「テレビに出てほしくない」、コロナ情報発信する医師の診療所に中傷の紙…67歳女逮捕

読売新聞 / 2021年2月17日 20時12分

 新型コロナウイルスについてテレビなどで情報発信している倉持仁医師(48)が院長を務める診療所「インターパーク倉持呼吸器内科」の施設に中傷する紙を貼りつけたとして、栃木県警は17日、宇都宮市北若松原、無職の女(67)を信用 毀損 きそん の疑いで逮捕した。同診療所には1月にカッターの刃が送りつけられる事件も起きており、県警が捜査している。

 発表によると、女は1月16日午後10時頃、同市中島町の同診療所で、駐車場のポールなど3か所に「コロナが拡大したのは、インターパーク内科がテレビに出たから」などと虚偽の内容を記載した紙を掲示し、診療所の信用を傷つけた疑い。調べに対し、「テレビに出てほしくなくて、抗議をした」と供述しているという。

 倉持医師は取材に対し、「(逮捕が)中傷の抑制につながればいい。情報発信は続けていく」と話した。

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