汎心論


 汎心論(はんしんろん)(汎心説/汎霊論/汎霊説/アニミズム/パンサイケイズム)は、人間だけでなく、他の動物や植物や山や天体もが、意識や精神を持っているという説だ。汎神論と汎心論は同じでない。汎神論者は全ての精神が共存しているということを重視するが、それぞれの精神が独立しているということを重視する。しかしながら、汎神論と汎心論の両方を主張する宗教は多い。汎心論は日本の原始的な宗教である神道(しんとう)に多く見られる。その例として、大神神社(おおみわじんじゃ)は三輪山(みわやま)という山を礼拝の対象としている。物理学者であるニック・ハーバートは量子学の観点から汎心論を擁護している。