“接種ためらう”医療従事者も…ワクチン先行に不安[2021/02/17 13:25]
国内で初めてとなる、新型コロナウイルスのワクチンの先行接種が、17日に始まりました。
墨田区にある東京曳舟病院では、すでに超低温冷凍庫を確保していますが、ワクチンの搬入日など、詳細はまだ分かっていないといいます。
この病院では、これまで中等症までの新型コロナ患者を受け入れてきました。
フロアを改良して、病床を倍以上に増やすなどの対応をしてきたため、院内に多くの人を集めるようなスペースは残されていないというのです。
商業施設の屋上など、外の会場を検討していますが、その費用はどこが負担するのかなど、課題は残されたままです。
問題は他にもあり、三浦邦久副院長は「(院内で)アンケートを取ると、2割くらいの方、特に20代、30代の方の中には、今は打つのをためらう方もいます」と話します。
接種をためらっている理由は、まだ副反応についての詳細が明らかになっていないことだといいます。
病院側は海外のデータを基に、ワクチンの効果や副反応は、一時的なものだといった不安を取り除く動画を作成しています。
現在は、接種希望者は増えてきているといいます。
三浦副院長は「一番有効な情報を得てですね。しっかりとご自身で考えて、打つメリット・デメリット、打たないデメリットということをですね。よく考えて頂いて、選択をして頂くのは、とても重要です」と話していました。