小説書きの小説嫌い
ひとつネタを。
趣味ながらにある程度文章を書く人間は数多おりますが、その人々は生まれていきなり何の脈絡もなく文章を書き始めたわけではないでしょう。
日記を書くものは日記というものを知って書くわけでありまして。
小説を書く物は小説というものを読んで、そしてそれが楽しいと感じるから書き始めるのであります。
ご多分に漏れず、自分もその道を通りました。
小学生の時は毎日のように小説を読んでいましたし、中学・高校になっても頻度は減っても読み続けていました。
小説のようなものを書こうとしたのは多分中学校の頃でしょうか。
それも物語や小説がオモシロイと思ったからこそです。
さてさて、月日は経ちまして。
大学も出て社会人になりまして、小説よりも実用書を……
などと書きながらこれではいつまで経っても話が進まないことに気がついたので、さっくり飛ばします。
要は、小説をある程度の量を書くようになると、
とりわけノリノリで書けるようになると、
そしてノリノリで書いているときのイメージの湧き上がりを体験すると、
自分の中で「小説の楽しみ=イメージの湧き上がり」になってきてしまったのです。
小説を読んで展開を追っていく作業よりも、自分の中で湧いてくるイメージが面白く思えてきます。
そうなると、
・小説を全部読むより、ワンシーンだけ見てイメージを広げていくほうが楽しい
・小説を全部読むと、他者にイメージを制限されてしまう(ここからこういう斜め上展開なら楽しいのに~でもこういう展開ですか)のでなぜかがっかりしてしまう
・だいたい想定の範囲内で楽しめない
ってなことになります。
昔は純粋に物語の筋を追って楽しんでいたのに、なんでこんなにひねくれてしまったんでしょう。
こういう人……他にいますか~?
(イメージの広がるワンシーンだけの小説とかちょっと欲しくなるかも)