第06話:通り過ぎる建物とあやしいおじさん (成功編)おじさんの連続ドーピング
ついに少年が自らの力(withドーピング)で帽子を掴むことが出来ました!
なんかちょっと連続ドーピングしすぎな気がしますが、きっと気のせいです!
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少女「帽子がとばされちゃった(棒読み)」
少年「も、もちろん、僕が取ってくるよ!」
少年は駆け出した。
帽子まで30メートル!
少年の走る目の前に、腐った材木が!
しかし、少年は腐った材木を軽々と飛び越えた。
(行ける、僕は行けるぞ!)
少年はそう信じて走り続けた。
帽子まで32.5メートル!
帽子まで35.0メートル!
おやしいおじさんが少年に声をかけた。
おじさん「おう、ボーズ、何を急いでいるんだ」
少年「帽子を追いかけているんです!」
おじさん「くっくっくっ、そうかい。こいつを舐めてみな」
少年はおじさんから渡された飴玉を口に放り込んだ。
少年は体中が熱くなった。
少年「ありがとうございます。でも、これなんですか?」
おじさん「気にするな。くっくっ、動きやすくなるぜ」
少年が走り出すと、少し速くなったように感じた。
帽子まで36.3メートル!
おやしいおじさんが少年に声をかけた。
おじさん「おう、ボーズ、何を急いでいるんだ」
少年「帽子を追いかけているんです!」
おじさん「くっくっくっ、そうかい。こいつを舐めてみな」
少年はおじさんから渡された飴玉を口に放り込んだ。
少年は体中が熱くなった。
少年「ありがとうございます。でも、これなんですか?」
おじさん「気にするな。くっくっ、動きやすくなるぜ」
少年が走り出すと、少し速くなったように感じた。
帽子まで36.4メートル!
少年はパン屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで36.5メートル!
少年はパン屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで36.6メートル!
風が変化した!
かなりの強風が吹いている!
帽子まで38.7メートル!
おやしいおじさんが少年に声をかけた。
おじさん「おう、ボーズ、何を急いでいるんだ」
少年「帽子を追いかけているんです!」
おじさん「くっくっくっ、そうかい。こいつを舐めてみな」
少年はおじさんから渡された飴玉を口に放り込んだ。
少年は体中が熱くなった。
少年「ありがとうございます。でも、これなんですか?」
おじさん「気にするな。くっくっ、動きやすくなるぜ」
少年が走り出すと、少し速くなったように感じた。
帽子まで39.6メートル!
帽子まで40.5メートル!
少年は小さな家の脇を駆け抜けた!
(駄目かも……いや、違う、自分を信じるんだ!)
少年は雑念を振り払って無心で足を動かし続けた。
帽子まで41.4メートル!
帽子まで42.3メートル!
走っている少年にローブをかぶった老人が声をかけた。
老人「おお、なにを急いでいるんじゃ?」
少年「帽子を追いかけているんです!」
老人「ふむ、わしが風を逆に吹かせてやろう」
老人「むむ……」
少年「早く早く!」
老人「ふぬわーーー!!」
魔法の力で帽子が40メートル戻ってきた!
しかし、老人が呪文を唱えている間に14メートル飛んでしまった。
合計で26メートル近づいた!
少年「おじいさんありがとう!」
少年はまた走り出した!
帽子まで17.199999999999996メートル!
帽子まで18.099999999999994メートル!
少年は崩れかけた廃屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで18.999999999999993メートル!
少年の走る目の前に、ひしゃげたゴミ箱が!
しかし、少年はひしゃげたゴミ箱をなんとか飛び越えた。
帽子まで19.89999999999999メートル!
少年は雑貨屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで20.79999999999999メートル!
少年の走る目の前に、ひしゃげたゴミ箱が!
しかし、少年はひしゃげたゴミ箱をなんとか飛び越えた。
帽子まで21.69999999999999メートル!
風が変化した!
それなりに強い風が吹いている!
帽子まで20.599999999999987メートル!
少年はあばら屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで19.499999999999986メートル!
少年は雑貨屋の脇を駆け抜けた!
帽子まで18.399999999999984メートル!
少年の走る目の前に、うずくまっているおばあちゃんが!
しかし、少年はうずくまっているおばあちゃんを錐揉み回転しながら飛び越えた。
帽子まで17.299999999999983メートル!
少年の走る目の前に、うずくまっているおばあちゃんが!
しかし、少年はうずくまっているおばあちゃんを軽々と飛び越えた。
帽子まで16.19999999999998メートル!
風が変化した!
それなりに強い風が吹いている!
帽子まで13.09999999999998メートル!
おやしいおじさんが少年に声をかけた。
おじさん「おう、ボーズ、何を急いでいるんだ」
少年「帽子を追いかけているんです!」
おじさん「くっくっくっ、そうかい。こいつを舐めてみな」
少年はおじさんから渡された飴玉を口に放り込んだ。
少年は体中が熱くなった。
少年「ありがとうございます。でも、これなんですか?」
おじさん「気にするな。くっくっ、動きやすくなるぜ」
少年が走り出すと、少し速くなったように感じた。
帽子まで8.79999999999998メートル!
帽子まで4.499999999999979メートル!
帽子まで0.19999999999997797メートル!
少年は帽子を掴んだ!
少年が喜び勇んで少女のもとに戻った。
少女「まぁまぁね」
少年は少女に認められた喜びに打ち震えた。
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