佐々木りえ大阪市議のツイートに脱力した。
4年前に選挙出馬目的で大阪に来た人から「10年前の大阪を思い出してみてください。10年前の大阪と今の大阪、どちらが暮らしやすく、働きやすくなっていますか?」と言われても、それギャグなのかと半笑い。
それはさておき、「10年前の大阪」と「今の維新政治のもとでの大阪」、どう変わったか。
佐々木りえ市議は子どもや教育の分野を中心にあれこれやっているようだが、「子ども・教育」の分野は維新10年間のもとで特に大きく混乱と困難が持ち込まれたもの。
住吉市民病院
まず、佐々木市議の選挙区でもある住之江区では、住吉市民病院の問題。
地域の小児周産期医療の拠点となっていた住吉市民病院を「二重行政」として廃止する方針をとったのは、他ならぬ大阪維新。そして閉院後、「地域在住の乳児が体調を崩して入院経過観察が必要と診断され、最初に診断した診療所から統合先の住吉母子医療センターに受け入れを打診したものの、病院からは満床を理由に断られた」「妊婦が病院に間に合わず、病院に向かう自家用車の中で出産した」などの事態が報告されている。
佐々木市議は住吉市民病院廃止を推進するような対応を取り、地域にビラも配布したとされている。
また住吉市民病院でおこなわれていた福祉的医療の機能も受け継がれなかった。
幼稚園・保育所
「幼児教育無償化」を掲げている維新が、その裏で何をしているか。
市立幼稚園の統廃合・民営化を掲げている。民営化を口実に、幼稚園へのエアコン設置も拒否してきた。
市立保育所も統廃合や民間委託・民間移管を進めている。そして国よりも低い基準で保育ができる「保育特区」を求めたり、市として独自に手厚くしてきた従来の保育基準を切り下げる条例を策定したりしている。
学校
学校教育も維新のせいで混乱と困難に。公募校長制度、教職員不足、「全国学力テスト」「チャレンジテスト」「市統一テスト」などテスト漬け、他地域では「時代遅れ」とされて中止・縮小の動きもある学校選択制を導入、学校選択制の選択資料にするとして学力テストの学校別成績公表、教職員の締め付け、高校入試の激化など。児童生徒も教職員も疲弊する一方。
教育予算は削減。「8倍」とかよく言えたものだと。
変えるべきは「維新政治」
もちろん「10年前の大阪」が完全なものだったというわけではない。問題点や不十分な点はそれなりにあっただろう。
その一方で、維新の10年によって、通常の行政をしていればここまでのことは起きなかったであろうと思われるような混乱と困難が持ち込まれ、混迷の度合いが増している。