林原の岡山駅前土地売却先、イオンモールが最有力

会社更生手続き中のバイオ企業、林原(岡山市)がJR岡山駅前に所有する約5万平方メートルの土地の売却先にイオンモールが最有力となっていることが分かった。大型商業施設の建設計画を提示している。購入額は200億円程度とみられる。

イオンモールが9日、林原の管財人による入札に参加していることを認めた。同社はイオンモール倉敷を16日に増床するが、「岡山市周辺への出店余地は大きい」という。岡山市が敷地内にコンベンション施設を建設する構想を持っていることについては「構想は承知している。購入が決まってから市側と交渉することになる」としている。

関係者によると、入札にはイオンモールのほか、大手デベロッパーなど数社が参加。提示額と計画内容からイオンモールが最有力となったもようだ。岡山市のコンベンション施設構想は8月に高谷茂男市長が発表した。イオンモールの当初計画からの見直しが必要になっているとみられる。

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