特別研究員またはリサーチアソシエイト募集(W20270)
募集研究室
革新知能統合研究センター 社会における人工知能研究グループ AI利活用と法制度チーム
(チームリーダー: 中川 裕志)
研究室の概要
革新知能統合研究センターは、文部科学省が推進する「人工知能/ビッグデータ/IoT等の統合プロジェクト」を理化学研究所として実施するため、2016年度から10年のプロジェクトとして設置された研究開発拠点です。高度なコミュニケーションを支える革新的な人工知能技術を中核とし、IoTやビッグデータ解析など情報科学技術分野における最先端技術の研究開発を推進します。
社会におけるAI利活用と法制度チームでは、AIに係わるELSI、すなわち倫理、法制度、社会制度の研究を行っています。社会学的には社会におけるAIの在り方と開発方向性、ポストモダニズムを念頭においたAIの位置づけ、個人データの保護と利活用、などの学際的な研究を行っています。
研究チーム詳細は、下記研究室紹介ページをご参照ください。
AI利活用と法制度チーム
募集職種、募集人数及び職務内容
募集職種、募集人数
特別研究員またはリサーチアソシエイト 1名
原則、博士号取得5年以内の者を特別研究員として採用します。
- 特別研究員
- 博士号取得5年以内の者であり、上位職者の育成指導を受けて、チーム等の研究業務を実施する。
- リサーチアソシエイト
- 上位職者の育成指導を受けて、チーム等の研究業務を実施する。
採用後3年以内に博士号取得見込みであり、取得後は特別研究員として採用することを原則とします。その際、昇任審査を行う場合もあります。
職務内容
AIないしIT技術が社会の隅々まで行き渡り活用が促進されている現在、社会におけるAIないしその関連技術(IT技術、ロボットなど)の倫理的、法的位置づけを明らかにすることが本募集における職種で行う研究テーマである。倫理的、法的位置づけを考えるにあたっては、LatourやVerbeekなどのポストモダニズムが重要な哲学的基礎となるため、これに関する知見およびそれを応用する研究スキルを持つことが期待される。また、研究成果のアイデアはAIエージェントとして技術的に実装する方法が有力であるが、そのための概念設計も期待するテーマのひとつである。なお、AIが扱う個人データに関するプライバシー保護についての検討もチーム内の他のメンバーと協力して進めていただきたいところである。
応募資格
- 特別研究員の場合は、社会科学論もしくは関連分野で博士の学位を有する、あるいは採用日までに取得見込みであること。
- リサーチアソシエイトの場合は、採用後3年以内に社会科学論もしくは関連分野で博士号取得見込みであること。
- 特別研究員、リサーチアソシエイトのいずれの場合も、AI、社会科学論、AIエージェント、ポストモダニズム、AI倫理、社会ないし法制度、プライバシー保護に関する知識と研究スキルがある方。
- 積極性、協調性、柔軟性があり、臨機応変に対応できること。
- コミュニケーション能力があり、研究室内外の関係者と連携、協調して業務に従事できる方。
勤務地
事業所名及び住所
東京地区(東京都中央区日本橋1-4-1)
待遇
- 1.
- 特別研究員
- 年以内の複数年契約が可能な任期制職員で、評価により採用日から5年を迎えた年度末を上限として再契約可能。
- リサーチアソシエイト
- 単年度契約の任期制職員で、評価により採用日から3年を迎えた年度末を上限として再契約可能。博士号取得後、特別研究員に昇任可能。
- 2.ただし、能力、契約満了時の業務量、勤務成績、勤務態度、所属しているセンター等若しくは研究室等又は従事しているプロジェクトの存続及び当研究所の経営の状況、予算状況等により、再契約可能期間については変更になる場合もあります。また、原則として65歳を超えての再契約は行いません。
- 3.2013年4月1日以降、当研究所との有期雇用の通算契約期間が10年を超えることはありません。
原則として2ヶ月の試用期間有り。
給与は、経験、能力、実績に応じた年俸制で、通勤手当、住居手当の支給有り。社会保険の適用有り。
理研共済会(互助組織)に要入会。
専門業務型裁量労働制適用で、1日7時間30分就業したものとみなされます。
休日は、土日、祝日、年末年始(12月29日-1月3日)、当研究所設立記念日。
理化学研究所では、新型コロナウイルス感染拡大防止措置のため、時限的・特例的な対応として、在宅勤務を導入しています。研究所の指示により在宅勤務とすることがあり得ます。また、所属長の許可のもと、在宅勤務を選択することが可能です。
喫煙場所以外では敷地内禁煙。
その他、当研究所規程による。
- ※理化学研究所は、女性も男性も1人1人が能力を発揮できるよう様々な取組を行い、男女共同参画を推進しています。公正な評価に基づき能力が同等と認められる場合は、女性を積極的に採用します。
- ※日本学生支援機構奨学金(2003年度までに大学院第一種奨学生に採用されている場合)の返還特別免除の対象、科学研究費補助金の申請資格有り
応募方法及び締切日
提出書類
(日本語または英語)
- 1.履歴書(EXCEL 158.1KB)
(写真貼付、Emailアドレスは必須)
※履歴書右上の「公募番号」欄には、公募タイトルに記載されているW20270を記載してください
- 2.研究業績一覧(主要論文等3報に○印を付ける)
- 3.主要論文等3報のコピー
- 4.現職の所属長を含む推薦書2通
- ※現職の所属長から推薦書をもらうのが困難な場合は、第3者による推薦書。
- ※推薦書の宛名は、「革新知能統合研究センター センター長(英語:Director of RIKEN Center for Advanced Intelligence Project)」宛とし、推薦者の捺印もしくは署名が必要です。
- ※推薦者本人から、1)厳封の上、下記“書類送付先”へ郵送、もしくは 2) PDF化した捺印・署名済み推薦書を添付にて“書類送付先”へメールにて送付してください。
- 5.これまでの研究内容および研究計画提案(あわせてA4用紙3枚程度)
(着任後数年間の自らが考える研究計画と得られる成果を提案してください。) - 6.EU一般データ保護規則(GDPR)に基づく個人情報の取扱に関する同意書(PDF 428.9KB)
※欧州経済領域(EEA)に居住されている方のみ、上記の同意書をご提出ください。
EU一般データ保護規則(GDPR)の詳細は、下記をご参照ください。
European Commission(英語サイト)
応募方法
応募する方は、必ず事前にお問い合わせ先に照会した上で、提出書類をPDFファイルにて、お問い合わせ先アドレスまで送付してください。
メールのサブジェクトは「W20270_氏名_応募する職制」としてください。(例:W20270_理研花子_特別研究員)
また、推薦状を依頼するときには、「推薦状_応募者氏名」とするように依頼してください。(例:推薦状_理研花子)
- ※応募書類は返却できませんので予めご了承ください。
- ※審査内容、選考結果に関する個別の問い合わせはお受けできませんので、予めご了承ください。
締切日
候補者決定次第、締め切り
個人情報の取扱について
提出していただいた書類は、国立研究開発法人理化学研究所個人情報保護規程に則り厳重に管理し、採用審査の用途に限り使用されます。
これらの個人情報は正当な理由なく第三者への開示、譲渡及び貸与することは一切ありません。
選考方法
書類審査後、選考通過者のみ面接を実施します。
着任時期
2021年5月1日以降(応相談)
お問い合わせ先・書類送付先
〒103-0027 東京都中央区日本橋1-4-1
日本橋一丁目三井ビルディング 15階
理化学研究所 革新知能統合研究センター
Email: aip-saiyo [at] ml.riken.jp ※[at]は@に置き換えてください。
お問い合わせはメールでお願い致します。