今回、「企画運営会」を取材してきました!
まず、皆さんはイベント企画サークルと聞いてどのようなサークルを思い浮かべますか? 私は他大学と合同でバーベキューや飲み会を開いているサークルを思い浮かべます。ですが、今回取材させていただいたサークルは、他大学の学生を巻き込んで、ステージでお笑いコンテストなどの大きな企画を開催するといった、一風変わったサークルです。
今回、終始和やかな雰囲気で、取材を受けてくださったのは、
尾花英之さん (工学域電気電子系学類3年・代表)(写真真ん中)
赤井亮太さん (工学域電気電子系学類3年・広報)(写真左)
三角聡さん (京都大学工学部地球工学科1年・技術)(写真右) の3名です。
●団体について簡単に教えてください!
僕たちは「企画運営会」という名の団体で、主に大学生お笑いコンテストという、他大学も巻き込んだお笑いコンテストについて、その中のコラボ企画や、コンテスト自体をどう作るかを企画し、日々活動しています。
活動内容としては、全体では主に内部のメンバーでコンテストの枠組みを決めるための話し合いをしています。話し合いをして枠組みを作った後に外部に呼び掛けてコンテストに出てもらいます。役割を持っている人は、広報ならTwitterで宣伝するための短い動画やチラシを作ったり、技術なら投票用のシステムを作ったりしています。この2年間はお笑いコンテストを企画していましたが、これからはまた違う企画もやってみようかなと考えています。
●活動を始めたきっかけは何ですか?
尾花: 今までになかった新しいことをしたいというのが最初の思いでした。僕は高校時代に漫才をしていたので、その経験を活かして、お笑いコンテストならとりあえずできるかなと思って、色々な人に声をかけたり、紹介してもらったりしてるうちに、技術や宣伝ができる人が集まっていきました。
赤井: 僕は結構適当で、特に企画の内容がどうこうというよりは、尾花君自身の人格、人徳を見て、面白いことやってくれそうやなっていう期待をして、僕もそれに関わりたいなっていうのがありました。
三角: 新しいことを始めたいと思っていたのが理由です。1年間府大で過ごしてきて、だいたいコミュニティが固まってきて、毎日が退屈になってきたところに、僕と尾花君の共通の知り合いから、尾花君がこういうことを始めたくて、技術を持っている人を探してるという話がきて、飛びつきました。
●この団体の魅力は何ですか?
自分が面白いと思ったことは何でもみんなで共有できる距離の近さです。たとえば、お笑いコンテストの予選でWEB投票をした後、Twitterに遷移する仕組みを作れるんじゃないか、という提案を三角君がしてくれたこともありました。このアイデアが実現したことによって、投票してくれた方がお笑いコンテストの情報をTwitterから発信することが簡単になって、宣伝にもつながりました。
このように、みんなの発想から生まれた仕組みとか、企画とか、こうすれば面白いんじゃないかということを一人一人が考えて、みんなで議論しあえるっていうのがこの団体の魅力です。メンバーは個性的な人が多くて、刺激をたくさん受けることができます。けど不思議と居心地は良いんですよ。メンバーの仲はとてもいいです。
●これまでに2回開催している大学生お笑いコンテストの魅力は何ですか?
他の大学なら、その大学のお笑い団体が、自分たちだけが出演する企画としてステージをやっていることが多いです。ですが、僕たちの大学生お笑いコンテストでは、参加者は全国各地からエントリーできる仕組みなので、全国各地から全然知らない人達が一堂に集まって戦える環境があるのが魅力です。普段内向きにやっているライブとかではできないことができるコンテストにはなっているかなと思います。ちなみに去年の優勝者は静岡からエントリーしてくれた人でした。静岡の人と大阪の人が同じステージに立つっていうのはなかなかないことだと思うので、魅力じゃないかなと思います。それと、お笑い団体じゃないところが主催したお笑いコンテストというのはなかなかないんじゃないかと思います。まあたぶん外から見たらちょっと変な団体だとは思いますね(笑)
●この活動を通して学んだことはありますか?
尾花: あまり偉そうに書かないでくださいよ?(笑)
やっぱり、仲間を集うっていうのは大事なんじゃないかと思っています。僕もこの企画を始めようと思ったときに、一人じゃ到底できないと思ったので、身近にいる友達とかから声をかけ始めたら、友達の友達、例えば三角君みたいな技術をすごく持ってる人に繋がった、とか。こういう企画は人が集まって初めてできることだと思うので、それこそ、自分から周りを巻き込んでいく、まずは友達を巻き込むっていうのが大事なんじゃないかって思います。そこで、何をやりたいか、とか、何を思っているのか、とかを正直に話すと、それに共鳴してくれる人って同じ大学生だったら絶対いると思います。だから、まずは自分の周りの人を巻き込む。恥ずかしいですけど(笑)そうやって周りを巻き込めるくらい熱いものがあればいいんじゃないですかね。
●最後に読んでくれている人に何か一言お願いします!
三角: 大学に入って、何か自分でオリジナリティのあることをやりたい人は尾花君みたいに周りの人に声掛けていったらいいかもしれませんね。僕たちができたってことはそういう環境があるっていうことですからね。
尾花: 大学はやっぱり何か新しいことに挑戦するときに仲間を集められる場所だと思います。府大生は一見おとなしいけど、中に熱い気持ちを秘めている人、実力がある人が多いと感じます。何かをやろうってなったときにそれを形にできる人は周りにいると思うので、そういう人を集めて好きなこと、新しいことを始めてみたらいいんじゃないでしょうか。
大学は高校よりも社会に近いところで大きいことができると思います。その分お金の問題とか、怖い現実に直面することも多いけど、やりたいことがちゃんと形になると思うので、もし何かやりたいことがある人がいるなら、頑張ってほしいです。仲間を集めてみると面白いことが起きる……かもしれません(笑)
後日、友好祭で行われた大学生お笑いコンテストの決勝大会に招待していただきました! 至る所から笑いが溢れるとても楽しい時間でした。「企画運営会」の皆さん、ありがとうございました!
【取材日:2018年5月7日、2018年5月26日】
【取材:上村洸瑠 MICHITAKERs 工学域電気電子系学類3年
崎山琴音 MICHITAKERs 現代システム科学域知識情報システム学類2年
國廣美桜 MICHITAKERs 現代システム科学域知識情報システム学類3年】
※所属・学年は取材当時