欧州リーグ決勝トーナメント1回戦でマンチェスター・ユナイテッドと対戦するレアル・ソシエダードのベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイ(26)が、古巣との激突に自信を見せた。

ESPN電子版によると、ヤヌザイは「僕は誰かに対して何かを証明する必要があるとは思ってない。自分のクオリティーは分かっている。自分を信じて、自分のプレーをして、ハッピーでいるだけだ」と話したという。

ヤヌザイはマンチェスターUの下部組織で育ち、13年にプロデビュー。マンUでは50試合で5得点の成績を残した。ドルトムントやサンダーランドへの期限付き移籍なども経て、17年からRソシエダードでプレーしている。

ヤヌザイは「自分が愛したクラブとの対戦はうれしいよ。ただピッチ上では彼らは友達ではないし、僕は今は別のクラブでプレーしていて勝ちたいからね」と話した。

マンU時代のヤヌザイはファーガソン監督、モイズ監督のもと期待の新星として扱われた。だが14年夏にファンハール監督が就任するとプレー時間が激減した。

「ファーギーとモイズは僕を信じてくれた。でもその他の監督たちはもう少し経験のある選手を求めたんだ。ファンハールが来て、僕は6試合に1試合しかプレーできなかった。それでは難しいし、何のためにここにいるんだ? って感じだった。モイズの時は自分のプレーを見せる時間があったから」。

ヤヌザイはファンハール監督が就任する前年にマンUと5年の長期契約を結んでいたが「ファンハールが来ると分かっていたらサインはしなかった」と断言。その上で「すべてが自分の経験となっていて、同じ過ちはもう繰り返さない。僕は今は自分自身と自分のサッカーを楽しむことができているんだ」と話した。