県内公立高校の入学試験「2020年度共通選抜」が14日に始まり、全153校で緊張した表情の受験生たちが試験問題に向き合った。19日まで面接や特色検査が行われる。
県教育委員会によると、学力検査の受験者数は全日制149校で計4万6926人。平均競争率は1・17倍で、競争率が最も高かったのは県立横浜翠嵐の1・89倍だった。募集人員に達しなかった学校は37校あった。
定時制は27校に1462人(平均競争率0・55倍)、通信制は2校に361人(同0・30倍)がそれぞれ受験した。
インフルエンザに感染した生徒らを対象にした追検査は20日に実施。合格発表は28日。
県立横浜緑ケ丘高校(横浜市中区)ではこの日、395人が受験した。受験生は付せんがたくさんついた参考書などを手に正門をくぐり、真剣な表情で午前9時20分からの外国語(英語)の試験に取り組んだ。