福島県や宮城県を中心に最大震度６強を観測する非常に強い地震が発生したことを受け、政府は関係閣僚会議を開きました。菅総理は、現時点で亡くなった人はいないと報告を受けていると明らかにしました。

　「これまで、福島県、宮城県などでけがをされた方が多数いらっしゃいますが、現時点でお亡くなりになった方はいないと、報告を受けている」（菅首相）

　午前９時すぎから総理官邸で行われた会議で菅総理は閣僚らにこのように述べ、亡くなった人の報告は現時点でないとしています。このほか、福島・宮城両県で発生した火災については鎮火しているほか、福島県内の停電も解消に向かっていることを明らかにしました。

　また菅総理は閣僚らに対して、被災自治体と引き続き緊密に連携し、余震や土砂災害などの２次災害への警戒や情報提供などに万全を尽くすよう指示しました。これに先立ち防衛省では幹部らを集めた会議が開かれ、終了後、岸防衛大臣は各地で大きな被害は確認されておらず、自衛隊への災害派遣要請も出されていないことを明らかにしました。