当事者は怒りをぶつけていいのかも
やはり、できる限り、自分の声をきいてもらえる場なら、優しくいってほしいというのが私の意見です。
ですが、自分が取材している人が、ようやく声をあげ、怒りに満ち溢れている時に、「怒りを沈めてください」「口調を優しくしてください」と私は言わないと思うんです。その違いは何かを必死に考えました。
私は芸人やジャーナリストという、伝える仕事。聞いている人や見ている人をどう巻き込むのか、どう問題意識をもってもらうかということを目的にしています。
ですが、登壇者の中には、「同じ考えの人だけで手をとりあえばいい」という人もいました。
ソーシャルアクティビストやフォロワーが多い人は、一般人や当事者から、伝える人になるべきだと私は考えていましたが、それは違うのかもしれないと考えるようになりました。
自分だって、心に余裕がない時、冷静さを失っている時、誰かに甘えたり言葉足らずになったり、イライラすることはあります。
優しく語ろうとする自分はもしかしたら、心に余裕があるのかもしれない。声をあげてもあげても伝わらない人に、それを彼女たちに強要するからこそ(一般人や当事者には強要していないとしても)、いけないのではないか、そのことが彼女たちの私への怒りなのではないかと思いました。
謝罪
「たかまつさんのせいで、声をあげたくなくなった人がいたら、どう思いますか?」とtwitterで言われた。そういう人が実際にいたのだとしたら、私はものすごく悪いことをしてしまったのだと思う。
そして、当事者の人には、怒るな!とは強要しないのに、一部のフェミニストの人にそれを促したり、すすめたことを反省している。
私は、聞いてくれる場であったら、影響力のある人は優しく伝えてほしいと今でも考えています。でも、その余裕がない中で、その理解や想像力がおよばずに、そういうことを言ってしまい傷つけてしまったなら、それはお詫びするべきだと考えました。
そのとき、登壇されていた方の1人は、twitterのアカウントに鍵をかけられました。真相はわかりませんが、おそらく、攻撃がたくさんきたからだと思います。
理解しきれておらず、攻撃がたくさんいってしまったこと、本当に申し訳ございませんでした。
これから
怒りにまかせないと声をあげられないぐらい抑圧された人がいる。それは社会的影響力やフォロワーに関係なく。その時に、怖いやひくというところに蓋をするのではなく、対話したいと思いました。そのような感情を抱いたとしても。なんとか、その方の気持ちを想像し、それを代弁したり、社会を解決の道に結びつけるのが、ジャーナリストや私の役割だからこそ、そう思います。
私は、わきまえない女でありたい。
そして、味方である彼女たちを傷つけたこと反省しています。
これからも、わきまえない女の人たちをできる限り応援します。
本来手を取り合うべき人同士で、仲間でこんなことをすみません。
私はできる限り元気でいて、冷静で優しく語りかける、その役割を担えるように頑張ります。(フェミニストの方にも優しく語りかける方もいますし、私だけではないのですが)
また、今回の件で、結果守らなければならない小木さんの娘さんが、傷ついてしまっていたら、それは本当に申し訳ないです。そのためにも、攻撃するのはどうかやめてください。
そして、今回の件で、ジェンダーについて発信すると怖いという認識が広がり、議論に蓋がされるのが一番怖いです。だからこそ、違う考えの人でも攻撃するのではなく、女性蔑視をする相手にも家族がいることなどを頭に思い浮かべ、そういう人にこそ意識を変えてもらわなければ、直接的な被害が発生してしまう、といった想像力も使いながら、対話してほしいです。
今回の経験を反省し、これからも、私は女性差別をなくすため取材・発信をし、皆様との学びの場を作ります。優しい対話を目指しながらー。
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クラブハウスで分断を目の当たりにした。そして、私なりに考えた結論と謝罪。
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