世界では、ナイジェリアやカナダなどで見つかった新型コロナの変異ウイルスが、イギリスで新たに確認されました。

　イギリスのイングランド公衆衛生庁によりますと、新たな変異ウイルスは、Ｂ．１．５２５とよばれるもので、国内で３８例確認したということです。このウイルスには南アフリカやブラジルで発見されたものと同様、Ｅ４８４Ｋと呼ばれる変異があり、ワクチンの効き方が限定的になる懸念があります。

　こうした中、イギリスではロックダウン中にもかかわらず、密かに行われるパーティーや地下営業をしていたパブの摘発が相次いでいて問題となっています。

　「ドライブスルー形式のこちらの会場では、軍の医療スタッフが接種を担当しています」（記者）

　一方、アメリカ・ロサンゼルスでは１６日、バイデン政権肝いりのワクチン接種会場の運用が始まりました。この会場はバイデン政権が、発足１００日以内に接種会場を１００か所設置するとした最初の１つで、大学構内に設けられました。

　「接種会場の選択肢が多くなれば、接種はどんどん早く進むと思います」（利用者）

　これまで比較的、接種が進んでこなかったマイノリティが住む地域に設置されていて、１日で最大６０００人に接種できるということです。