Up-and-Coming Girls of 2018 : REINA WASHIO
短期連載「2018年の女性たち」。E-girlsから6人目はボーカル、鷲尾伶菜! 文・沖浦裕明(GQ) 写真・佐藤航嗣(UM) スタイリング・佐山みき(LOVABLE) ヘアメイク・福田翠、大貫希代美、加藤恭子、永井友規、岩淵賀世(以上Luana)、山田花苗(Allure)
鷲尾伶菜は2018年、パワフルなボーカルでE-girlsの全国7都市15公演のアリーナツアー「E-girls LIVE TOUR 2018 ~E.G. 11~」を引っ張った。根っからの音楽好き、とくにロック好きだ。2018年もロック・ミュージシャンの音楽ライブに足を運んだと話す。
「私はどのアーティストが好きというよりかは『誰の何の曲!』とピンポイントで好きになることが多いです。最近はGlim Spankyさんのライブを観に行きました。映画『鉄の子』(2016)の主題歌だった「大人になったら」がきっかけで知って、独特のかすれ声に惹かれました。荒々しいロックを歌える女性には憧れるし、ギターのフレーズもカッコよくて、弾けるようになりたいなと妄想しています(笑)」
夜な夜な妄想を膨らませていると話す彼女は、定額音楽配信サービスの企画で「夜一人の時のプレイリスト」を公開している。E-girlsの曲もあればGlim Spnakyの「愚か者たち」、椎名林檎の「ギブス」「丸ノ内サディスティック」などという、荒々しい曲調のタイトルも含め全19曲が並ぶ。夜の過ごし方は?
「寝るのがけっこう遅いんです。日によっては3時とか4時まで趣味を嗜んでいます。趣味って、ゲームですね(笑)。最近は『ファイナルファンタジーXIV(FF14)』や『モンスターハンター』をプレイしています。両方オンラインです。読者の皆さんとオンライン上で出会うことがあるかもしれません(笑)」
ギターを弾けるようになりたいというので、憧れの職業を聞いてみた。
「カッコよく見えるのは、エンジニアさん! 音楽がいちばん身近ですが、エンジニアさんは何についてもいらっしゃいますよね。縁の下で支えてくれるキーになる方々だと思っていて、無言で最高の仕事をこなす職人さんはカッコいいです。そういう人ってアピールしてこないんですよ。能ある鷹は爪を隠すっていうんですかね? 仕事に取り組む姿勢でその人の人生の歴史や重みも見えてくる気がします」
PROFILE:
鷲尾伶菜
1月20日生まれ、佐賀県出身。16歳の時からLDHのダンス&ボーカルスクール「EXPG STUDIO」福岡校に通う。2011年の「VOCAL BATTLE AUDITION3」のボーカル部門で合格してFlowerとE-girlsのボーカルに。2019年1月23日にFlowerの新曲「紅のドレス」が配信リリース。2019年2月からE-girls/Dream Ami/Dream Shizuka/Happiness/Flower/スダンナユズユリーのE.G.family全6組が集結する26都市33公演のホールツアー「E.G.POWER 2019 〜POWER to the DOME〜」を行なう。