YASUHIRO の 独り言
山と医療の本音トーク
2月22日(月)
厳冬期の北ノ俣岳は楽ではない、夏なら飛越トンネルまで車で入れるが今の時期は山之村の和佐府からまず8kmほど林道をラッセルしなければならない、おまけにアップダウンの多い尾根を忠実に歩くとなると行きも帰りもアップダウンの連続となる。前日入山していたツボ足パーティは初日苦労して旧神岡新道合流付近までで精一杯だった。僕たちが山頂から滑走していた際避難小屋付近でクロスした。ツボ足の二人は大学生だろうか?興味津々で僕たちの写真を撮ってくれていた。まだ若い人だから冬山をやるならスキーを覚えたほうが良いと思う。機動力が全く違うことに多分驚いてくれただろう。昨日は山頂から快適にスキーを楽しんで3時間で山之村まで帰還し午前中には山行は終了であった。
雪山の大好きな若い人は是非スキーを今から覚えてください!雪山が何倍も楽しくなりますよ!
この人も僕のHPを参考にスキーに転向した、最初はツボ足だった
2月21日(日)
今日はYSHR パク トラの三人で北ノ俣岳をピクッてきた。余力があれば薬師岳まで行こうかと考えていたがラッセルもそこそこあったので良い雪を楽しめる時間に帰還しようとこちらは割愛した。深夜0時に和佐府スタートと約束していた。21時半に自宅を出たが夕方からの降雪で意外に時間はかかり山之村への到着は0時を過ぎていた。もう二人は先に出ていた。30分遅れでお一人スタートとなった。
チビラッセルトレースが延々と続いていた。頑張らないと追いつけない、30分の差をパク達に追いつくのは容易ではなかった。ノンストップで必死に追った。長い長い林道である。まだかまだかの1時間半でようやく二人のライトが見える飛越トンネルに着いた。二人は5分前に着いたということだった。良かった。
ここから三人でガンガン行進する。今日は完璧に鬼巻きして帰りは一切シールは使わない作戦である。果たしてうまくいくか、前日のツボトレースが薄っすらあったが鬼巻きするので関係ない。鬼巻きはラッセルがきつくなるが帰りのことを考えれば頑張るしかない。厳しい鬼巻きはパクがYSHRは最後尾でトレースを修正しながら進む。
つぼ足と神岡新道から来た単独スキーヤーは避難小屋手前で力尽き寺地山手前で宿泊したようである。最大の難所寺地山の鬼巻きに入る。ここがしっかり巻ければ帰りは大丈夫だ。もうすっかり一軍のパクが完璧に巻いていく。暗いから下は見えないので心臓に優しかった。ヒドンクレバスを避け無事尾根に復帰してここからYSHRが完璧に避難小屋まで巻いた。この辺りで白んできて眼前に北ノ俣岳がドン、稜線の風は強そうだ。トラさん先頭でガンガン進む、稜線直下で太陽が射してきた。さあもうちょいだ。
ラストパクを先頭に皆ゴール、スンバラシイ360度の大展望だった。笠から槍、水晶、薬師、剣岳全て見渡せた。こんなに幸せでいいんだろうか、さあこの展望を目に焼き付けて行きますか。帰りの斜面はスンバらしかった。パウを巻き上げスベスベ大斜面を頂きます。もう涎が出そうな斜面だった、後続の単独行が中間点、ツボ足二名が避難小屋あたりを登っていた。お先に失礼、本当に良い雪だった。
さて帰りはシール無しで行けるか、寺地山の鬼巻きは快適に通過、それ以降もシール無しで完璧に行きのトレースで行けた。あっという間に飛越トンネルに落ちていく。最後は長い林道をダッシュで走破して無事12時前に和佐府に到着、立山同様今日も昼活でした。今シーズン30回目の山行も大満足でした。
タマランチ会長
トラトラトラ
もうやめられんよ
毎日が完全燃焼できる日々を過ごしたい、人生は長いようで短い