熊本県は15日、新型コロナウイルス対策本部会議を開き、感染拡大を受けて発出していた県独自の緊急事態宣言を18日に前倒しして解除することを決めた。熊本市中心部の酒類を提供する飲食店への時短営業要請も解除する。
蒲島郁夫知事は理由として「新規感染者が大幅に減少したことに伴い、病床使用率も改善した」と述べた。県は1月14日から2月7日の期間で宣言を発出。感染拡大に歯止めはかかったが、病床使用率が高止まりしたため、宣言を21日まで2週間延長していた。
熊本市の大西一史市長も15日会見し、1月10日に発出した市独自の「医療非常事態宣言」を県の宣言と同時に解除することを明らかにした。