Audacity で、FFmpeg を導入する方法3ステップ

「Audacity で FFmpeg って、どうやって導入すればいいの?」って悩みを、サクッと解消します。
WAV・mp3 といったメジャーな拡張子や、動画の音声を Audacity で扱うためには FFmpeg が必要ですよね?
ですがヘルプを見てみると英語なので、初心者にはちと難しいかもしれません。というわけで今回は、Audacity で FFmpeg を導入する方法を、3ステップで解説します。
目次 [もどす]
Audacity で、FFmpeg を導入する方法【3ステップ】
Audacity で、FFmpeg を導入する方法を解説していきます。。
2020年11月12日現在のやり方で、だれでも挑戦しやすいように3ステップでわけて説明していきますね。それでは、いってみよ〜!
【ステップ1】Audacity 推奨の FFmpeg ライブラリをダウンロードする
ステップ1は、Audacity 推奨の FFmpeg ライブラリをダウンロードしましょう。
上記のダウンロードリンクを、クリックしてください。ダウンロードサイトが開きますよ!

青いリンクの ffmpeg-win-2.2.2.zip を、クリックしてください。
FFmpeg ライブラリの ZIP 形式ファイルが、ダウンロードフォルダに保存されます。
「ffmpeg-win-2.2.2.zip」を、右クリック>すべて展開で、展開すると「ffmpeg-win-2.2.2」フォルダがでてきます。
ダブルクリックして、なかを開いてみましょう。
Audacity の FFmpeg 導入・インストールで使うのは、「avfomat-55.dll」です。
ステップ2で、使いますよ!

ここまでで、ステップ1「Audacity 推奨の FFmpeg ライブラリをダウンロードする」作業は完了です。
【ステップ2】Audacity の環境設定のライブラリをひらく
ステップ2は、Audacity の環境設定のライブラリをひらきましょう。
Audacity メニューの編集 を、クリックします。
つづけて 環境設定 を、クリックしてください。
「Preferences 画面」がでてきますので、ライブラリ をクリックしてください。
「FFmpeg 取り込み/書き出しライブラリ」が表示されたら、オッケーです!
ここまでで、ステップ2「Audacity の環境設定のライブラリをひらく」の作業は完了です!
【ステップ3】FFmpeg ライブラリを Audacity で読み込む
ステップ1は、FFmpeg ライブラリを Audacity で読み込む作業です。
「FFmpeg 取り込み/書き出しライブラリ」にある場所を指定 を、クリックしてください。
「FFmpeg の場所を指定」するウィンドウが、でてきます。ステップ1で、

と言っていた「avfomat-55.dll」の場所を、Audacity に教えてあげます。
参照 を、クリックしてください。
ファイルの場所をクリックして、「avfomat-55.dll」の保存されている場所を探してください。
今回はダウンロードフォルダに保存してあるので、 PC をクリックして、ダウンロードフォルダ の順で出てくるはずですよ。
「ffmpeg-win-2.2.2」フォルダを見つけただけだと、「avfomat-55.dll」が表示されません。
「ファイルの種類」をクリックして、 Dynamically Linked Libraries(.dll) を選択してください。
「.dll」ファイルが、表示されるようになります。
- 「avfomat-55.dll」を、クリックして選択
- 開くをクリック
「FFmpeg の場所を指定」のウィンドウに戻ります↓
OK を、クリックしてください。
「Preferrences」ウィンドウに戻ります↓
OK をクリックしてください。
ここまでで、ステップ3「Audacity の環境設定のライブラリをひらく」の作業は完了です!
FFmpeg の動作をチェックする
ステップ3は、FFmpeg の動作をチェックしてみましょう。
Audacity メニューのファイル をクリックします。
書き出し にマウスカーソルをあわせて、音声の書き出し をクリックしてください。
「音声の書き出し」画面がでてきます。
ファイルの種類よこの選択ボックスを、クリックしてください。
選べる拡張子のリストが、たくさんでてきます。
Opus(OggOpus)Files(FFmpeg) を、クリックしてください。
今回は検証なので、フォーマットオプションはそのままでオッケーです。
ファイル名よこの 保存 を、クリックしてください。
拡張子 Opus の音声ファイルが、書き出されます。音楽プレイヤーで再生して、問題なく音がでていればバッチリです。
ちゃんと、FFmpeg が導入されている証拠ですよ!
これで、FFmpeg の動作をチェックする作業は終了です。
設定を変更するだけで、FFmpeg の導入・インストール作業は終了です。ですが、ほんとうに稼働するのか不安になりますよね?
Opus は FFmpeg が入っていないと、Audacity で書き出すことができない拡張子になります。導入せずに書き出すと、こんな感じの警告がでてきます↓
「FFmpeg の場所を、教えてください!」って、ウィンドウで質問されます。導入していないので、OK をクリックすると...
メッセージ「互換性のある FFmpeg ライブラリが見つかりません。」と表示されてしまします。今回の3ステップで、FFmpeg を導入すれば表示されなくなります。なので apus で書き出すと、FFmpeg がちゃんと動いているのかチェックすることができますよ。
FFmpeg のフォルダを移動すると、読み込めなくなる?
FFmpeg のフォルダを移動すると、読み込めなくなるのでご注意ください。
今回の検証では、ダウンロードフォルダに「ffmpeg-win-2.2.2」を保存しました。
なので「ffmpeg-win-2.2.2」フォルダを、別の場所に移動すると、あらためてステップ3「FFmpeg ライブラリを Audacity で読み込む」を行う必要があります。
フォルダの位置を変更するのが面倒だという人は、インストーラーを使うといいかもしれませんね!

まとめ
- 【ステップ1】Audacity 推奨の FFmpeg ライブラリをダウンロードする
- 【ステップ2】Audacity の環境設定のライブラリをひらく
- 【ステップ3】FFmpeg ライブラリを Audacity で読み込む
※ あらためてステップ1からトライする人は、「Audacity で、FFmpeg を導入する方法【3ステップ】」をクリックしてください。記事の上部まで、移動できますよ!
Audacity で、FFmpeg を導入する方法を、解説させていただきました。
3ステップの手順通りにやることで、だれでもかんたんに FFmpeg を導入することができますよ。動画の音声を扱うこともできるようになるそうなので、わたしもぜひ検証していきたいと思います。
それでは、今回はこの辺で!? そのほか、歌ってみた系の記事は「歌ってみたカテゴリ」にまとめておきました。気になる人は、ぜひチェックしてみてください!
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参照元:Installing FFmpeg for Windows - Audacity Manual
※画像:操作画面より引用させていただきました
※掲載内容は記事作成時のものであり、現在は変更になっている場合があります。あくまでも、自己責任にてご参考にしていただきますようお願いいたします。