中小資金繰り、苦境一段と 債権現金化の申請3割増
借り入れ余力小さく 売掛金の保証料率上昇
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中小企業の資金繰りがさらに厳しくなっている。長引くコロナ禍で赤字に陥る企業が増えており、売掛債権を現金化して手元資金を確保する動きが強まっている。債務不履行への懸念から、売掛金を保証するサービスの手数料も上昇気味だ。収入回復の見通しがはっきりせず、飲食業を中心に新たな借り入れ余力は日に日に小さくなっている。
東京・渋谷駅近くの焼鳥屋。経営者は「1月の売上高は昨年末の3割。(時短営業が)あと半月、つ...
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