ビル・ゲイツ氏、外国人に与えられる最高の栄誉「旭日大綬章」を受章。技術革新とグローバルヘルスの進歩に対する貢献として
日本政府は令和2年春の外国人叙勲において、マイクロソフトの共同創設者でありビル&メリンダ・ゲイツ財団の共同議長であるビル・ゲイツ氏に「旭日大綬章」(きょくじつだいじゅしょう)を授与すると発表しました(在シアトル日本国総領事館のプレスリリース、外務省発表の外国人叙勲受章者名簿(PDF))。
旭日大綬章は外国人に与えられる賞として最高の栄誉です。同氏への叙勲は、同氏の世界的な技術革新とグローバルヘルスの進歩に対する貢献によるものとされています。
ゲイツ氏はハーバード大学の学生だった1975年にポールアレン氏と共同でマイクロソフトを創設。BASIC、MS-DOS、Windows、Excelなど世界を大きく変えるソフトウェアを提供するとともに、同社を世界最大のソフトウェア会社の1つに成長させました。
2000年1月に同社CEOを退任、その後慈善事業のためのビル&メリンダ・ゲイツ財団を設立します。
そしてグローバルヘルスの分野において、2000年のG8九州・沖縄サミットで日本の提案を受けて設立された世界エイズ・結核・マラリア対策基金、野口英世アフリカ賞、グローバルヘルス技術振興基金(GHIT)での日本との協働、2008年のG8北海道洞爺湖サミットでグローバルヘルスのアジェンダを促進するうえでのゲイツ氏の個人的な関与、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会における「スポーツ SDGs」への取り組みに関するパートナーシップなど、日本の取り組みへの支持と協働などを行ってきました。
こうしたことにより日本政府は、外国人に与えられる賞として最高の栄誉である旭日大綬章を同氏に授与し、同氏の卓越した功績を顕彰するとしています。
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