大都市大阪で保険所をたった一ヶ所に
医療予算を毎年ここ20年にわたり10%削減して病院の余裕ベッドと保健所減らしが「維新の政冶改革」の一環だった。
「 維新の会」は、大阪都構想の目玉である二重行政解消の生贄として、大阪市立住吉市民病院を潰し、保健所も大都市なのにたった一か所というやりたい放題だ。
これから分かる様に、維新の赤字削減策とは地域の住民にとって絶対に必要な場も廃止するということ。
とりわけ住吉病院は、現状でも特に不足している小児救急に大きな役割を果たし、地域の老人たちを包括する、地域医療のオアシス的役割を担っていた大切な場でもあったのに…。
維新は身を切る改革と言うが、大阪は既に、大阪ドーム、厚生年金会館、うめきた、関空など3空港、大阪市営地下鉄、舞洲・原池の野球場、夢洲の賭博場予定地、これら公的資産を破格で私企業のオックスに売り飛ばしてきた。
都構想が実施すれば、さらにこの傾向は加速する。
水道事業、清掃工場、学校、道路、公園、図書館、博物館、美術館、あるいは庁舎…大阪のあらゆる公的資産が、まるで当たり前のようにオリックスの手に渡るだろう。
大阪”都”民の生活は、すべて営利の「私」企業が取り仕切る。「公」が極限まで削減された、完全民営化都市との悪夢となる。
例えば大阪市では、人員が4割も削減された上に、2つあった研究所が無駄とされ「検査は行政がやらなくてよい」と1つにされ民営化されてしまったのです(2017年4月)。このような体制の下で、関係機関の職員は懸命に対応にあたっていますが、積極的な感染拡大防止策がとれないのは当然です。これは緊縮政策で、公衆衛生をおろそかにしてきた結果であり、人災です。
薔薇マークキャンペーン声明より