姿、性格が変わっても個体差なので文句は言えない

・音声無しのサブキャラ化

そのどちらかでしか登場しないというわけだ。

今後話が進めばボイスが追加されるかもしれないが、他に登場するサブキャラですら声優は付いてるのにファンがいるキャラに声を付けないというのは嫌がらせ以外に何といえばよいだろう。

 

・生放送での失態

今年10月14日に生放送が行われた。

生放送の放映時間は20時からだったにも関わらず当日の12時頃からサイトの更新、一部のキャラクター紹介、事前登録の受付や特典の説明が始まったのだ。

そしたら生放送では何を言うか?

伝えるべき事は全て伝えきってしまった後だった。

生放送の内容は既に公開された情報の振り返りと事前登録について既に数時間前に公開された情報を再度聞かされるだけ、という酷いものだった。

千銃士と1014の語呂合わせで10月14日は千銃士の日と公式でも言われている。

合わせて事前登録を始めたかった気持ちは分かるがキャスト2人を呼んでファンが既に知ってる情報を流すだけというのは生放送として大失敗、放送事故と言っても過言では無かった。

放送の予定が決まったのは10月1日だったので番組までの2週間のうちに事前登録の情報公開を遅らせることを誰も考えなかったのだろうか。

 

生放送では「新作に全員出るとは決まってない」という関係者からの発言があった。

それまでずっと千銃士を応援してきたファンに対して前作で応援してたキャラが出ませんと簡単に言ってしまったのだ。

更に生放送自体は運営が企画したものではなくキャストが運営側に声をかけて決まったものだったという。

運営は生放送をするつもりが無かった。

そして前作キャラが全員登場しないことを生放送以外の場で公にしていない。

もしキャストが声をかけなかったら私たちに全員が登場しないことを伏せたまま事前登録を始め、キャラクターの紹介を始めるつもりだった。

ファンを何処まで馬鹿にすれば気が済むのか?

 

・出演しないキャストに宣伝をさせる運営

先ほどから散々言ってる通りこの新作はライブで発表された。

だがライブに出演したキャスト演じる役は新作に一切登場しない。

個体差という名目でキャストの出演はあるが、それでも半数以上はキャストの演じたキャラが居ないのだ。

現在ここにいるキャストが出ない作品をライブで宣伝させた行為に関して非常に憤りを感じている。

出演したライブの情報だからと新作の情報を拡散したキャストも居るし、そもそも続編ではなく新作、生放送で散々キャストに「別物として考えてくださいね」と言わせるくらいなら千銃士としてのライブで伝える必要があったのだろうか。

あくまでも私の体感であるが生放送でのこの発言はキャストを盾にして事実を伝えたようにしか見えずに生放送中も非常に不快であった。

ファンをぬか喜びさせ、キャストに宣伝させた挙句新作に出さない。

ファンに対する嫌がらせじみた新作の発表だけでなくキャストにも不誠実な言動を繰り返している。

常識知らずな運営に今まで千銃士のキャラを演じてくださったキャストの皆様方にも申し訳が立たない。

 

・事前登録者数のかさ増し

千銃士Rは千銃士と別物、新作。

運営が散々繰り広げている言い訳である。

だが運営は千銃士が元々使っていたアカウントで事前登録を始めているのだ。

千銃士には公式アカウントが2つある。

1つはゲーム公式[@senjyushi_game]

こちらはサービス稼働中はゲームイベントの情報を主に扱っていた。

その名の通りゲームで動いているアカウントだ。

サービス終了に伴いCD企画などが動きだした際に「千銃士プロジェクト総括」として使われるようになっている。

 

もう1つはアニメ公式[@senjyushi_anime]

こちらは過去放映されたアニメの情報他にグッズやキャラクターソングなどのCDの宣伝も担っている。

 

もし本当に千銃士Rが新作であるなら新作用にアカウントを作るべきではないだろうか。

事前登録が始まる前のゲーム公式垢のフォロワーは7万人だった。

その中には新作を不服に思う人、新作に登場しない公式関係者もいる。

公式が後から改悪キャラや設定崩壊した物語で上塗りしようとファンが前作で楽しんだ思い出の一部だってツイッター上に存在している。

私は生放送以降フォローを外してしまったがフォローを外せないけど改悪キャラを見せつけられるのが苦痛だというフォロワーも見かけた。

元々7万人フォロワーがいたのに事前登録の特典は8万人から20万人まで用意されている。

現在10万人しかまだ突破していないが。

 

・キャラ紹介の度重なるミス

大雑把に言うとキャラクターのシルエット画像を1回、イラストを2回、更にボイス収録までミスするというあまりにも酷い有様である。

 

まず1人のキャラクターをシルエット、ビジュアル、紹介文の3回に分けて3日かけて1人を紹介するという引き伸ばしっぷりに辟易としていたこともここに記す。

中には毎日更新して凄いというファンも居たがキャラの紹介なんてすぐ終わるのにネタが無いから2ヵ月も紹介だけで引き伸ばし、何度も画像を間違え、更にとあるキャラ紹介でそれすら時間指定の予約ツイートであったことが明らかになっていたので運営だって毎日やっていたわけでは無いだろうが。

 

本題に戻ろう。

新キャラが紹介された際その紹介文に一人称は「僕」と表記されていた。

しかし後日公開されたボイスでは「俺」と言っていたのだ。

多重人格か、文章のミスか?ファンの間でも疑問視されていた。

だが、驚くなかれ収録ミスだったことが判明した。

その「僕」と「俺」の僅かな違いの為にボイスを再収録したという。

驚き過ぎて何も言えなかった。

プロジェクトの中でもキャラクターの一人称を始め情報が共有されていないということだ。

勝手に新キャラを増やして登場キャラを減らして部内で共有できてないって何事?

自分で作ったキャラの情報くらい把握しておけ。



ゲームの事前登録が始まって2ヵ月経ったが現在明らかになってるのは中二病を拗らせたような後付けガバガバな設定とキャラクターの紹介、ミニキャラのイラストのみ。

なのにもう収録は終わってるらしい。

スケジュール管理どうなっているんだ。

戦闘システムはもちろんゲーム性自体が一切明らかになっていない。

こんな状態で何故事前登録を始めた?

疑問が尽きない。

更に先日、原案者から煽りとしか呼べない文面が発表されたので完全に冷静さを失ってしまった。

これだけファンをコケにするようなものを新作として後出ししておいてファンに楽しみにしてろと言う図太い神経どこにあったんだ?

古い銃の美しさに惹かれてこの作品を作ったというのに古銃のキャラは半数も登場しないのだが?

前作で銃の歴史に則ったキャラ付けをし、古銃もそれから生まれた貴銃士も大切にしていたという千銃士は何処へ行ったのだろう。

この改悪も原案者がノリノリであるなら私たちファンは益々何も言えない。

 

思った以上な長文になってしまったが、千銃士ファンとして千銃士Rは稼働さえしないで欲しいと願ってしまう。

前作のファンに応援されて決まったというのに前作ファンの愛したキャラを改変とリストラを繰り返してる現状で新作に推しが出て欲しいなんて思えないしむしろ改変されるくらいなら新作に出ないで欲しいとさえ思ってしまう。

 

ここから先は私のただの独り言なので読み飛ばしてもらって構わない。

 

 

 

 

 

 

ただ、好きなキャラにもう一度会いたかった。

会えると信じて1年以上もこの作品を追ってきた。

失敗を改めようともしない、同じ情報を延々と引き伸ばす、前作で大切に思っていたキャラが出演しない事実をおまけのように発言する。

そんな運営を信じるのももう疲れた。

元々千銃士という作品は終わっていて新作なのに続編だと勝手に思い込んだお前が悪いのだと公式にもファンにも言われるような界隈に疲れた。

私が好きなキャラの中にはゲームに登場しなかったが後日CDが発売され、晴れて活躍を知ることが出来たキャラもいる。

グッズだって最近はやっと未実装だった子も含め全員出るようになった。ライブに登場した未実装キャラだって居た。

しかし結局のところ一度は運営が「このキャラを作品に出す価値が無い」と決めていたのだ。

私はそれを忘れ、これからもこの作品のキャラとして扱われるのだと本気で思っていた。

運営に好きなキャラを何度も必要無いと暗に言われてるような現状で好きでいようとするのすら苦しい。

そのくせブラインド商法ばかりグッズ出して私たちの推しで儲けてるんですよね。

いつかあの子たちにお帰りって言える日が来ることは無いと分かっていても千銃士という作品は好きなんだと思う。

運営が勝手に量産型の銃だからと切り捨てたところであの場所で出会った貴銃士たちは私にとって唯一無二、何処にも代わりなど無いかけがえのない存在なのだから。

ただ今は新作を楽しみにしてる盲目信者も新規ファンを取り込む気が一切見られない広報で前作のファンの事なんか一つも考えてないのに推しをコケにする運営も痛い目見ればいいのになぁと思ってます