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日本の感染状況
新型コロナウイルス
全国で新たに確認された感染者数は2月15日は965人だった。1000人を下回るのは昨年11月16日以来。7日移動平均では1447人となり、昨年11月14日以来、約3カ月ぶりの少ない水準となった。
2021/2/16 10:53 最終更新
東京都
新規感染者数
人
2月15日は東京都で新たに266人の感染者が確認された。7日移動平均は379人になっている。1日あたり感染者数は1月7日の2520人が過去最多。ピーク時は1週間に1万3028人の感染者が見つかっていた。
新規感染者のうち経路不明者の比率
%
東京都の感染者のうち、感染経路が分からない人はどれくらいの比率なのか。7日移動平均で経路不明者の比率を見てみると、2月15日時点で48.9%になっている。政府の分科会は50%以上なら感染段階が1から4まであるステージの3、4に該当するとしている。
直近1週間の年代別感染者
(2月15日時点)
20代
18%
30代
16%
60歳以上
30%
その他
36%
東京都で直近1週間に見つかった感染者を年代別に見てみる。20~30代の比率が合計で34%と高いが、重症化リスクの高い60歳以上も30%を占めている。
入院患者数
人
東京都の入院患者は2月15日時点で2341人だった。前日から68人減った。東京都はコロナ患者用に4900床を用意しており、使用率は47.8%となっている。
重症患者数
人
東京都の入院患者のうち、人工呼吸器や体外式膜型人工呼吸器(ECMO)を使っている重症者は2月15日時点で97人いる。前日から6人減った東京都はコロナ患者用に315床を用意しており、使用率は30.8%となっている。厚生労働省の重症基準は集中治療室(ICU)の患者を含めるが、東京都は除外している。
検査の陽性率
%
東京都で検査を受けた人数に占める陽性者の割合(陽性率)は2月14日までの7日平均で4.7%となっている。東京都は感染経路や濃厚接触者を追跡する調査を縮小しており、調査結果に影響している可能性もある。政府分科会は10%を超えると感染状況がステージ3(感染者の急増)、ステージ4(爆発的な感染拡大)に相当すると見ている。
全国の感染状況
新規感染者数
- 0
- 1
- 10
- 20
- 50
- 100
2月15日に新たに確認された国内の感染者は965人だった。前週の同じ曜日から252人減った。91日ぶりに1000人を下回った。1日の感染者がどのように増えたり減ったりしているのか、都道府県別のヒートマップで見てみる。色が赤く、濃いほど感染者が多いことを示す。
都道府県別
のデータを表示する
大阪府の新規感染者
人
大阪府のベッド使用率
%
大阪府の感染者、回復した人、死者の数
人
大阪府の人口10万人あたりの感染状況
人
(2月14日時点)
大阪府のPCR検査人数
人
全国
首都圏1都3県とその他の新規感染者数
- 首都圏
- その他
人
1日に確認された感染者の数をみてみる。2月15日は965人だった。このうち首都圏は567人だった。空港検疫では1人が見つかった。全国の新規感染者の7日移動平均は1448人と、1週間前に比べて698人(32.5%)減って減少傾向を示している。1日の感染者数は1月8日の7949人が過去最多になっている。
首都圏1都3県とその他の累計感染者数
- 首都圏
- その他
人
全国の累計感染者は2月15日時点で41万7670人になった。そのうち、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)が48.7%を占める。空港検疫で見つかった人は累計で2195人になった。月別の感染者数は2021年1月の15万4929人が最多になっている。
首都圏1都3県とその他の新規死者数
- 首都圏
- その他
人
2月15日に国内で新たに確認された死者数は73人だった。首都圏の死者数は32人で全体の43.8%を占める。7日移動平均の死者数は76人で、1週間前に比べて20.9人減った。1日の死者数は2月10日の121人が過去最多になっている。
首都圏1都3県とその他の累計死者数
- 首都圏
- その他
人
累計死者数は2月15日時点で7043人となり、感染者の1.7%が亡くなった計算になる。全国の累計死者数のうち首都圏は2572人。第2波からは地方での死者が増え、20年8月28日以降は首都圏の割合が5割を下回っている。月別の死者数は1月の2261人が過去最多になっている。
感染者、回復した人、死者の数
- 感染している人
- 死者
- 回復した人
人
累計感染者を現在感染している人、回復した人、死者に3分類した。感染している人は、累計感染者から回復した人と死者を引いて計算した。2月14日時点の感染している人は、前日から884人減って2万6817人だった。1月31日の過去最多(7万5862人)からは4万9045人減った。累計感染者の92%にあたる38万2938人が退院したり、療養期間を終えたりして回復している。
重症者数
人
厚生労働省によると、2月14日時点の全国の重症者数は前日から10人減って658人だった。重症者数は減少傾向にある。2020年秋以降に本格化した第3波で、全国の重症者数は第1波のピークだった20年4月30日の328人を11月下旬に超えた。足元では第1波ピークの2倍になっている。過去最多は1月26日の1043人。
感染者の年代別比率
%
感染者の年代別比率(不明分除く)を1週間ごとの推移でみてみる。厚労省によると、2月10日までの1週間に確認された感染者のうち、20~30代が28.8%で前週比0.5ポイント減った。重症化リスクが高い60歳以上の割合は32.8%と前の週から0.3ポイント増えた。
入院患者のベッド使用率
(2月10日時点)
ベッド使用率(%) | 入院者数 | ベッド数 | |
---|---|---|---|
沖縄県 | 74.0 | 350 | 473 |
千葉県 | 70.6 | 815 | 1154 |
福岡県 | 69.0 | 505 | 732 |
埼玉県 | 68.8 | 909 | 1321 |
兵庫県 | 55.4 | 465 | 839 |
三重県 | 53.6 | 200 | 373 |
東京都 | 53.0 | 2595 | 4900 |
大阪府 | 51.2 | 997 | 1948 |
群馬県 | 46.0 | 157 | 341 |
愛知県 | 44.2 | 537 | 1215 |
厚労省資料で、都道府県が確保している病床数に対する入院者数の比率を算出して上位10位を並べた。2月10日時点で、8の自治体が50%を上回っている。重症者用の病床に限ると、4の自治体が50%を超えている。各都道府県が最大で確保できる病床数で計算した使用率が50%を超えると、政府分科会が示す感染状況で最も深刻な「ステージ4」に相当する。厚労省資料の病床数と、実際の病床数とにズレがある自治体もある。
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数
人
(2月15日時点)
直近1週間の人口10万人あたりの感染者数を都道府県別に見てみる。2月15日時点で東京都が19人と最も多い。ただ、25人以上になっている都道府県はない。この数値は政府の分科会が感染状況をステージ1から4までに分ける目安にしており、15人以上ならステージ3、25人以上ならステージ4に分類する。
人口10万人あたりの累計感染者数
人
(2月15日時点)
都道府県別の累計感染者数を人口10万人あたりで見てみる。グラフは上位10位を並べた。東京は2月15日時点で773人に達した。全国平均は331人になっている。
年代別の感染状況
人
(2月10日時点)
厚労省によると、2月10日時点で70歳以上の死者は5389人で、全世代の累計死者の87.8%を占める。感染者のうちで亡くなった人の比率を示す致死率は、60代は1.4%、70代は4.7%で、80歳以上になると12.5%と高くなる。30代以下の死亡者は17人と少ない。
年代別の人口10万人あたり感染者数
人
(2月10日時点)
厚労省によると、2月10日時点で20代の累計感染者は9万0087人に達している。人口10万人あたりの感染者数も713.4人で突出している。30代も428.5人と多い。最も感染者が少ないのは10歳未満で10万人あたりで115人にとどまっている。
PCR検査の実施人数
人
PCR検査の実施人数を見てみる。検査人数は第3波が到来した2020年11月から増加傾向になった。足元では7日移動平均で4万8065人になっている。ピークは1月22日の7万4090人。休日などの要因で曜日によってバラつきがある。厚労省は20年9月29日から福岡県の民間検査機関なども集計対象に含めてそれまでの実施件数を一括計上したため、同日の数値が突出している。