[テルアビブ 15日 ロイター] - イスラエル政府は15日、新型コロナウイルス感染予防のための規制を21日から一段と緩和すると発表した。ショッピングモールなどの営業を再開するほか、ワクチン接種を完了した人や免疫を獲得したとされる人のレジャー施設利用を認める。
イスラエルでは、国民の約43%が米ファイザー製のコロナワクチンの接種を少なくとも1回は受けており、政府は、昨年12月27日に導入したロックダウン(都市封鎖)措置を段階的に解除している。
ネタニヤフ首相は15日に声明で、ショッピングモールや屋外市場、図書館、美術館を21日から再開すると発表した。
また、新型コロナウイルスの免疫を獲得したとみなされる証明「グリーン・パス」保持者のスポーツジムやホテルなどのレジャー施設利用を認める。
当局は当初、23日からグリーン・パス保持者のレジャー施設利用を再開する予定だったが前倒しした。
イスラエルでは、約900万人の人口の30%がファイザー製ワクチンの2回の接種を今月中に終える予定。来月には50%の接種を完了させ、経済活動をさらに再開させることを目指している。
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