偽ワクチンに注意 ベルギー当局が呼びかけ[2021/02/17 00:48]
新型コロナワクチンの供給不足が問題となっているヨーロッパでは、偽物のワクチンの流通や国家を狙った詐欺が懸念されています。
AP通信によりますと、ベルギーの保健当局は16日、ロシア製とみられる偽物のワクチンが流通していると注意を呼び掛けました。
安全性や有効性が確認されているワクチンは接種センターなどで無料で接種できるものだけだとして、路上や商店、ネットではワクチンを買わないよう勧告しています。
一方、EU(ヨーロッパ連合)のヨーロッパ不正対策局は加盟国に対し、国家を狙ったワクチンを巡る組織的詐欺に注意するよう警告しました。
偽のワクチンの販売話を政府に持ち掛け、金をだまし取ろうとする可能性があるということです。
EUではワクチンの供給不足による接種の遅れが問題となっています。